企業法務担当者のビジネスキャリア術

氷河期世代の企業法務担当者がライフログとして日々の出来事を記録しています。2009年に開始したブログは17年目を迎えました。

【万博初参加】人波の先に見た夢洲の海風とガンダム!——家族で駆け抜けた大阪・関西万博体験記2025

1.通勤地獄と化した地下鉄中央線

先日記事にしたとおり、家族で大阪・関西万博に行ってきたので、写真や動画を交えてリポートしたい。

 

kigyouhoumu.hatenadiary.com

 

まず午前10時過ぎに梅田を出発。地下鉄の御堂筋線に乗って、本町で中央線に乗り換えて夢洲駅を目指す。中央線で西方面に向かう人の大半は万博会場のため、車内はすでに満員。弁天町駅(JR環状線との乗り換え)やコスモスクエア駅(ニュートラムとの乗り換え)でさらに乗客が乗ってきて、もはや首都圏の通勤電車並みのすし詰め状態。万博会場に向かうために今回久しぶりに地下鉄中央線に乗ったが、おそらく万博開催期間中は平日でもずっとこのような状態だろうし、この時点ですでに非日常感たっぷり。
 

 
 

2.夢洲の風と、人の波

夢洲駅には11時前に到着。駅を出てぐるりと迂回するように東ゲートを目指す。すでにこの時点で入場のための長蛇の列ができており、40分ほど並んで手荷物検査が終了。
 

※地下鉄夢洲駅を降りて、東ゲートから万博会場に入場する。
 
ようやく会場に入場して、向こうに見える大屋根リングに到着。今回の万博の目玉の一つでもある木製の大屋根リングは幅30メートルほどでその下にはベンチも設置されており、一息つけるスポットでもある。木の香りと海風がまじりあうその空気を胸いっぱいに吸い込む。とりあえず、「万博に来た感」を目いっぱい味わおうか。
 

※大屋根リングの真下から上を見上げてみた。
 
 

※リングの支柱の隙間から南東方面にWTCが見える。向こうからはこの会場はどのように見えるのだろうか。
 
 

3.リングの上から見た非日常

エスカレーターで天へと続くような木製の回廊へ。そこは、地上の喧騒が嘘のような、穏やかな風が吹き抜ける場所だった。時計の3時から9時方向に向かって半円を描くようにゆっくりと歩いてみる。10月に入ってだいぶ涼しくなり、しかもこの日は曇りのため気温は低かった。海風が西から吹いて視線を転じれば、大阪湾から神戸までの光景が広がる。
 
 

※どこからともなくアフリカンミュージックが聞こえてきた。
 
 

※大屋根リングからウォータープラザを一望する。夜になるとここで水上ショーが繰り広げられる。
 

※大屋根リングの上をぶらぶらと歩く。やはり相当な距離があり、結構疲れる。
 

4.「白い巨人」に遂に邂逅!

リング半周するだけで結構な距離があるので、何度か休憩しながら写真や動画を撮影する。そんなこんなで、時計の10時方向の地点まで到着すると、なにやら白いシルエットが見えてきた。片腕で天を支えているような巨人・・・・そう今回の万博の目玉の一つ、実物大ガンダム!!
 

※ん?西ゲートからあふれる人が目指す先に見えるのは・・・。

 

※思わず、「おお~~」と声が漏れてしまった(笑)
 
動かないとわかっていても、やはり胸が高鳴る。昔、子供時代にテレビで夢中になって見た存在が、いま現実の空間に立っている。時間を飛び越えて出会ったような、不思議な感覚だった。近くの階段で大屋根リングから階段で再び地上に戻って、ガンダムを足元から撮影。隣にいた子供が「本物みたい」とつぶやく。その言葉に、胸のどこかがじんと温かくなる。
 

※遂にガンダムとご対面・・・!
 
