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【アニメ】リメイク版「銀河英雄伝説」の第1期を見終わった感想/旧作との違いを意識しながら見比べるのもあり

この4月から6月にかけて田中芳樹原作の「銀河英雄伝説」のリメイク版アニメが放映された。 

全話を通して観賞した感想を触れてみたい。

 
①戦闘シーンの描写がグレードアップ
CG 技術の進歩があるためか、戦闘シーンは間違いなく旧作より迫力がある。第11話では帝国軍の戦艦が海上から次々と飛翔するシーンがあったが、これは旧作アニメにはない描写で、なかなか格好良かった。第12話では、ワルキューレとスパルタニアンとの格闘戦の様子が描かれていたが、めまぐるしくアングルが変わるなど旧作では見られない描写。
 
②キャラクターが美形化
女性受けをねらったのかどうか知れないが、シェーンコップ、ポプラン、アッテンボローなどの主要キャラクターが旧作の面影を残しつつ、美形化されている。その一方で、キャゼルヌやムライなどの中年キャラクターには、その恩恵(?)はなかったようだが・・・。

③原作の微妙な改変
基本的には原作をきっちりと踏襲しつつ、イゼルローン攻略、カストロプ動乱、アムリッツア前哨戦などの要所で、原作や旧作アニメにはない場面が新しく加えられている。私はこれぐらいの改変はあり、かなとも思ったが、原作ファンには賛否あるかもしれない。
 
④第1期の終わり方が中途半端
私はてっきり第1期は原作1巻までアニメ化し、来年の劇場版で原作2巻を映像化するとばかり思っていた。しかし、最終回を観賞して驚いたことに、原作の9割(アムリッツア星域会戦の前哨戦)まで進んだところで、第1期が終了してしまった。なんとも中途半端な終わり方になってしまったが、これはファンの「飢餓感」をあおるためなのだろうか。個人的には、キリの良い所で一区切りつけてほしかった。
 
すでにAmazonのレビューで評価が真っ二つに分かれているように、ファンにとって今回のリメイク版には賛否両論があるようだ。しかし、中身は置いておいて、これまで銀英伝を知らなかった若い世代に、今回のアニメが原作を知る良いきっかけになったのは間違いないだろう。それだけでも評価されて良いと思う。そして、それをきっかけに田中芳樹の別作品(アルスラーン戦記・創竜伝など)にも興味がわいて、原作本を手に取るきっかけになれば良いのだが・・・。 
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