企業法務担当者のビジネスキャリア術

氷河期世代の企業法務担当者がライフログとして日々の出来事を記録しています。2009年に開始したブログは17年目を迎えました。

【トレイル】大阪環状線一周トレイル 1日目/自分が生まれ育った福島区界隈を練り歩く徒歩旅行

今年の夏頃に週刊はてなブログで以下の記事を読んで「これは面白そうだな」と思った私。
 

blog.hatenablog.com

 
それによると、東京都のJR山の手線約40キロを徒歩で一周したブロガーが何人かいたらしい。私は、趣味で登山をやっている関係上、歩くことには慣れているが、自然の山あいではなく、街中を歩いて一周するというアイデアに興味津々。というのも、大阪にもJR大阪環状線(一周約20キロ)があるので、似たようなことをできそうだから。過去に琵琶湖一周サイクリング(=ビワイチ)や京都一周トレイルを完走した私にとって、次なる目標として悪くないかも。

 

kigyouhoumu.hatenadiary.com

 

 
というわけで、いつかチャレンジしてみたいと思っていたが、今年も猛暑続きだったので、暑さがやわらぐのを待っていた。そして10月に入って、ようやく涼しくなってきたので、遂に大阪環状線一周トレイルを決行。計画としては、JR大阪駅からスタートして福島駅・野田駅・西九条駅…と反時計回りに徒歩で各駅を回って、再びJR大阪駅まで一周するというもの。ただし、線路沿いに歩くことに固執するのではなく、多少線路から離れても良く、全ての駅舎を回ればOKという簡単なルールにした。
 

 
<大阪環状線トレイル 1日目行程>

 
当日は9時にJR大阪駅からお茶とタオルを入れたザックを背負ってスタート(マップ①)。休日の静かなオフィス街を西に向かって歩いて、JPタワーを通り過ぎる(マップ②)
 

※スタート地点より大阪駅を眺める。涼しいビル風が吹き気持ちの良い朝を迎えた。

 

※この辺りは大阪ガーデンシティというビジネス街。平日はともかく土日は静かなもの。
 
大通りに出るとTKPガーデンシティ大阪梅田に到着する(マップ③)。このビルは、建物の中を高速道路が貫通するという世界的にもかなり珍しい構造で、大阪を代表する珍名所(?)の一つ。そのためか複数の外国人観光客が建物を撮影していた。まあ、確かにこんな変なビルはそうそう見当たらないだろう。
 

※隣のAPAホテルには外国人観光客が数多く宿泊しているのだろう。梅田スカイビルも徒歩圏内だし。
 
 
その脇を通り過ぎてさらに西に進むと、一つ目の駅となるJR福島駅に到着(マップ④)。スタートからまだ15分しかたっていない。そのまま線路沿いに進むべきところを、個人的に懐かしいスポットに立ち寄りたいので、北側にある福島聖天通という商店街に入っていく(マップ⑤)。
 

※福島駅のすぐ真横に商店街の入り口がある。
 
実は、実家が野田阪神付近だった私は子供の頃よくこのあたりまで自転車で訪れて遊んでいたので、懐かしいスポット。以前から「売れても占い商店街!!」というフレーズで占い師を呼んで町おこしをしていたが、今も続いているのだろうか?
 

※ビジネスパーソンや観光客向けに飲食店が多い。
 

 

※子供の頃、この商店街の本屋にゲームブックをよく物色しに来ていた
 
さて、福島駅から商店街を抜けて10分ほど歩くと鷺洲中公演に到着(マップ⑥)。小学生の頃は、この公園で同級生とよく遊んでいた。この公園の周辺には同級生たちの家もあったが、かなりの歳月が流れているためか、大半が別の建物に変わっている。当時の同級生たちは今どこでどうしているのだろう。私と同世代なので、いわゆる氷河期世代だが、それなりに苦労しつつも人生を送っているかもしれない。同窓会などのお知らせはなく全くの音信不通状態。
 

※小学生の頃、この広場でドッジボールの練習をしていた。
 
少年時代のノスタルジーに浸りつつ、さらに西へ1ブロック移動すると、UR鷺洲(さぎす)団地に到着(マップ⑦)。こちらも個人的には懐かしい場所の一つで、広場ではドッジボールやソフトボールで遊んだ記憶がある。もっとも、今は遊んでいる子供たちを見かけない・・・。そもそも今の子供はこのような外遊びをするのだろうか。人影がない静かな広場を横切って南西に向かって歩く。
 

※後ろに見えるのが少し前に建築されたタワマンで、一気に景観が変化した。

 

※この広場で同級生と遊んだものだが、今の子供はどうなんだろう。
 
団地を抜けて南西に歩く。現在は小さなマンションがあるが(マップ⑧)、私が子供の頃には「プラモデルオカ」というプラモデル屋があり、ガンプラブームの頃は開店前から子供たちが長蛇の列を作っていたもの。もちろん、私もその一人。そのプラモデル屋も今はもうない。
 

※当時は店主が店の前で塗料を塗るスプレーを使っていた。あの人は今どうしているのだろうか。
 
 
そのまま南西に歩き続けると、阪神電車の野田阪神駅があり、その南には野田新橋筋商店街という大きなアーケード型の商店街が南北に走っている(マップ⑨)。うなぎが絶品の川繁商店(マップ⑩)など様々なジャンルの店があり、高校時代は通学のためにこのアーケードを歩いてJR野田駅まで行っていた。そのJR野田駅はアーケード入口からは10分ほどの距離(マップ⑪)。ちなみに、この時点で9時45分で、人影はまだ少ない。
 