 

※さすがに動かないが、胸から蒸気を吐き出したり、モノアイが光ったりと変化が盛りだくさん。
 
 
あと、ガンダムの近くにはバンダイのパビリオンがあるが、事前予約は全滅だったので、中に入ることはできず(泣)。代わりに、ガンダムチャンネルで期間限定公開されているEXPOホールのガンダムコンサートで予習していたので、思い入れたっぷり。以下の動画は、13日までの期間限定公開だが、ガンダムファンならば一見の価値あり。
 


www.youtube.com

 

5.西ゲート付近で一息

ここまでたくさん歩いて疲れてきたので、私たちはガンダムから離れて西ゲート方面に移動する。あたりにあるベンチで休憩。自宅から持ってきたパンやカロリーメイトで簡単に昼食を済ませる。「こんなに人が多いのに、静かやね」と妻がつぶやいた。確かに、周りのざわめきが遠く感じられた。喧騒のなかにも、小さな静けさがある——そんな瞬間だった。休憩後は、JR西日本が主催するギフトショップで自宅用のお土産を購入する。ちなみに、お土産屋に入店するだけでも40分ぐらい並んでビックリした。
 

※店で買ったお土産。真ん中のキーチェーンはスマホのストラップに使用するつもり。

 

※JR日本が運営するためか壁には電車系のアイテムが展示。し、渋い!
 

6.ようやくパビリオンに入場

さて、気が付けば時刻は午後4時過ぎだが、まだパビリオンに一つも入っていない。とりあえず、予約なしで入れそうなパビリオン(コモンズA・B・C)をハシゴする。それでも人が多かったので、やや駆け足気味になってしまったが、その時に撮影した写真を一部紹介しよう。
 

 

7.韓国パビリオン前で最後の休憩

その後、大屋根リングの真下にあるベンチで休憩したが、ちょうど韓国パビリオンの目の前。そこでは巨大モニタが様々なパターンの立体映像を流していた。我が家のように事前予約チケットの全滅組にとってはまさしく天の助け。パビリオンに入場しなくても万博のコンテンツが楽しめるのは正直ありがたい。
 
 
 
 
※結局メインのパビリオンには全く入場できなかったので、こういうのは助かる。
 

8.エンディング ~夜空を染めたショー~

そうこうしているうちに日も落ちて午後6時半頃。この後、30分ほど間隔をあけて実施された花火・水上ショー・ドローンショーを順番に鑑賞する。これでこの日の予定は全て終了。東ゲートから退場して、夢洲駅から地下鉄に乗車して帰宅。
 

※18時15分ごろの花火の様子。
 
 

※水上ショーの様子だが、斜め方向で、少し遠くて何をやっているのかわからなかった(泣)。しかも40秒頃から近くのポルトガル館で沖縄民謡のライブが始まり、それも収録されたので、この動画はレア度高し(笑)。結局帰宅後にYouTubeで確認してこのようなストーリーだったのかとようやく納得。
 

※これで本当のラスト。ドローンショーで本日の締めくくり。
 
 
ドローンショー終了後は、ドローン自身が「お帰りはこちらです」と親切な表示。なかなか働き者のドローンである(笑)。
 

 

9.大阪・関西万博を振り返って

感想を一言でまとめると、「とにかく人が多くて疲れた」。私たちが訪れたのは閉幕の約1週間前で、毎日20万人が訪れていた時期なので、とにかく人が多くて満足に動けなかった。しかし、以前の記事で言及した3つの目的は一応達成することができたので、よしとしようか。
 
  1. 会場の空気感を吸い込むこと 
  2. 大きな大屋根リングを背景に家族写真を撮ること 
  3. ガンダムを拝むこと 
 
私たち家族にとって少しばかりドタバタな一日だったけれど——それでも、忘れがたい一日になった。そもそも私たちは、なぜこれほどまで大きな祭典に足を運びたくなるのだろうか。それは、そこにしかない「非日常の空気」を吸い込み、歴史の一ページに、ほんの少しだけ自分たちの足跡を残したいからかもしれない。
 

 
10年後、20年後に成長した子供たちの記憶の片隅に「そういえば、両親に連れられて大阪・関西万博に行って大屋根リングを歩いたり、実物大ガンダムに出会ったなあ」という記憶が少しでも残っていれば、親である私としては十分満足だ。その時はブログのこの記事を検索して見つけて欲しいもの。