企業法務担当者のビジネスキャリア術

氷河期世代の企業法務担当者がライフログとして日々の出来事を記録しています。2009年に開始したブログは17年目を迎えました。

【山旅1日目】「孤高の登山家」加藤文太郎の故郷 浜坂をめぐる/観音山・城山の低山縦走紀行

先日、兵庫県北部に1泊2日の登山旅行に出かけたので、その様子を紹介したい。二日間をかけて登ったのは以下の3座。
 
1日目…観音山(かんのんやま)・城山
2日目…蘇武岳(そぶだけ)
 

 

1.加藤文太郎ゆかりの地を巡る

旅の始まりはJR大阪駅から。当日は7時48分発のはまかぜ1号(鳥取行き)に乗車する。考えてみると平日の大阪駅からディーゼル車両に乗るとはなかなか珍しい経験だ。窓からは青い空が広がり、清々しい気分。はまかぜはあっという間に姫路駅に停車し、スイッチバック(!)して播但線を北へ進む。
 

 
列車は11時半に浜坂駅(マップ①)に到着。駅を出て北に向かって歩く。

 
浜坂は、「孤高の登山家」として有名な加藤文太郎の出身地。加藤文太郎は、神戸で造船技師として働きながら単独行で名を挙げたが、1936年に槍ヶ岳で猛吹雪にあい、遭難死してしまう(享年31歳)。私は小説「孤高の人」でこの人の存在を初めて知った。浜坂には、彼の足跡をしのぶスポットが数多くあり、加藤文太郎記念図書館(マップ②)もその一つ。図書館2階に立ち寄ると、加藤文太郎が愛用した登山道具(登山靴・ピッケル・ストック・手帳等)が遺品として展示されており、ハイカーである私にとっても大変興味深い。

※当時の登山道具に興味津々。

 

2.日本海を望む観音山へ

さて、図書館を出た後は岸田川にまたがる白馬歩道橋(マップ③)を渡って北に歩く。このあたりは海も近く、美しい砂浜も見える。
 

※当日の天気は曇り空だったが、雨にはあわず、まだ良かった。
 
 
東側に沿って山裾を歩けば、やがて登山口(マップ④)に到着。所々にある石仏を見送られながら40~50分ほど登ると、観音山(245m)の山頂に到着(マップ⑤)。しかし、北側の木々が邪魔で日本海の眺望はあまり楽しめず。
 

※観音山の頂上付近の眺望はイマイチ。
 
しかし、そのまま西回りの道を歩いて下っていくと、見晴らしの良いスポットを発見!ここからが静かな日本海を見下ろすことができ、なかなか感動的。こうして海を見るのは一体いつ以来だろうか。その動画を紹介しておこう。
 

※山から眺める海もなかなか趣深い。
 

3.山陰海岸ジオパークでの学び

そのまま時計回りに観音山を下って白馬歩道橋(マップ③)まで戻った後は、そのまま海沿いを西へ。まだ時間があったので、観音山のすぐ西にある城山に登るためだ。平日ということもあり、人影はまばらで、静かな町並みが広がる。

 
海岸にはベンチがあったので、しばらく休憩しながら動画を撮影する(マップ⑥)。こうして海を眺めるのは何年ぶりだろう、と感慨にふける。1日で山と海、両方を楽しめるのは、思えばなかなか贅沢な時間かも。
 

※心地よい海風を浴びながが日本海を眺める。旅に来たなあと感じる瞬間。
 
 
さらに西に歩くと途中で山陰海岸ジオパーク館(マップ⓻)があったので、ついでに立ち寄ってみた。山陰地方には鳥取砂丘など豊かな自然が残されており、鳥取県から兵庫県、京都府の北端にかけてがジオパークに認定されている。この記念館では、その壮大な自然について展示物が紹介。
 

※平日ということもあり、館内には誰もいなかった。
 
 
そういえば、鳥取砂丘といえば、2021年7月に家族で鳥取旅行をした際、ホテルのテレビで東京オリンピックの開会式を見たことを思い出す。あれからもう4年も経つのかと、時間の流れの速さに驚かされるが・・・。

 

kigyouhoumu.hatenadiary.com

 

4.加藤文太郎が愛した故郷の風景

ジオパーク館を出た後、西に15分ほど歩くと、城山の登山口に到着。といってもトンネルのすぐという珍しい場所にあり、少し驚いた。
 

※階段を上って右に曲がり、トンネルの真上を登っていく。
 
 
それなりの急坂で、設置されていたロープを使って登山道に合流。そこを北へ曲がると曲がり角に加藤文太郎をしのぶ記念碑がある(マップ⑧)。
 

 
その前を通り過ぎて10分ほど半島の先端に向かって歩くと、突然視界に飛び込んできたのが矢城ケ鼻灯台(マップ⑨)。

 
そのまま長い階段を下っていくと灯台に到着する。眼前には広大な日本海が広がり、圧倒的大海原が広がるのみ。なかなか旅情豊かな光景だ。東に視線を向ければさきほど登ってきた観音山を見渡すことができる。きっと加藤文太郎もこの故郷の光景を何度も眺めたに違いない。
 

※西は鳥取方面だが、さすがに遠すぎて砂丘は見えない。
 
 

※ついさっき登ってきた観音山の全体像。
 
その後、記念碑まで戻って南に進むと30分ほどで電波施設のある城山(170m)に到着(マップ⑩)。少し南には小さな湾を見下ろせる景観が広がる(マップ⑪)。
 

 

※城山からの眺望はイマイチだが、すぐ西側に開けた場所があった。
 
 
この日のトレッキングはこれで終了。所要時間は4時間半といったところ。今回は日本海を眺めて、海風を感じながらの爽やかなトレッキングとなった。
 

※コンパクトにまとまった低山が固まっており縦走にはうってつけ。
 
 
その後は夕焼けを眺めながら国道沿いに浜坂駅まで歩いて戻り、JR山陰本線で豊岡駅へ向かう。駅近くのビジネスホテルで一泊して、翌日は早起きして蘇武岳に登ったが、その様子はまた次回に。