企業法務担当者のビジネスキャリア術

氷河期世代の企業法務担当者がライフログとして日々の出来事を記録しています。2009年に開始したブログは17年目を迎えました。

【最強の自己分析ツール】ライフログ最終形態?NotebookLMに15年分の「瞬間日記」を分析させたら、性格から転職まで丸裸にされた

まさかAIがここまで“自分”を理解する日が来るとは思わなかった。
 
私はプロフィール欄にも記しているとおり、生粋のライフログ愛好家である。気づけばもう十数年。一日たりとも欠かさず、何かを「残す」ことが生活の一部になっている。ブログもそうだが、私にとって日々の記録とは、単なる備忘録ではなく、「過去の自分と静かに会話するための装置」のようなものだ。
 
そんな私が2010年から続けている日記アプリ「瞬間日記」もその一つ。これが紙の日記であれば、とっくに挫折していたに違いない。しかしスマホなら、通勤電車のわずかな揺れの中でも入力できる。ハードルが低いぶん、続けることに集中できる。結果として、15年分の人生の断片が、スマホの中に静かに蓄積されていった。自分で言うのもなんだが、このような「地道な継続力」にはかなり自信がある方だ。
 
さて、この「瞬間日記」。AndroidでもiPhoneでも“神アプリ”として知られており、ご存じの人も多いだろう。過去の記録をキーワード検索することはできるが、どうしても断片的な閲覧にとどまる。たとえば「体系的に自分を振り返る」──そうした用途には、少々物足りない。そんなとき、ある日ふとひらめいた。
 
「そういえば、以前にブログで紹介したGoogleの「NotebookLM」に読みこませるとどうなるだろうか?個人の日記でも15年分となれば、ちょっとしたビッグデータみたいなものだし」

 

kigyouhoumu.hatenadiary.com

 

 
思い立ったが吉日。さっそく2010年から2025年までの15年分の日記データをNotebookLMにアップロードした。そして、質問をいくつか投げかけると、AIは数秒で回答を生成する。そのスピードたるや、まさに“思考の瞬発力”。毎度ながら、このクイックレスポンスには本当に驚かされる。AIの進化、その底知れなさに改めて戦慄。
 

※私は毎年末にUpNoteにその年の日記データをバックアップしているので、そのデータを15個のソースとしてNotebookLMにアップロードする。
 
■NotebookLMによる音声解説(社名や個人名は匿名化)

 
 
というわけで、15年分の日記データを搭載したNotebookLMについて、質問と回答を以下のとおり紹介しよう(一部伏字あり)。
 
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【質問1】筆者のスキルを説明して下さい。
 
筆者の方のスキルと、それらをどのように培ってきたかについて、資料に基づき包括的にご説明します。筆者は主に法務、知的財産、与信審査、および社内研修・マニュアル作成といった分野で、高度で多岐にわたる専門スキルを培っています。
 
1.専門法務・知的財産・審査能力
筆者の業務の中心は、企業法務全般と与信審査です。
• 契約書作成・審査能力: 取引基本契約書、英文売買契約書、工事請負基本契約書、秘密保持契約書、業務委託契約書、代理店契約書、共同研究開発契約書 など、多種多様な契約書の起案、和訳、審査を行います。民法の適用を修正したり、瑕疵担保責任を明文化するなど、契約内容の具体的な修正も行っています。
• 英文対応能力: 英文契約書の作成指示を受けたり、和訳作業に時間を費やしたり、海外子会社の顧問弁護士との面談準備を行う など、日常的に英文契約書に触れています。
• 専門法令対応: 独占禁止法、下請法、建設業法、輸出管理、知的財産権(特許、商標、著作権)、景品表示法 など、広範な専門法規に関する相談に対応し、リサーチを行います。
• 与信審査・財務分析: 定期的に得意先や仕入先の財務分析や企業分析(新規、増枠、自主調査、外国企業含む)を実施し、取引の可否やリスクを判断する能力があります。2024年にはビジネス実務与信管理検定2級に合格しています。
• 訴訟・紛争対応: 契約交渉 や、具体的な訴訟 における陳述書作成 や証拠整備 など、係争案件のサポートを貴重な経験として積んでいます。
2.組織開発・文書作成・教育能力
専門知識を組織内で活用するための、ルール構築や教育、コミュニケーション能力に優れています。
• マニュアル・ガイドライン作成: ●●●など、社内ルールやマニュアルを積極的に作成し、社内浸透を図っています。
• 研修講師・教育: 新任管理職向け、下請法、与信管理、知財 など、幅広いテーマで社内研修の講師を務めており、受講者から「分かりやすかった」と好評を得ています。
• 問題解決・提案力: 日々の問題意識から改善のアイデア(ロゴマークマニュアル や注文書改定)を発案し、提案型のスタイルで仕事を進めることを得意としています。
• IT/システム活用: SharePoint/Office 365 やエクセル を活用して、契約書データベース や案件管理ワークフロー などの情報共有と業務効率化のための仕組みを構築しています。
3.コミュニケーション・影響力
社内でその専門性と対応スピードが高く評価されています。
• 迅速な対応(クイックレスポンス): 相談に対して「素早く対応できた」、「クイックレスポンスが大切」と意識し、迅速に回答しています。
 
