企業法務担当者のビジネスキャリア術

氷河期世代の企業法務担当者がライフログとして日々の出来事を記録しています。2009年に開始したブログは16年目を迎えました。

【トレッキング】人生で初めて肉眼で富士山をとらえた秋/丹沢山系を表尾根から登る

先日触れたように、10月中旬に東京出張に行ったついでに神奈川県の丹沢山系の一つである塔ノ岳に登ってきたので、その様子を紹介したい。

 

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まず前日となる金曜日に仕事が終わった後、新宿駅から小田急に乗って秦野駅(マップ①)で下車。その日は駅近くのビジネスホテルに宿泊する。翌朝早く起床し、駅の改札近くのコインロッカーに荷物を預けて、ザック持参で行動開始。

※宿泊したのは外観は古いが、素泊まりで1泊6000円と安いビジネスホテル。

 

※大阪から持参した折り畳み式のザック。この日の登山では大活躍!

 

※清々しい朝の空気の中、駅に向かって歩く。

 

※早朝の小田急秦野駅。

 

※秦野はそばの名産地でもあるらしい。駅前の店で朝食を食べる。

 

駅前のロータリーからバスに乗って北のヤビツ峠(マップ②)まで移動する。ヤビツ峠の時点で標高700メートルほど。ここから車道に沿って登山口(マップ③)まで移動。この時点で7時過ぎで、トレッキングのスタート。林道~樹林帯を登っていく。この時点で標高は1000メートル近くあるので、風が強い。

※背後に朝日を浴びながら登山口を目指して歩く。

 

※東南を眺めると見えるのは三浦半島だろうか。

 

※東を振り返れば同じ丹沢山系の一つ大山が見える。こちらも有名な登山スポット。

 

※二ノ塔を目指して階段を上る。とにかく階段が多かった。

 

ガレ場を登って到着したのは二ノ塔(マップ④)。眼前に広がったのは西に見える富士山の圧倒的な姿。私は、これまで富士山は新幹線や飛行機の中から窓越しからしか見たことがなかったが、肉眼でその姿を見たのは人生初めて。もうそれだけでボルテージはMAX。あと、このあたりから急に風が強くなってきた。

※雲の合間から富士山がその姿をのぞかせる。肉眼でこれが見えただけでも大阪から来た甲斐があった。

 

※かなりブレているけれどご容赦を。めちゃくちゃ風が強かったので・・。

 

※西南の伊豆半島方面を眺める。とにかく風が気持ちいい日だった。

富士山を見ながら休憩後、その先の三ノ岳を目指して移動再開。アップダウンを繰り返して9時頃に三ノ塔(マップ⑤)に到着。山小屋があるこの辺りは見晴らしが非常によく、360度の展望が広がる。南西には伊豆半島、北西にはゴールとなる塔ノ岳がかすかに見渡せる。風も相当強くなってきたので慎重に進む。

※ゴールの塔の岳まであと4キロ。ようやく半分ぐらいまで到達。

 

※南西の伊豆半島を眺めて。風に流されるススキに秋を感じる。

 

※南西から時計回りに北東に広がる大パノラマ。

 

さらに進んで、はしごや鎖が設置された急斜面を下って、登ると鳥尾山(マップ⑥ 1136m)に到着。そして、行者岳(マップ⑦)を抜ければ、切り立った崖があり、スリル満点。一応左右に柵があるが、一歩間違えれば大惨事もの。かなり怖いが、慎重に足を運ぶ。

※クサリ場を抜けてひたすら北西に向けて進み続ける。

 

※なかなかのスリルを味わえる登山路。たまにはこういうのも面白い。

 

新大日(マップ⑧)に到着し、ベンチで最後の休憩。ここまで来ればゴールまであと少し。最後の登りのために体力を回復させてから山頂を目指す。しかし、ここでアクシデントが発生。なんと急にガス(濃霧)が西から広がってきて一気に視界が悪化する。ヘッドライトを使うほどではないが、山頂に到着しても視界が悪いかもしれない。不安を覚えながらも進む。

※この時までは天気は良かったが、北西から雲が広がってきた。何やら不穏な雰囲気・・・。

 

※とりあえず、ここまで来れば頂上目指して進むしかない。

 

※急に視界が悪化。まあ、登山ではよくあることだが。

 

そして、ようやく12時20分にゴールの塔ノ岳(マップ⑨ 1491m)に到着!しかし、予想通りここでも濃霧は変わらずで、西に広がるはずの富士山の姿は全く見えず・・。5時間かけて頂上に到達した結果のご褒美が「これ」とは予想外だったが、こういうことは登山あるあるなので、致し方ない。帰りの新幹線の関係であまりのんびりできないので、ランチ休憩してから下山を開始する。

※やっとのこさ頂上についても肝心の富士山は見えず。とほほ・・。

 

帰りは、長い階段道やガレ場をひたすら下っていく。濃霧のせいで展望もよくないし、あまり楽しめない下山路となってしまった。そして、ようやく15時過ぎにバス停の大倉(マップ⑩)に到着して、登山は無事に終了。

 

 

バスで小田急渋沢駅(マップ⑪)まで移動してから一駅東隣の秦野駅(マップ①)まで戻る。ここから送迎バスに乗って10分ほどの距離にある温泉施設「万葉の湯」(マップ⑫)で汗を流す。朝から8時間近く歩き放しで、足は痛いし、疲労もたまっていたが、温泉につかってようやく一服。

 

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そのまま施設内の飲食店で夕食を食べてから秦野駅に移動。コインロッカーで荷物を回収する。その後はJR小田原経由で東京駅まで移動し、新幹線に乗車して帰阪。新大阪には着いたのは23時前になってしまった。翌日の日曜日は出張&登山疲れでぐったりしていたのは言うまでもない。

 

 

いずれにせよ、今回の登山では、途中までは富士山を肉眼で見ることができたし、ケガもなく無事に戻って来れたので、よしとしようか。ちなみに仕事で出張ついでの登山は前職在職中の2022年11月以来で、その際は広島港から船に乗って江田島に渡っている。今後もこのような機会があるならば、トライしたいもの。

 

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