以前に触れた琵琶湖一周自転車旅(ビワイチ)が無事に終了したので、その様子を何回かに分けて公開したい。
さて、記念すべき1回目は大津から近江八幡までの様子を。
1.久しぶりの大津
まずJRに乗車して滋賀県の県庁所在地である大津駅に到着。駅の北側には大津地方法務局があり、20代の頃は仕事(不動産登記の申請)の関係でここを頻繁に訪れていた。私にとって思い出深い場所で、駅周辺の店でランチを食べたり、平和堂でくつろいだりしていたっけ。
かなり久しぶりに大津を訪れたが、駅舎の内装や付近の建物がオシャレに変わっているのに驚いた。(草津ほどではないが)マンションもかなり増えており、このあたりは大阪まで十分通勤圏内だし、ベッドタウンとしては悪くないかも。さて、この大津駅から北の京阪浜大津方面に向かって歩く。おおよそ15分ぐらいの距離。
その途中で大津城跡の石碑に遭遇する。大津城というと戦国マニアにとって有名だが、1600年の関ヶ原の戦いではその前哨戦が繰り広げられた地でもある(近くのびわ湖プリンスホテルのコンビニで大津城の御城印も販売されており、あとで購入する)。
大津城の御城印は2枚セットで販売。「壮絶な籠城戦」とあるのは、当時西軍1万以上が大津城を長期に渡って取り囲み、その兵力分散が関ケ原の本戦にも影響を及ぼしたというエピソードが残されている。特に攻め手の西軍には私の好きな名将 立花宗茂が参戦していたのは知る人ぞ知る事実。
2.今回のビワイチの相棒をレンタル
大津城跡のすぐ近くに大津港があり、ショップでクロスバイクをレンタルする(約18,000円)。こちらが今回の4泊5日のビワイチの相棒だ。前輪と後輪に変速機がついており、今回の旅ではフル活用した。車体中央にはペットボトルホルダーもついており、これも地味に便利。このクロスバイクと二本の足で琵琶湖一周にチャレンジ!
ここからいよいよ記念すべきビワイチのスタート。本来ならば琵琶湖沿いに東に向かうが、まず西に10分ほどの距離にある大津歴史博物館を訪れた。こちらでは大津市に関する歴史の展示物が公開されている。
その後改めて大津港に戻り、そのまま琵琶湖に沿って東にサイクリング。大津港の辺りにはコンサートホールやホテルが立ち並び、まるで神戸や横浜のような雰囲気を醸し出している。きれいに整備された湾岸道路沿いに進むと散歩やランニング、釣りをしている人たちとすれ違う。なんとものどかな光景・・・。
来た道を振り返ると、はるか西の彼方には比良山系の山々が見える。そういえば、何年か前に友人と武奈ヶ岳に登ったこともあった。あの山頂から私が今いる大津港周辺はよく見えたことだろう・・・。
さて、当日の天気は良く晴れており、琵琶湖から涼しい風が吹いて気持ちが良い。この開放的な空間をのんびりとサイクリングするのはなかなか楽しい。下の動画から大津港周辺の様子を感じ取ってほしい。
そのまま東に進み、瀬田川にかかっている瀬田唐橋の近くにある膳所城跡を訪れて、記念撮影。また、忘れずに近隣のお店で御城印も購入する。
そこから東北に向かって草津市に入っていく。湾岸沿いに走って驚いたのが、このあたりから琵琶湖方面から吹いてくる風が一気に強くなったこと。天気予報では向こう3~4日は北風が強いことが予告されていたが、ここまで強いとは予想しなかった。これが意外と体力を奪っていく。
3.所用で再び大阪へ
通常ルートは、このまま湾岸沿いに進み、滋賀県立琵琶湖博物館やピエリ守山を訪れるつもりだったが、実はこの日の晩にはどうしても抜けられない大阪梅田で飲み会(今回の転職に伴う送別会)の予定があった。そこで、そのまま真東に進んで近江八幡のホテルに荷物を預けてから、JR近江八幡駅から新快速に乗っていったん大阪に戻ることになった。所要時間はおおよそ一時間ほど。
2時間ほどで飲み会は終了し、大阪駅から再び新快速に乗って近江八幡駅にとんぼ返り。酔っぱらった状態でホテルにチェックインして翌朝まで熟睡。ふう、疲れた。
とりあえず、ビワイチの一日目はこのような感じで終了。当日の走行距離は約22キロといったところ。
いよいよ始まったビワイチこと琵琶湖一周自転車旅行。この続きは次回に。