企業法務担当者のビジネスキャリア術

氷河期世代の企業法務担当者がライフログとして日々の出来事を記録しています。2009年に開始したブログは16年目を迎えました。

【Lifehack】本心では断りたい勧誘の上手な断り文句/相手が言い負かすことができないマジックワードとは!?

前回の記事では、書評を紹介したついでに過去にマルチ商法に勧誘されて断ったエピソードを紹介した。

kigyouhoumu.hatenadiary.com

 

別にこのエピソードに限らないが、誰でも他人から気乗り薄な勧誘を受けることはよくある話。その際に使える便利な断り文句を紹介したい。

 
<事例1>
相手「このようなネットワークビジネスがありますけど、私と一緒に成功しませんか? 」
自分「すみません、死んだ父親の遺言で『ネットワークビジネスには手を出すな』と禁止されているんです。従って、申し訳ありませんが、お断ります」
相手「亡くなった人の言いなりでいいのですか?」
自分「すみませんが、あなたとの関係性より亡父の遺言が優先するんです。だから、私は参加しませんので、悪しからず。」
相手「・・・・」
<事例2>
相手「今度独立して起業をするのですが、銀行から借金をする予定です。すみませんが、私の連帯保証人になってもらえませんか?」
自分「死んだ父親の遺言で、『他人の保証人だけにはなるな』ときつく言われていまして。そのようなわけで、あなたの連帯保証人にはなりません」
相手「・・・・」
<事例3>
相手「急な話で悪いけど、金欠なので30万ほど貸してくれない?大丈夫!絶対に返すから」
自分「実は、死んだ父親が遺言で『どんな親しい友人との間でも金の貸し借りは絶対にするな!』と言っていてね。君とは親しい友人だけれど、お金は貸せないわ。ごめん。」
相手「その遺言は絶対なの?」
自分「うん、そうなんよ。なんなら今から『あの世』に行ってみて、本人に聞いてみたら?」
相手「・・・・」
私の父親は、中学生の頃に実際に死去しており、全部が嘘ではない。ただし、もちろん遺言のくだりは完全に出まかせだ。ただ、将来の自分が困るような提案を受けた場合、嫌われたくない一心で言いなりになるより、方便を使ってでもキッパリと断った方がお互いのためだろう。

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この断り文句は、
  • 断るのは、私自身の考えではなく、すでに亡くなっている身内が言い残した遺言に従っているという建前。(=自分はあくまで亡くなった身内の意思に従っているだけで、決して自分自身の意思ではない)
  • その遺言者は、すでに亡くなっているため、相手方も遺言が真実か否かについて検証しようがない。(=反証不可能)
というのがポイント。例えば、マルチ商法の場合、相手方はマニュアル等で完全に理論武装していることが多い。しかし、この便利な断り文句は、どのような状況でも使える汎用性がある。まあ、「遺言者」は別に父母でも祖父母でも身内であれば、別に誰でも(?)良いだろうけど・・・。
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もちろん、意思が強い人はこのような方便に頼らなくても、正々堂々とNOと回答できるだろうし、本来はそれが理想的。しかし、そうではない人は、(特に誰かを傷つけないならば)嘘でも方便でも利用すればよいと思う。