1.こんな方にオススメ
・契約書の基本知識を習得したい方
・法務担当者の初級者の方
・たまに契約書を読むことがあるため、契約書のイロハを身につけたい営業マンの方
2.内容
第1章 ビジネス契約とは
第2章 ビジネス契約書の基本実務
第3章 具体的検討例
3.感想
本書は、タイトルのとおり契約書の基本知識を要領よくまとめた解説本である。契約書の定義・機能などからチェックポイント、モデル契約書までをコンパクトに解説している。契約書の体裁・形式(製本の仕方、
収入印紙、契約締結権限者など)についてもわかりやすく説明しており、初心者にもオススメだ。特に私が印象を受けたのが、著者の「契約書を①ビジネス条項、②
リスク管理条項、③定型条項の3つに分類する」というスタイルである。この考え方は、私も影響を受けており、現在の契約審査スタイルにも生かしている。また、ゼロから契約書を起案する際には、「
5W1Hの応用」(P52~P54)という視点も極めて参考になった。
そのようなわけで、本書は、今までごっちゃになっていた契約書に関する知識を改めて自分の中で再整理することに役に立った本である。本書は、2年ほど前に出版された本ではあるが、初心を忘れないためにも、私は年初や年度初めに読み返すようにしている次第だ。
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