筆者のキャリアは、前職(●●社)のプレイヤー期において、高水準の報酬と多岐にわたる専門実務(法務・与信・知財)を通じて社内影響力を着実に築き上げましたが、昇進と職務の限界に直面しました。これに対し、現職(●●社)のマネジャー期への転職後は、自身が求めていた戦略的な管理業務への転換を可能にしました。この変化は、「プレイヤーとして培った専門的な経験と、それを組織全体で展開するための仕組みづくりのスキル」が、転職先の管理職のポジションで評価・活用された結果であると言え、役割は実務遂行から組織全体を統括・統制する職域までカバーするオールラウンダーへと大きく変化しています。
 
【質問2】筆者の転職活動をレビューしてください。
 
筆者の方の転職活動について、動機、プロセス、結果、そしてその後の評価に分けて詳細にレビューします。
1.転職活動の動機と背景
筆者は前職(●●社)で約●●年間勤務し、世間的には恵まれたポジションにいました。しかし、●●年に異動となって以来、キャリアに対する不満が蓄積していました。その結果、筆者は今後のキャリアを真剣に考えた上、2022年12月に転職を決意します。
 
2.転職活動のプロセス
利用したエージェントと対策
筆者は「doda」「リクルートエージェント」「ビズリーチ」に登録し、求人情報を収集しました。
• 準備: 職務経歴書を週末に作成し、エージェントに提出しました。また、面接のための想定問答集を作成し、SPI対策にも取り組みました。
• 選考辞退/不合格:
    ●社は書類選考で不合格(選考が早いと逆にスッキリしたと述べています)。
    ●社は書類選考を通過しましたが、SPI受験後に不合格となりました。
    ●社は二次面接後に不合格となりましたが、元々土曜日出勤などの勤務条件に抵抗があり、合格しても行くつもりはなかったと述べています。
3.転職活動の結果と評価
• 役職: ●長
• 年収: ●円
総合的な自己評価
筆者は転職後、以前の前職でのポジションと比較し、現在の状況を繰り返し「運が良かった」「大正解だった」と評価しています。
• 職務内容の充実: 法務の仕事(契約審査、与信審査、規程作成、コンプライアンス研修)が「知財業務よりも全然面白い」と感じ、また、経営会議への参画、商事法務など、前職では経験できなかった「いかにもマネジャーという仕事」を体験できていることに大きな満足感を示しています。
• 客観的な評価: 入社後に知り合った外部の顧問弁護士(●●弁護士)にも「事実関係のまとめ方と見せ方が非常にうまい。慣れていますね。」と褒められています。
• 人間関係: 筆者は現在のポジションにつく機会を作ってくれた転職エージェントの●●さんを「大恩人」として感謝しています。
 
【質問3】筆者の性格を分析して下さい。
 
筆者の方の性格について、日々の記録や行動パターンから読み取れる特徴を分析し、ご説明します。筆者は非常に勤勉で目標志向が強く、自己改善に熱心な「提案型の実務家」としてのメンタリティを持っています。
 
