1. 常陸の不死鳥
私が毎週チェックしている番組の一つがNHKの「歴史秘話ヒストリア」だ。こちらの番組では、戦国時代を始め、古代から近代にかけて歴史上の人物や出来事に関するネタを紹介している。ただ、歴史に詳しくない人でもとっつきやすいように、ドラマパートやアニメパートを挟むなど、わかりやすいように工夫している。教養を深めるにはなかなかよい番組だと思う。
さて、6月13日の放送回では、戦国時代の関東の小大名である小田氏治が登場するので、私も興味を持って観賞。この人物は歴史ファンの間では「知る人ぞ知る」的な人。というのは、敵に奪われた本拠地を取り戻すべく何度も合戦をするが、連戦連敗続き。しかし、本人は戦死することなく畳の上で大往生を遂げたという稀有な生涯を送っている。 この大名の場合、周囲に上杉家、北条家、佐竹家など有力大名がひしめき合っており、それらに圧迫されていたためだが、同情の余地がないでもないが・・・。
2016年の大河ドラマ「真田丸」で人気があった真田昌幸のように、弱小大名が大大名を手玉にとるのは、極めて珍しいケースなのだろう。
2.「信長の野望 戦国立志伝」で小田氏治をプレイ
この番組を観賞して、改めて興味がわいたので、PSP Vita版「信長の野望 戦国立志伝」で、小田氏治をプレイしてみる。能力地のパラメータは中の下というレベルで、なるほど確かに弱くて、真田昌幸の足元にも及ばない。
さて、1回目のプレイでは、隣接する北条家から侵略を受けてあっと言う間に滅亡・・・。
そこで、気を取り直して2回目のプレイでは、北条家に積極的に贈物を行い、友好関係を築いて、なんとか(従属関係に近い)同盟関係を結び、北条家からの援軍を受けつつ、近隣の小大名を攻略する。そうして、領地と人材を吸収し、なんとか今後の目途がたったところだ。
このように、当人は能力値が低くても、同盟国の力を利用して他国を侵略し、領地や人材をそろえてしまえれば、あとはなんとでもなるのが、このゲームの良い(?)ところ。
3.おまけ
ちなみに、この「歴史秘話ヒストリア」だが、4月と5月には、歴代ガンダム作品の人気投票結果を紹介する 「歴史秘話 ガンダムヒストリア」という特別回を放送していた。宇宙世紀という「架空の歴史」をモチーフにしたのだろうけど、なかなかNHKも味なことをすると思う。