1.一年の計は元旦にあり
今年の正月休みは、新型コロナ・ウイルスの影響もあり、どこにも外出せず家籠りしていた我が家。その間は自宅で映画鑑賞や読書をしたり、スマホ(P30 lite)のセットアップを行っていた。
それ以外に私が行ったことは、我が家のライフプランニングの見直し。具体的には、A4ノートの見開きページに自分と家族の今後の年齢を記入した上、以下の項目を記入していく。
①今後発生する家族イベント(子供の進路)
②年収(推定)
③貯金額(財形貯蓄・確定拠出年金など)
④大型出費の金額(車検・教育費)
⑤定年退職後の年金支給金額(厚生年金)
⑥保険と解約時期
それらをもとに、我が家の人生計画の方向性(車買い替え時期、リタイア後の生活スタイル等)について、パートナーである妻と意見交換をする。
もちろん、これらはあくまで机上の予定に過ぎず、このとおりに事が進むとは全く考えていない。第2、第3のパンデミックが発生するかもしれないし、厚生年金の支給年齢もさらに上昇する可能性(65歳、70歳、75歳・・・)も極めて高い。このように、不確実性や流動性が高い時代になりつつあるが、それでも「修正ありき」という前提で人生戦略を考えることは決して無駄にはならないと思う。特に私のような既婚者の場合はなおさら。
2.親世代に比べると人生の難易度は明らかに上昇している
私の親は高度成長期のバブル時代を堪能し、それなりに資産形成に成功して、年金をもらいながら悠々自適の生活を送っている。この世代は、よほどヘマをしない限り、「国や会社を信じていればそれなりに報われた世代」ともいえる。
一方、私たちの世代は、就職氷河期・リーマンショック・コロナショック・少子高齢化という様々な問題に直面しており、親世代に比べると、人生の難易度が上昇しているのは明白。 いわば、貧乏くじ世代といったところか。
このような状況をふまえると、親世代のように「国や会社を信じていればなんとかなる」と楽観的にはとても考えられないので、自分で主体的に人生戦略を考えて、能動的に仕掛けていくしかない。年末年始などのまとまった休みに、ライフプランニングを検討することはその一環。
さて、年が明けて早々に首都圏で非常事態宣言が発出されるなど波乱に満ちた2021年のスタートとなってしまった。まさしく、時代の不確実性を裏付けるような出来事だが、今は「忍耐」の二文字で柔軟に対応していくしかない。