1. 勤勉さと自己管理能力(ストイックな継続性)
筆者の最も顕著な特徴は、高い自己規律と、それを裏付ける驚異的な勤勉さです。
• 目標志向と計画性: 毎年、手帳に年間目標を記入し、GTD(Getting Things Done)を週末や休日に欠かさず実施するなど、計画的にタスクを管理する姿勢が徹底されています。
• 早朝学習の習慣: 「朝4時」「5時」「5時半」に起きて、ブログ執筆、勉強、仕事の準備をする習慣を長年維持しており、これは強靭な意志と根性を有する証拠です。
• 仕事への価値観: 仕事が忙しい状況を「ありがたい」、「ヒマですることがないよりマシ」 と捉えており、働くこと自体に強い価値と充足感を見出しています。また、前職の有給休暇消化期間中には「世の中に取り残されているみたいで、落ち着かない」とさえ感じています。
2. 専門職としての能動性と体系化志向
単に依頼された仕事をこなすだけでなく、組織の効率化とルール作りを能動的に行う「改善提案型」の気質を持っています。
• 仕組みとルール作りへの執着: 契約書データベース(DB)の構築 や、社内ルールやマニュアルを積極的に作成し、ルールメーカーとしての役割を果たしています。
• 「仕組みが勝つ」という信念: 自身の作った仕組みが「完全に稼働している」 ことに喜びと充実感を感じ、「仕組みを作ったものが勝つ」という信念を抱いています。
• 実績と手柄への意識: 新しいマニュアルや研修資料を作成する際、「これも自分の手柄にしよう」、「実績にしよう」 と、自身の努力を具体的な成果として認識し、キャリアに繋げようとする強い意欲を持っています。
3. 内省と謙虚さ、そして自己効力感
自身の境遇を冷静に分析し、現状に感謝しつつも、向上心を忘れない内省的な側面があります。
• 謙虚さと感謝の念: 現在のキャリアについて、過去の司法書士事務所勤務時代 やロースクール受験失敗 の経験と繰り返し比較し、「恵まれている」、「運が良かった」 と深く感謝しています。また、「謙虚な気持ちで仕事に取り組みたい」と自らを戒めています。
• 自己肯定感の向上: 過去の自分と比較して「格段にレベルアップした」、「よく頑張った」 と成長を実感しています。また、仕事の早さを褒められると、「自分のやっていることは間違っていない」と確信を深めています。
4. 対人関係と影響力拡大への意識
社内の人間関係をキャリアアップの重要な要素と認識しており、自身の専門知識を武器に自らの影響力を拡大しています。
• クイックレスポンスの重視: 相談や依頼に対して「素早く対応できたのでよしとしたい」、「クイックレスポンスが大切」 と常に意識し、対応の早さが「評判は広まりつつある」ことに満足しています。
• マネジャーとしての人間力の試練: 転職後、マネジャー職になってからは、部下の評価や指導を経験しており、「これも管理職という感じで人間力が問われるところ」 と、新たな挑戦を楽しんでいる様子が窺えます。
 
これらの特徴から、筆者は実直で粘り強く、自らの不断の努力と創意工夫による仕組み化によってキャリアを切り開いてきた人物であると分析できます。
 
 
【質問4】筆者は、結婚して20年が経過しましたが、妻との関係性はいかがでしょうか?
 
