先月、2026年を目途に手形制度が廃止されるというニュースを耳にした。
私は、経理担当者ではないが、過去に手形法・小切手法の法務研修を行ったことがある。手形や小切手に触ったことがないため、イメージが把握できず、経理担当者に頼み込んで、実物を触らしてもらったのは今となっては懐かしい思い出。
インターネットが発達した近年では、企業間の決済手段はファクタリングや電子手形が主流を占めるようなり、いずれ手形の廃止は時間の問題と思っていたが・・・。私の妻は、過去に金融機関の窓口で働いていたことがあり、当時の思い出などを話してくれたが、やはり手形や小切手の処理は大変だったようだ。
PayPayなどの電子マネーの導入が進み、決済手段のデジタル化が進む現代では、アナログ時代の象徴である手形や小切手はすでに過去の遺物になりつつある。スマホの登場によってガラケーが駆逐されたように、これも時代の移り変わりということだろうか。