ロースクールへ行く前に ― 司法試験合格後のキャリア不合格後のキャリア | |
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・ロースクールに入学するためには、何より多額の費用を要する。また、社会人の場合、キャリアが空白となるリスクがある。 ・新司法試験に不合格となった場合、年齢の高さ、職歴の無さから就職活動を行っても不利な一面があるのは事実である。 ・従って、司法試験から撤退する要件などもあらかじめ決めておくことが望ましい。 ・また、たとえ合格したとしても近年、法律事務所の求人件数は減少気味で厳しい就職活動を強いられる可能性がある。(以上、本文より抜粋)など、ここまでマイナス情報を含めて新司法試験の「リアル」について触れた本は珍しいと思う。その一方で、現役企業内弁護士、企業法務法務担当者等のインタビュー記事も章の間に掲載されており、非常に参考になる。中でも私が印象を受けたのは、NHKやウォルトディズニー・ジャパンの企業内弁護士の以下の言葉であり、さっそくメモさせて頂いた。
・新たなものをひらめくことができるのが、優秀な弁護士。そのためには、仕事への関連の有無を問わず、様々な経験を積むべき。 ・弁護士も、法律もツールに過ぎない。それを使って何を目指すかを考えることが極めて大事。このように、本書は、ロースクール関係者はもちろん、現役の法曹関係者にも何か得ることのできる一冊だといえよう。(厳密にはロースクールの入学自体に失敗したので、ロースクール関係者というと語弊があるかもしれないが)私も元関係者として興味深く読ませて頂いた。興味を持たれた方は一度目を通してみてほしい。 「人気ブログランキング」参加中です!1クリックお願いします!
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