企業法務担当者のビジネスキャリア術

東証一部上場企業に勤務する企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【契約書】利用規約を読むことは法務スキルの向上につながる?/大阪ガスより新電力プランの案内

1.電力サービス+Amazonプライム

先日、Amazonで注文した商品に同封されていたのが、こちらの案内冊子。

なんでも、この電力プラン(スタイルプランP)を利用すると、Amazonプライムの年会費(3,900円)を大阪ガスが負担してくれるというサービスのようだ。 

我が家では、電力は関西電力、ガスは大阪ガスを利用しており、Amazonプライムも従来から個別に利用している。こちらの案内によれば、電力プランを大阪ガスに変更すると、Amazonプライムの年会費を含めて年間約5,400円のお得になるらしい。・・・しかし、果たして本当だろうか。疑い深い私は、すんなりと信じることができなかったので、公開されている要綱(利用規約)を読んでみる。

その文中には、途中解約した場合、その時点で年会費の残存期間に対応した分を利用者が負担しなければならない旨が明記されているし、5,400円安くなるという根拠が我が家に当てはまるという確証が得られなかった。そこで、しばらく様子見することに決めた。ネットには、消極的な意見も見かけるし・・。 

 2.法務部門で作成された利用規約

案内冊子の末尾には、重要事項証明書が掲載されていたので、企業法務担当者としてのクセで、ついつい全文を読んでみる。大半の人はこのあたりは目を通すことはないだろうが、利用者にとって不利益な箇所(リスク)が記載されていることもあり、一読しておいて損はない。おそらくこの文章は大阪ガスの法務部門なり、顧問弁護士などが入念に作成したのだろう。 

私自身も仕事の都合上、利用規約を作成することがあるが、その場合は、所管部門から十分にヒアリングを行い、取引実態や想定されるトラブルなどを把握してから作成に着手している。ただし、事業者と消費者(B to C)との取引には、消費者契約法が適用されるため、あまりに事業者側に有利な規定は認められない点に注意。

いずれにせよ、他社の利用規約を読むことは、企業法務担当者にとってスキル向上に役立つため、機会があれば熟読することをお勧めしたい。