企業法務担当者のビジネスキャリア術

転職経験が豊富な企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【書評】「幻夜」東野圭吾(集英社)

何かの雑誌か何かで面白い本と紹介されていたので、以前から読みたいと思った本である。図書館で偶然見かけたので、早速借りて通勤時間を利用して読んでみた。これは確かに面白い。後半からはラストが気になって一気に読みきった。 本書は、立身出世のためには手段を選ばない美貌の悪女とそれを愛する男が悪事を行うという話なのだが、この悪女の個性がかなり強烈で、その行いが次第に明らかになるにつれて、なにやら薄ら寒いものを感じてくる。現実世界では、このような女性とはかかわりを持ちたくないものである(笑)。 なお、男性の心情部分は要所要所で明らかにされるのだが、この女性の内心部分は結局明らかにされない。従って、読み終わっても真相が完全に解明されず、なんだがスッキリしない部分もあるのだが…。 本書はドラマにもなった「白夜行」の続編的作品らしいので、機会をみつけて本書も読んでみたいと思っている。 blogram投票ボタン 1クリックお願いします!