自社の上級管理職(プレイングマネジャー)として日々過ごしている私。前職時代からマネジャーという人種はどのような思考経路をするのかを知っておきたくて、図書館でマネジメント関連の本をたびたび借りていた。従って、もともと自分なりに「あるべきマネジャー像」はイメージしている。
しかし、我流のやり方に頼りすぎるのも問題だし、ここらで体系的な知識をインプットしようと考えてはいた。そんな中、こちらの試験の存在を知る。
ビジネスマネジャー検定は、東京商工会議所が主催する検定試験で、マネジメントに関する体系的な重要知識を効率的にインプットすることができる。私がビジネス実務与信管理検定2級に合格したのは5月頃で、あれからだいぶ日も経過したので、ちょうど何か目標が欲しいと思っていたところ。
世の中の大半のマネージャーは、仕事のパフォーマンスをある程度評価されて、その地位にあるのだろうが、「マネジメントとは?」「マネジャーのあるべき姿とは?」を本質的に学ぶことは意外と少ない。例えば、年功序列と精神論でカバーする昭和型スタイルが幅を利かせている会社もあるかもしれない。しかし、令和の現在、マネージャーは心理的安全性などを確保できなければ、ハラスメント騒動で地位を失うケースがちらほら散見されるようになったのも事実。
思うに現代マネージャーは、ある程度マネジメントに関する基礎知識を習得した上で、現場で実地経験を重ねて、試行錯誤しながら自分のマネジメントスタイルを築きあげていくべき。例えば、私は、マイクロマネジメントには否定的で、メンバーに「仕事の背景と目的」を説明した上で、「成果物と期限」を共有し、細かい運用は本人の裁量に任せるタイプ。その際、Outlookに当人に割り当てたタスクを登録しておき、期限管理している。
ただし、このあたりは「人それぞれ」で、絶対的な正解はどこにもない。つまることろ、どのようなマネジャーであっても、試行錯誤しながら自分なりのスタイルを追求するしかない。そのためにも、ビジネスマネジャー検定を勉強して体系的な知識をインプットすることは損にはならないはず。というわけで、来年の受験に向けて少しずつ勉強を進めておこう。