【契約審査】英文秘密契約書の契約審査
1.海外企業との秘密保持契約書の審査
先日、海外某企業との英文の秘密保持契約書の契約審査を受任したため、ここ数日にわけて取り組んでいる。難易度はそれほど高くなく私レベルでもおおよその和訳文作成はできるのだが、大意はともかくスマートでこなれた日本語に翻訳する作業にはいつも苦労する。英文契約書の翻訳作業に際して前職の元上司の言葉をいつも思い出すのだが、それは、「企業法務担当者は英文契約書の翻訳文を会社の経営陣が違和感なく読めるほどの完成度に仕上げなければならない」というものであった。従って、翻訳作業に際して、英文をガチガチに和訳するのではなく、時には柔軟な和訳が必要となるのだが、こればかりは数をこなしていくしかない。
2.英文契約書の契約審査プロセス
英文契約書の契約審査のプロセスは、
①原文の翻訳作業
②リスク特定と評価
③リスク対応の検討
④原文の修正作業
という流れになるのだが、私にとって最も骨が折れるのが④である。私の現在の法律英語力は、翻訳作業はともかくゼロから英文をスラスラと起案するレベルではない。従って、専門書やインターネットを使って四苦八苦している。企業法務担当者にとって英語の重要性は周知の事実であり、私も時間を見つけて勉強はしているのだが、この分野に関しては、まだまだ修行が必要である。
最後に英文の秘密保持契約書の契約審査を行う際に参考になりそうなサイトを発見したので、以下のとおりお知らせしたい。
http://www.rpip.tohoku.ac.jp/main/himitsu.html
http://www.shokusan-sien.jp/sys/upload/172pdf1.pdf
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