企業法務担当者のビジネスキャリア術

東証一部上場企業に勤務する企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【書評】「ロースクールへ行く前に」More-selections(英知出版)/ロースクールおよび法曹関係者には一読の価値はあり

ロースクールへ行く前に ― 司法試験合格後のキャリア不合格後のキャリア
ロースクールへ行く前に ― 司法試験合格後のキャリア不合格後のキャリア株式会社More-Selections

おすすめ平均
starsロースクールを目指す人達へのガイドライン or 踏絵
starsロースクールに行く前だから
stars法曹志願者は必読
starsタイトルとおり・・・
stars法曹を目指す

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1.購読対象  ・ロースクールへの進学を考えている方  ・ロースクールに在学中の方  ・新司法試験から撤退し、就職を考えている方 2.内容 第1章 司法試験制度の現状と就職難 第2章 司法試験を目指す覚悟 第3章 ロースクールへ行く前に考えること 第4章 ロースクール生が考えること 第5章 ロースクール卒業後に考えること 第6章 キャリアビジョンを持つ 3.感想  本書は、たまたま図書館で見かけて借りてみた本である。どうやら著者は、司法試験経験者の人材紹介を行っている事業者のようだ。 http://www.legalmap.jp/ 従って、よくある資格ガイド本とは一線を画している。すなわち、資格のメリット・プラス面だけを列挙するのではなく、同じくらいの分量のネガティブ情報も掲載している点が珍しい。例えば以下のとおり。
・ロースクールに入学するためには、何より多額の費用を要する。また、社会人の場合、キャリアが空白となるリスクがある。 ・新司法試験に不合格となった場合、年齢の高さ、職歴の無さから就職活動を行っても不利な一面があるのは事実である。 ・従って、司法試験から撤退する要件などもあらかじめ決めておくことが望ましい。 ・また、たとえ合格したとしても近年、法律事務所の求人件数は減少気味で厳しい就職活動を強いられる可能性がある。(以上、本文より抜粋)
など、ここまでマイナス情報を含めて新司法試験の「リアル」について触れた本は珍しいと思う。その一方で、現役企業内弁護士、企業法務法務担当者等のインタビュー記事も章の間に掲載されており、非常に参考になる。中でも私が印象を受けたのは、NHKやウォルトディズニー・ジャパンの企業内弁護士の以下の言葉であり、さっそくメモさせて頂いた。
・新たなものをひらめくことができるのが、優秀な弁護士。そのためには、仕事への関連の有無を問わず、様々な経験を積むべき。 ・弁護士も、法律もツールに過ぎない。それを使って何を目指すかを考えることが極めて大事。
このように、本書は、ロースクール関係者はもちろん、現役の法曹関係者にも何か得ることのできる一冊だといえよう。(厳密にはロースクールの入学自体に失敗したので、ロースクール関係者というと語弊があるかもしれないが)私も元関係者として興味深く読ませて頂いた。興味を持たれた方は一度目を通してみてほしい。 「人気ブログランキング」参加中です!1クリックお願いします! にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 戦うサラリーマンへ
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