1.ニュースより
報道によると、昨今の景気悪化のためか
奨学金の返済遅延件数が増加し、
日本学生支援機構による訴訟提起などの法的措置がとられるケースが急増しているという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100824-OYT1T00032.htm?from=nwlb
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20100824-OYT8T00278.htm
2.私も奨学金を利用していました
私も大学の学費に関して日本
育英会(
日本学生支援機構の前身的団体)の
奨学金を利用していた。このあたりはうろ覚えなのだが、確か
奨学金にも返済時に①利息がつけられないⅠ種と②利息が課されるⅡ種の2種類があったと記憶している。私は後者を利用していた。そして、最終的には利用者は、(利息のあるなしにせよ)
奨学金の返済義務を負うのだ。
私の場合、大学卒業後就職してから自分の給料から毎月14000円ほどを返済していたのだが、2年ほど前にこのペースで返済し続けるのも利息分がもったいないと考えて、貯金を下ろして残額を一括して返済したのである。この
奨学金という制度は、利用者がまず学費の給付という恩恵にあずかったうえで、学生が大学を卒業して社会人になって収入を持ってから、少しづつ返済していくというスキームである。これは、
義務を履行してから権利を享受するという
国民年金制度とは順番が逆転しているのが対照的だ。
ところで、私の周りには
奨学金の給付を受けながらも、これを返済していない者が何人かいた。中には「
奨学金なんか返済する必要はない」とうそぶく不届きな輩もいたのだが、このような人物には容赦なく法的措置を執行するのが望ましい。もちろん、失業や年収減といったやむを得ない事情で返済が困難な人たちには、何らかの緩和措置がとられるべきだろう。しかし、最終的には過去に受けた「恩」はきちんと返すことにより、次世代の学生に対する支援を行うべきではないだろうか。
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