1.あの名探偵が令和に復活
私が子供の頃、毎週土曜日午後9時からNHKで海外ドラマを放送していた。それらの作品の一つが「名探偵ポアロ」シリーズ。ポアロといえば、イギリスの小説家アガサ・クリスティーが生み出した名探偵で、几帳面で神経質、やや気取ったセリフでうぬぼれ屋の自信家。そのポアロが「灰色の脳細胞」を駆使して難事件を次々と解決していくというのがおおまかなストーリー。ドラマ版のポアロの特徴は、ポアロの声優をつとめた故熊倉一雄氏がとてもマッチしていた点で、文字通りハマり役だった。同氏が演じることによって殺人という陰鬱で重苦しいストーリーをどことなくユーモラスな雰囲気に変えてしまう効果があるから。
そのドラマ版 名探偵ポアロのシーズン9が現在BS11で放送中。ただし、残念ながら吹き替えではなく字幕版だが、これはこれで面白い。とりあえず、最終シリーズの最終話「カーテン」(=衝撃的なラストを迎える)まで追いかけてみたい。
2.原作の小説版は・・・?
以前に記事にしたとおり、私は20代の頃に推理小説にハマってよく図書館で借りて読んでいたが、もちろんクリスティーのポアロシリーズも数多く読破している。
特にポアロシリーズでプロットが印象的だった作品は以下のとおり。推理小説の歴史的名作で、後世の作品に大きな影響を与えており、ミステリーファンならば一読しておいて損はない。
ドラマを見ていると、久しぶりに原作小説を読みたくなってきた。殺人のプロットや動機などはぼんやりと覚えているが、細かいシーンはもちろん忘れている、ただ、名作は何度読んでも面白いし、年末年始休みにでも再読しようか。