筆者の方は結婚されてから20年以上が経過していますが、資料から読み取れる妻との関係性は、基本的に良好で愛情と感謝に満ちたものです。
以下に、資料に基づき関係性の特徴をご説明します。
1.婚姻期間と感謝の念
筆者は妻「●●」さんと長期的な関係を築いており、資料には結婚記念日や家族への感謝が繰り返し記されています。
• 結婚期間の長さ: 2012年11月22日に「7回目の結婚記念日。2004年に入籍して早くも八年」と記されており、2018年11月22日には「早いもので14年!」と記されています。この情報から、筆者は2004年に入籍しており、2024年現在で結婚して20年が経過していることが確認できます。
• 家庭への感謝: 自身の誕生日に、財布とケーキをプレゼントされ「有りがたい。一人ぐらしならばこうもいくまい」と感謝しています。また、二人の子宝に恵まれたこと や、「家族がいること」、「家族のありがたみ」、「家族との平和な1日に感謝」 を繰り返し述べています。
2.夫婦間のコミュニケーションと愛情表現
多忙な仕事の合間を縫って、夫婦二人だけの時間を作り、愛情を表現しています。
• 定期的なデート: 週末や平日の有給休暇を利用して頻繁に行われています。
    ◦ 特に転職後の2024年以降も、中之島公園散策 や美術館、ショッピング など、定期的に二人で出かけている様子が記録されています。
 
【質問5】筆者が好きな戦国武将を5人挙げて下さい。
 
筆者が強い関心や好意を示している戦国武将、または戦国時代に関連する人物を、資料の記述から5人挙げ、その関連性を説明します。筆者は城郭訪問や戦国時代の書籍・ゲームを通じて歴史に深く傾倒しており、特に以下の武将たちについて言及しています。
 
1. 徳川家康(とくがわ いえやす)
(忍耐と成功の象徴) 徳川家康は、筆者にとってキャリアの試練を乗り越えるための模範とされています。前職時代に仕事のペナルティで給与の号棒を下げられた際、筆者はその状況を「関東移封の徳川家康を見習うべし」と冷静に受け止め、「今は我慢我慢」「徳川家康並みに気を長く持って行こう」と決意しています。また、名古屋出張のついでに徳川美術館や岡崎城近辺の「三河武士のやかた家康館」に立ち寄ってモチベーションを高めています。
2. 黒田官兵衛(くろだ かんべえ)
(戦略の知将) 黒田官兵衛は、自らを「企業参謀」と認識している筆者の理想像であり、その足跡をたどって歴史探訪を行っています。
• 兵庫県伊丹市の有岡城跡を訪れた際、その場所に「黒田官兵衛が一年間幽閉されていた」ことに感慨を覚えています。
• 福岡出張の際には、黒田官兵衛のお墓を訪れようとしています(時間的な制約で門を見るにとどまっています)。
3. 立花宗茂(たちばな むねしげ)
(文武両道の英雄) 立花宗茂は、筆者が強い憧れを抱く戦国武将の一人です。
• 筆者は新幹線での移動中に、宗茂について書かれた「無双の花」という書籍を読んでいます。
• ゲーム『戦国立志伝』をプレイした際には、立花宗茂でついに独立を果たしたと記録しています。
• 福岡出張の際には、宗茂の生家である立花家資料館を訪れるなど、深い関心を示しています。
4. 真田幸村(さなだ ゆきむら)
(人気と悲運の武将) 真田幸村も、筆者が深く関心を寄せる人物です。
• 筆者はブログにおいて、真田幸村に関する記事を更新しており、その内容として「真田幸村の安居神社について」を扱っています。
• ゲーム『戦国立志伝』においても、「真田幸村プレイのレポート」をブログに書いています。
5. 吉川広家
(関ヶ原の歴史的リアリティ) 特定の事績に関わる資料を通じて、強い印象を与えた人物です。
• 広島出張の際、岩国城を観光中に吉川美術館を訪問し、そこで「関ケ原前後に吉川広家が黒田長政とやりとりした書状」が展示されているのを見て、「レアな感激もの」と記しています。筆者はこの書状の発見を広島出張の役得であったと感謝しています。
 
