1.組織デザインはマネージャーの最重要課題
先日仕事帰りに地下鉄西長堀駅近くの大阪市立中央図書館で借りた本がこちら。
私は、プレイングマネージャーという立場上、法務部門の組織強化を考えなければならない立場。従って、組織をどうデザインするかは最重要課題の一つで、いろいろ試行錯誤している状態。企業規模の大小で多少の違いはあるだろうけど、例えば、法務部門の課題といえば、おおむね以下のとおりではないだろうか。
- 日々のオペレーションをどのようにして円滑に回していくか(業務サイクルの維持と改善)。
- 担当者に属人化しやすいノウハウをいかに組織に根付かせていくか。
- 人材をどのように育成していくか。
- 部門内データベース(過去案件記録・ノウハウ・締結済契約書)をどのように整備していくか。
- 社内から敷居の高いイメージを持たれている法務部門について、どのように存在感を示していくか。
2.前職時代の経験値をふまえて
これらの課題をどのように解決していくかがマネージャーの腕の見せ所で、私もいろいろ思考錯誤しているところ。ちなみに、私は前職時代に法務審査部門において、唯一の一人法務として自社の法務体制を構築するという貴重な経験をしている。例えば、
- 自社定型契約書の整備
- イントラネット(Sharepoint)に法務情報の公開
- 各拠点における法務研修の出張講師
- コンプライアンス体制の構築
- ロゴマーク(ブランド)の整備
などなど。正直一人法務である以上、全てを私一人で担当せざるを得ず、これらの複合的な経験が私を大きく成長させてくれたし、それが現職の法務部門プレイングマネジャーたる私のキャリアの礎になっているのは間違いない。特にこれらのうち、法務研修の出張講師は今にして思えば、非常に大きな経験値になった。経験者ならば、理解してもらえると思うが、資料作成→予行演習→本番などの経験は、①情報収集能力、②資料作成能力、③プレゼン能力などのビジネスパーソンとして重要スキルの鍛錬にもつながるからだ。また、一度研修講師を行うと、顔と名前を売ることになり、リピーターの獲得にもつながる。宿泊込みの出張も多く、空き時間を利用してお城巡りをしたことは良い人生経験になった。

話は戻るが、こうした経験の土台をふまえて、組織をいかにマネジメントしていくか。このあたりがマネージャーという仕事の面白いところで、例えば、アイデアをもとに関係部署と調整しながら「仕組み」を整備するも一例。そうして自分が関与した仕組みがきちんと稼働している姿にはビジネスパーソンとしてやりがいも感じる。どちらかというと、私の仕事スタイルは「待ち」ではなく、課題を見つけて積極的に「攻め」ていくタイプなので、本書はそのヒントになりそうだ。
