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【書評】ゲームブック「ブラックオニキス・リビルド」鈴木直人(幻想迷宮書店)/伝説的ゲームブックが電子書籍になって奇跡の復活!

たまたまネットで国産ゲームブックにおける最高傑作と評価される「ドルアーガの塔」三部作(鈴木直人著 東京創元社刊)に関する記事を偶然見かけて、かつてのゲームブックファンである私も深く共感。
 
東京創元社版は、私も子供の頃に遊んだことがあり、その後2007年から2013年にかけて創土社から順次復刊されたものを購入している(その後、電子書籍版も購入)。 

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全くの偶然だが、最近、同じ著者の作品である「ブラックオニキス・リビルド」(幻想迷宮書店)をクリアしたので、それについて少し触れてみたい。

本作は、1987年に東京創元社から発売されたオリジナル版にアレンジを加えて(バグの修正やイラストが新しく描き直されている)、2017年に電子書籍版として復刊された。 

ブラックオニキス・リビルド (幻想迷宮ゲームブック)

ブラックオニキス・リビルド (幻想迷宮ゲームブック)

 

もちろん、私は30年前にオリジナル版をクリアしているが、内容をすっかり忘れていたので、新鮮な気持ちであらためてプレイする。

原作はパソコンゲーム「ブラックオニキス」だが、原作を知らなくても十分に楽しめる。主人公は、呪われた街に隠された秘宝ブラックオニキスを探索するため、様々なダンジョンを攻略しなければならない。ドルアーガやパンタクルと同じく、本作でも双方向で移動できるなど自由度は高い。また、ダンジョンには様々な仕掛けや謎が設置されており、読者を飽きさせない。ドルアーガもそうだったが、このゲームブックをプレイするには、マッピングが必須。最終的に3人の仲間を加えたパーティプレイが可能で、その仕組みも本当によく考えられている。さらに、A-1やB-1といったチェックリストが設定されており、その有無でストーリーが分岐していく。とにかくよく作りこまれた秀作としか言いようがない作品。
 
私は、子供の頃、小遣いの大半をゲームブックやファンタジー小説の購入に費やしたものだが、それらのコレクションは社会人になる頃に処分してしまった。今思えばもったいないことをしてしまったが、あれからかなりの月日が流れて、これらの電子書籍版と再会する日が来ようとは想像もできなかった。そのターゲットは、まさしく私のようにかつて子供時代に夢中になった世代だろう。まあ、変化を求めるというか、気分転換をかねて、たまには童心に帰ってゲームブックをプレイするのも悪くない。