※うなぎが絶品の川繁商店。野田阪神を訪れたら是非一度立ち寄ってほしい。

 

※高校時代の通学路。

 

※野田駅に到着。福島駅と同じく周辺には飲食店が多い。
 
 
本来ならば、このまま次の目的地となるJR西九条駅に向かうべきだが、実は、西長堀の大阪中央図書館で借りた本を返すために、ここから一番近い福島図書館に寄り道することにする(マップ⑫)。大阪市立中央図書館で本を借りても、返却は市内の別の図書館でもOKというありがたいシステムで、非常に便利。
 

※仕事が忙しくて返却できなかったので、延滞中となってしまった。
 
 
福島図書館は実家から近いので、子供の頃からよく通っていた。よく読んでいたジャンルは、ファンタジー・SF・推理小説など。今にして思えば、私は、子供の頃から様々なジャンルの本を大量に読んでいたが、それが文書作成能力の鍛錬にもつながったような気がする。その蓄積が現在の企業法務担当者(とブロガー)である自分に役立っているのかも。
 
さて、さすがに少し歩き疲れてきたので、図書館内のソファに座って新聞などに目を通しつつ、休憩することに。

※撮影はしていないが、道路向かいには福島区役所があり、もともとはジャスコ(現イオン)があった。

 

※こじんまりした図書館。結婚して福島区を離れる前はよく訪れていた。
 
ちなみに、私が生まれ育った野田阪神については以下の記事で詳しく触れているので、興味がある人はどうぞ。
 
一時間ほど福島図書館でのんびり休憩してからトレイルを再開。南西に30分ほど歩いて環状線の高架に合流する(マップ⑬)。そのまま高架沿いに歩くと、JR西九条駅に到着(マップ⑭)。
 

※福島図書館を出て西に向かう。

 

※再び大阪環状線の高架下に合流し、西に向かって歩く。

 

※西九条駅に到着。USJがある桜島線の乗り換え駅なので、利用者は多い。
 
そのまま次の目的地となる弁天町に向かって進むが、そのまま線路沿いに進むと川にぶちあたるので、回り道をして春日出橋(マップ⑮)を経由して川を渡る車道沿いの歩道を進むしかない。

※ここから歩道橋に合流し、車道横の歩道を弁天町方面に歩く。
 
川を渡るための大きな車道でひっきりなしに車が通り抜けていくが、ガードレールがあるので、とりあえず安心。見渡しはなかなか良く、風も通り抜けて気持ちがよい。実はこの側道を歩くのは20年ぶりぐらいで、当時学生時代の友人と弁天町で終電がなくなるまで飲んで、歩いて野田阪神まで帰った記憶がある。その友人は現在、熊本で薬剤師をやっており、前職で熊本出張時に再会している。もうかれこれ8年前の話で、その翌日に阿蘇山に自転車で登っている。
 
 
 

※この時間ぐらいから気温が上がり始めて暑くなってきた。
 
 

※大阪湾に流れる川を見下ろして。反対側の方角(西)にはUSJがある。
 
川を二つ渡れば、歩道は終わり地上道と合流する(マップ⑯)そのまま、道路沿いに10分ほど歩けば、大阪ベイタワーに到着(マップ⑰)。実はこの付近の高校に通学していた私にとってもなじみがある施設で、当時の名称は「オーク200」といい、ボウリング場・カラオケ・飲食店などが立ち並ぶ複合施設だった。たまに学校帰りに立ち寄ったのは懐かしい思い出だが、さすがに当時の店はほとんど入れ替わっている。
 

※二階の中央広場のベンチより。

 

※近くのコンビニでサンドウィッチを買って広場でランチ休憩。風が吹きぬけて涼しい。
 
その後、高架橋を渡って、本日4つ目の目的地となるJR弁天町駅に到着(マップ⑱)。高校時代は大阪環状線に乗って、野田駅から弁天町駅まで通学していたルートだが、3年間通学した高校は駅の南東にある(マップ⑲)。

※昔はすぐ近所に鉄道博物館があったが、京都鉄道博物館に統合されて、跡地は駐車場になっている。

 

※3年間通学した高校。ここに来るのは一体何年ぶりか。

 

 
線路沿いに東に歩いて大阪ドーム前に到着(マップ⑳)する。ここまで来るとJR大正駅は目と鼻の先だ。ちなみに、この辺りに来るのは2016年の氷室京介のラストライブ以来か・・・。
 

※歩いていると家の間にドームが飛び出してきて驚く。

 

※ポール・マッカートニー(2002年)やビリー・ジョエル(2006年)の来日公演にも参加。

 

 

 

 
ドーム前から5分ほど歩いてJR大正駅にようやく到着(マップ㉑)。歩きすぎて足が痛くなってきたので、とりあえず本日のトレイルはここでいったん終了にしておこう。
 

※やっと大正駅に到着。歩きすぎて足が痛い・・。
 
 
予想はしていたが、さすがに大阪環状線を一日で回りきるのは難しいので、あと二回ぐらいに分けてトレイルを完走するつもり。なんとか年内にはゴールに到達したいと思っている。
 
というわけで、この続きは次回に。