先月の話になるが、兵庫県三田市の有馬富士(標高374メートル)に登ってきたので、今回はその様子を紹介しよう。有馬富士は、もともとは角山と呼ばれていたらしい。形状が富士山に似ていたので、有馬富士と呼ばれるようになったのだろうか。その周辺は遊具や芝生広場などがあり、有馬富士公園の一角という位置付け。
当日は、JR大阪駅から宝塚線に乗車して50分ほどで新三田駅に到着(マップ①)。
駅の出入り口は西側の一か所のみで、そこから東の方へ線路の高架をくぐって国道176号線を北上する(マップ②)。
しばらく線路に沿って北に10分ほど歩いてから東に進路を変えて、民家や団地の間を抜けていく(マップ③)。だだっ広い空間が気持ち良い。
八幡宮の横を通り過ぎて(マップ④)、川沿いに30分ほど静かな林や田んぼの中を進んでいくと福島大池に到着する(マップ⑤)。この辺り一帯が有馬富士公園らしい。
左前方には、これから登ろうとする有馬富士の姿も見える。そのまま山の方向かって登山口から登山開始。途中わんぱく砦(マップ⑥)という急斜面の岩場を除けばそれほど難易度は高くなく、40分ほどであっさりと山頂(マップ⑦)に到着し、少し拍子抜け。山頂からは遠くは六甲山系、近くは三田市を一望できる見晴らしが広がる。
ところが、天気が曇り空になってきて一雨来そうなので、早々に下山を開始する。といっても、このまま新三田まで戻っても少し物足りないので、有馬富士の北側の芝生広場(マップ⑧)で休憩してから、ハイキングがてら千丈寺湖を道沿いに歩く(マップ⑨~⑫)。湖ではキャンプをしたり、ボートで釣りをしている人を眺めながら一時間ほど西に歩いてJR広野駅(マップ⑬)に到着。
※マップ⑫付近にて。大量の白煙に火事かと思いきや、枯草を焼いていた。
このような感じで3時間半でトレッキングは終了。紅葉目当てで出かけたが、それほど紅葉は進んでおらず、肩透かしとなってしまった。さて、年末には毎年恒例(?)の登り納めを考えているが、その様子はまた今度にでも。