年初早々芸能界で大きな話題になっているのが、某芸能人Aの性加害問題に関する不祥事。これがきっかけにAは芸能界を引退に追い込まれた上、テレビ局のトップが辞任する騒動まで発展。なかなか詳細は判明しないが、Aは被害女性にかなり高額の和解金を支払っている事実より相当クロに近い「何か」があったのだろう。

これまで本ブログでは様々な有名人の不祥事と転落劇を取り上げている。
私のような人畜無害(?)なサラリーマンにはテレビ業界の風習なんて全く見当がつかないが、これだけは強く言えることが一つ。
人間は、年齢を重ねれば重ねるほど高い人間力(ヒューマンスキル)が求められると思う。まして一定の社会的地位がある場合はなおさらだ。人間力とは、社会で一人の人間として正しく振る舞う能力。具体的に言うと、他者への思いやり・謙虚な心・幅広い視野・自己をコントロールする克己心などをいう。つまり、それらは人としての器(=OS)とも言い換えることができる。結局専門スキル(=アプリ)で世渡りできるのはせいぜい20代から30代までで、40代以降になると専門性だけではなく全人格的な人間力が問われる場面が多くなってくる。かくいう私自身も上級管理職(プレイングマネジャー)という立場上、定型業務(ルーチン)より非定型業務(イレギュラー)に取り組む機会の方が多いし、そこはマニュアルも前例もない世界。そうなると、状況に応じて多くの関係者と利害調整しつつ、例外対応しなければならない。そこで問われるのは課題解決のために多くの人と調整しながら会社を一つの方向に引っ張っていく人間力(=人間としての底力)そのもの。
人間力を高めるためには、①本を読む、②旅をする、③人と会うことが大切と聞いたことがあるが、なるほどそのとおりだと思う。それをふまえて、自分なりに人間力を高めるために偉人の名言集や自分だけのクレド(行動指針)を毎日読みこんでいる私。その効果は少しずつあらわれていると信じたい。
今となっては無意味な仮定になるが、もしAが他者にもっと敬意を払って接していれば・・・。もし自分が注目される人物であることを自覚して行動に細心の注意を払っていれば・・・。もし世間というものの怖さを理解して我が身をきちんと処していれば・・・。仮にそうならばこの問題はまた別の違った結末を迎えていただろう。それともテレビ業界という伏魔殿はそういった人間力の重要性を吹き飛ばしてしまうほど異次元的な別世界なのだろうか?このケースの場合は、「因果応報」「身から出た錆」「自業自得」というキーワードしか思い浮かばないが。

いずれにせよ、今回の転落劇は私たちにとって人間力の重要性を改めて再認識させてくれる教訓になったのは間違いないだろう。
