企業法務担当者のビジネスキャリア術

転職経験が豊富な企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【書評】「ソード・ワールドRPGリプレイ集 スチャラカ編1~3」 (KADOKAWA)/ あの頃僕らは・・・Kindleストアのセールで久しぶりの「再会」

先日、 AmazonのKindleストアで、電子書籍のセールを開催しており、なにやら懐かしいタイトルを発見した。 

forest.watch.impress.co.jp

テーブルトークRPGとは、複数のプレイヤーがファンタジー世界の登場人物になりきって、ストーリーを楽しむボードゲームの一種で、1980年代に大流行した。このゲームでは、GM(ゲームマスター)がシナリオやダンジョンを作成して、複数のプレイヤーが戦士や魔法使いなどのキャラクターになりきって、GMやプレイヤー同士で会話しながらストーリーを進めていき、モンスターとの戦闘はサイコロの出目で判断する。いわば、ドラクエやFFなどのコンピュータゲームの大元となったアナログ的なゲームで、「ごっこ遊び」に近い。 

私が学生の頃にプレイしたのは、「ダンジョンズ&ドラゴンズ」や「ソード・ワールドRPG」などで、週末には友人宅や公民館などによく集まったものだ。 

今となっては知る人は少ないかもしれないが、国産ファンタジー小説の金字塔である小説「ロードス島戦記」もテーブルトークRPGが起源で、某パソコン雑誌の一コーナーとしてひっそりとスタートしたに過ぎない。あくまでダンジョンズ&ドラゴンズのリプレイ集として誕生したが、後になって小説・アニメ・ゲームなどの多方面に展開するとは当時は想像もつかなかった。また、世界的に大ヒットしたファンタジー小説「ドラゴンランス」もダンジョンズ&ドラゴンズのプロモーション作品として生まれた経緯がある。
kigyouhoumu.hatenadiary.comkigyouhoumu.hatenadiary.com

リプレイ集は、このテーブルトークRPGの様子を書籍にしたもので、小説と違って気軽に読みやすい。言い換えると、一種の創作劇を鑑賞しているような感じ。私もテーブルトークRPGにハマった時期にリプレイ集を何冊か所有していたが、気がつくと、いつの間にか全て処分していた・・・。

そこで、なつかしさもあって、Kindleストアのセールを機会に「スチャラカ編」「ロードス島戦記」のリプレイ集を一括して購入して、毎日少しずつ読んでいる。 特に、スチャラカ編は、昔発売されていたドラゴンマガジン(富士見書房)の連載版をリアルタイムで読んでいたこともあるため、非常に懐かしい。

・・・あれから時が流れて、社会人となり、結婚して子供がいる現在となっては、学生時代に一緒にテーブルトークRPGを楽しんだ友人たちとは、すっかり疎遠になってしまった。とはいえ、あの時に友人たちとワイワイ騒ぎながら楽しんだアナログ的なテーブルトークRPGは、デジタルなコンピュータゲームと違って、想像力やアドリブ力を鍛える良い訓練になったような。そして、それは、今のビジネスパーソンとしてのスキル(臨機応変さ、応用力、アドリブ力)にも生かされているような気がする(少し美化し過ぎ?)。