企業法務担当者のビジネスキャリア術

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【書評】「人材コンサルタントに騙されるな!」山本直治(PHP研究所)/人材紹介会社のおかげで人生が大きく変わった私には印象的な一冊

人材コンサルタントに騙されるな! (PHP新書)人材コンサルタントに騙されるな! (PHP新書)
山本 直治

PHP研究所 2007-07-14
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1.対象読書層 ◆人材紹介会社にお勤めの方 ◆これから転職活動を行う予定のある方 2.目次  第1章 人材紹介会社って何?  第2章 人材紹介会社に対する誤解と真実  第3章 人材紹介業界生息日記―――悲喜こもごも  第4章 人材紹介会社の光と陰  第5章 新説 人材紹介会社の選び方  第6章 人材紹介会社――「我が世の春」の終わりは来るか 3.感想 先日の記事では、人材紹介会社について取り上げたが、その後、たまたま近所の中古本屋で本書を発見し、タイトルに興味を持って思わす購入してしまった。プロフィールによると、著者は元来、国家公務員であったが、某人材紹介会社の人材コンサルタントに転身したという異色の人物である。 本書では、まだまだ世間から誤解されることも多い人材紹介会社について、その内情がつぶさに説明されている。特に第5章において、求職者が人材紹介会社を利用するときに注意するべきポイントを以下のとおり指摘しており、「なるほど」と思わされた次第。
<人材紹介会社を選ぶ際のポイント> ①人材紹介会社がもつ機能と提供してくれるサービスを十分理解すること ②自分が人材紹介会社に求める機能・サービスを明確にすること ③自分が求める機能・サービスを提供してくれる人材紹介会社を探すこと (本書より抜粋)
特に、私にとって印象的だったのが、著者が人材紹介業とは「空振り」が数多く発生する「徒労ビジネス」であると称している点。すなわち、人材紹介業としての売上げは、コンサルタント自身ではなく応募者自身の努力や結果に依存するため、そのビジネスモデルはどうしても他力本願的となってしまう。そのため、応募者の選考の合否には直接的な影響力(コントロール)を及ぼすことができない。そのため、どんなに応募者のために手を尽くしたとしても、選考が失敗すると、これまでの努力が水の泡となってしまう。また、本人が他社を経由して転職に成功したり、転職活動そのものを断念した場合、人材紹介会社には一円の手数料も入ってこない。そのようなことが相次ぐとコンサルタントとしてモチベーションがおおいに下がるのだという。 また、勤務環境もそれなりに過酷だ。ハローワークと違って、応募者は在職しているケースがほとんどのため、平日夜や土日に面談を行うなど自分の時間をある程度犠牲にせざるを得ない。私も過去に人材紹介会社のコンサルタントと打ち合わせをしたのは、ほとんど土曜日であった。多い日は3社を回って、それぞれのコンサルタントと打ち合わせを行ったこともある。 なお、「現在(=本書の執筆時点)は好景気の恩恵を受けているが、不景気になると中途採用は激減するため、人材紹介会社の売上は激減する。大手はともかく、中小は生き残れないところも出てくるはず」と問題提起を行っている。本書が発刊されたのは2007年7月27日。果たして、その1年後にリーマンショックが発生することとなり、その予言は的中してしまった。2007年当時は各企業とも中途採用意欲が旺盛で、それに合わせて転職ビジネスも勢いがあったのは皆さんもご記憶かと思う。人材紹介会社が「来たれ、若人よ!時代は君を求めている!」的イメージの元気の良い広告を電車やテレビで行っており、この頃は各社がブイブイ(死語で失礼!)言わせていた時期である。 4.まとめ 私も人材紹介会社のおかげで転職をなんとか成功させることができたので、今でも人材紹介会社には「恩義」を感じている。もちろん、その結果の大部分は自分自身の努力と運によるものと考えているが、自社への「縁」をもたらせてくれたことには間違いないのだから…。 いずれにせよ、現在の転職活動において人材紹介会社の活用は必須である。従って、今後転職活動を行う予定のある方は、人材紹介会社の現状と手のうちを知るためにも、本書を一読しておいて損はないだろう。 「人気ブログランキング」参加中です!1クリックお願いします! にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 戦うサラリーマンへ
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