企業法務担当者のビジネスキャリア術

東証一部上場企業に勤務する企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【企業法務】法務部「業務改善」プロジェクト/中央経済社「ビジネス法務」に良い記事がありました。

ビジネス法務 2010年 12月号 [雑誌]ビジネス法務 2010年 12月号 [雑誌]

中央経済社 2010-10-21
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先日、会社で「ビジネス法務 12月号」を読んでいたのだが、特別企画として「コスト削減の波に打ち勝つ!法務部 業務改善プロジェクト」が掲載されていた。企業法務担当者にとって、なかなかためになる有益な内容であったので、その感想を述べたい。 1.契約審査の合理化手法とは 「激増する契約書チェックの合理化手法」(筆者 紀尾井坂テーミス法律特許事務所 弁護士 高崎玄太朗氏)だが、法務部門のメイン業務である契約審査について参考になる考察が寄せられている。特に、以下の箇所。
したがって、法務部においては、すべての契約書を同列に扱うのではなく、前提となる商取引のリスクを商取引の金額と債務不履行の可能性という2つの視点から評価した上で(できれば業務の実情に応じて契約書ごとにリスクを数値化する仕組みを整えることが望ましい)、リスクの大きさに応じて、契約書のチェックに割く時間と労力を傾斜配分していくことをお薦めする。(以上、本文より抜粋)
私も「なるほど」と思い、早速手帳にメモさせて頂いた次第。筆者が言いたいのは、契約書の表面上の文面にばかりとらわれるのではなく、その背後にある取引実態を正確に把握した上でリスクコントロールすることが大事ということ。文字どおり「木を見て森を見ず」はNG。私の場合、取引基本契約書の契約審査を行う場合、①相手方企業のHP、②自社の取引履歴データベース、③過去の契約関係、等の確認を行い、必要に応じて依頼担当者にヒアリングを行うようにしている。単なる文書修正屋になるのではなく、その背後にある取引の実態やリスクを正確に把握し、適切な対応を行うように戒めているつもりだが…。 また、同記事では、契約条項のチェックポントと判断基準をデータベース化することを推奨している。私の場合、以前の記事でも取り上げた契約審査用チェックポイントを契約類型ごとに整備しており、契約審査を行う際には、ツールとして活用している。 さらに、弁護士に契約審査を依頼する際には、漫然と「契約書チェックをお願いします」と依頼するのではなく、
したがって、必ず、自社がその契約を通じて実現しようとしている目的・相手方の属性・信頼度・懸念事項、法務部内において検討した内容等を十分に説明した上で、契約条項に追加修正すべき点がないかどうかを確認することを依頼するべきである。(以上、本文より抜粋)
と述べている。これについても、以前の記事において、弁護士に仕事を依頼する際には事前準備が大事ということで述べたかと思う。 2.まとめ 以上の通り、企業法務担当者にはなかなか参考になる良質の記事であったと思う。また、私自身、自分の手法が決して間違っていないことを再確認することができた。今後も定期的にこのような記事を掲載して頂く事を希望したい。 「人気ブログランキング」参加中です!1クリックお願いします! にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 戦うサラリーマンへ
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