企業法務担当者のビジネスキャリア術

東証一部上場企業に勤務する企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【書評】「自助論」S・スマイルズ(三笠書房)

1.目次  第1章 自助の精神/人生は自分の手でしか開けない!  第2章 忍耐/雨霜に打たれてこそ若芽は強く伸びる!  第3章 好機、再び来らず/人生の転機を見抜く才覚、生かす才覚  第4章 仕事/向上意欲の前にカベはない!  第5章 意思と活力/自分の使命に燃えて生きる!  第6章 時間の知恵/実務能力のない者に成功者なし  第7章 金の知恵/楽をするには汗をかけ!  第8章 自己修養/最高の知的素養は一日の仕事から生まれる  第9章 すばらしい出会い/人生の師・人生の友・人生の書  第10章 人間の器量/人格は一生通用する唯一の宝だ! 2.感想 本書は、経済評論家の勝間和代氏が様々なメディアで推薦している古典的な人生指南書であり、いわゆるテクニックやノウハウを紹介するビジネス書等とは確実に一線を画する。私たちが人生において成功を目指すためにとるべき心構え、精神的支柱、セルフ・スタンス等を歴史上の人物の発言を引用しながら紹介している。 例えば、第1章だけでも、
・「天は自ら助ける者を助く」外部の支援をあてにせずに、自分で自分を助けようとする精神こそ、人間が真に成長しようとする礎となるものである。 ・大切なのは、一生懸命働いて節制に務め、人生の目的をまじめに追求していくことである。 ・「最高の教育は、日々の生活と労働の中にある」人間を向上させるのは、文学ではなく生活であり、学問ではなく行動であり、伝記ではなくその人の人間性である。 ・立派な人間性を備えた人物は、自助の精神や目的へ邁進する忍耐力、めざす仕事をやり抜こうとする気力、そして終生変わらぬ誠実さを備えている。 ・「人間の優劣を決めるのは精一杯の努力である」骨身を惜しまず学び働く以外に、自分を磨き、知性を向上させ、ビジネスに成功する道はない。 ・貧苦は人間を立ち上がらせ、社会との戦いに駆り立てる。一方、安楽で贅沢三昧な生活は、苦難を乗り越える力を与えてはくれない。
という名言が数多く記されており、私も自分の印象に残った文章は自分のPC内に記録することにより、自分の知的資産としている。 本書を読むと、努力すること・向上心/忍耐心/克己心を維持すること・勤勉であることの大切さを改めて再認識することができる。ただし、先に述べたようにいわゆるテクニック本ではないため、これを読んだからといって即効的な効果はない。あくまで本書を読んで自分は何をどうすればよいのかを具体的に模索する努力を継続しなければならない点にご注意頂きたい。いわば、本書はスルメのように何度も咀嚼して味わう本なのだ。また、勝間和代氏も「10年後あなたの本棚に残るビジネス書100」において「本書を読んでその8割を実行することができれば、成功しない方がおかしい」という形で本書を紹介している。 いずれにせよ、本書は本ブログを訪れた全ての方にお勧めしたい。一読して絶対に損はない。自分にとって何かしら思うところ、インスピレーションを受けることは間違いないと考える。また、年末年始など少なくとも年に1回は本書を再読することをお勧めしたい。 blogram投票ボタン 1クリックお願いします!