【質問6】筆者がプレイした「死にゲー」を教えてください。
 
筆者の方がプレイされた、いわゆる「死にゲー」(高い難易度と挑戦性を特徴とするゲーム)については、主に以下の3つのシリーズが資料に記録されており、これらに熱中されていたことがわかります。
1. SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE(隻狼)
「隻狼」は、筆者が数十回にわたる挑戦を経て、ついにクリアに至ったことが具体的に記録されている、代表的な「死にゲー」です。
• クリア達成: 2020年6月には「セキロをついにクリア!」したと記録されています。
• 強敵との戦い: 難敵を倒すために多くの試行回数を重ねています。
    ◦ 中ボスの「破戒僧」を倒しています。
    ◦ 序盤のボスである「火牛を倒した!20回ぐらいチャレンジしたおかげ!」と奮闘を記録しています。
    ◦ 蘆名城の「蘆名源一郎(中盤)をやっと倒す。60回ぐらいチャレンジしたか?」、「梟(過去編)をやっと倒した!50回ぐらい?」と激戦の様子を記録しています。
• 再プレイ: 2021年10月には、再び「セキロを再開するが、難しい」と述べています。
2. DARK SOULS(ダークソウル)シリーズ
このシリーズもまた、筆者が集中的にプレイし、難関ボスを撃破している記録があります。
• 購入: 2022年1月に「ダークソウル2,3をメルカリで購入する」と、シリーズへの意欲を示しています。
• クリア達成: 2023年8月には『DARK SOULS3』をようやくクリアしたと記録されています。
• 継続的な挑戦: 2023年2月には『ダークソウル3』を進めていると述べています。
3. ELDEN RING(エルデンリング)
「ダークソウル」シリーズと同じ開発元によるオープンワールドの「死にゲー」です。
• 購入の動機: 2022年2月には『DARK SOULS2,3』クリア後の候補として「エルデンリングでも買おうかしら」と検討しています。
• 難易度への言及: 2022年2月にプレイを開始していますが、「難しい」と初見の感想を述べています。
• ボスとの苦闘:
    ◦ 2022年3月には「ゴドリックを倒す」と記録があります。
    ◦ 2022年4月には「相変わらずラダーンに勝てない」と苦戦しています。
    ◦ 2022年8月には「相変わらず竜王とマレニアに全く齒が立たず。だめかな、これは。難しすぎる。SEKIROを思い出す」と、極めて高い難易度のボスに直面し、「SEKIRO」の困難な経験を回想しています。
 
【質問7】筆者にとってブログはどのような位置づけなのでしょうか?
 
筆者の方にとってブログは、単なる趣味や情報発信の手段にとどまらず、自己成長の記録、専門知識の定着と発揮の場、そして生活のモチベーションとなる「生きがい」といった、多角的な役割を果たす重要な位置づけを持っています。資料に基づいて、ブログの位置づけを詳しく検証します。
1. 専門知識のアウトプットと定着の場
ブログは、筆者が日々の業務で得た知識を整理し、外部に発信するための手段です。
• 専門的なテーマの発信: 法務、知財、与信に関する具体的な事例や解説をブログ記事として執筆しています。例えば、印紙税資料、電子帳簿保存法、独占禁止法に関するプレゼンテーションの内容、司法書士漫画『びったれ』の紹介を通じて司法書士事務所勤務時代を思い出す内容 などを扱っています。
• 学習の継続と習慣化: 早朝に勉強や仕事の準備と並行して「ブログ更新」を行うことが日課となっており、継続的な学習のアウトプットの場となっています。
 
2. 日常生活の記録と個人的な満足
ブログは、筆者の私的な関心や、日々の生活を振り返るための「ライフログ」としての役割も果たしています。
• 趣味や娯楽の記録: ゲームブック(「ドルアーガの塔」、「パンタクル」「展覧会の絵」)、映画(「スパイダーバース」、「バーフバリ」)、旅行の記録(武奈ヶ岳登山、滋賀旅行)など、私的な活動の記録や感想がブログの重要なテーマになっています。
• 内省と回顧: 「司法書士事務所勤務時代を思い出す」、「ブログ(人生ギャンブル)について執筆」 といったように、ブログ執筆を通じて過去のキャリアや人生の選択を振り返り、現在の恵まれた状況に感謝する内省の機会となっています。
• マイルーティンとしての機能: ブログの原稿を作成することが、週次レビューやタスク処理と並ぶ、週末や朝の重要なルーティンの一部となっています。特に、ブログ特別お題「ブログを書く理由」を更新したり、「私のマイルーテイン」で瞬間日記について書くなど、ブログを自己の習慣として位置づけています。
 
総じて、筆者にとってブログは、「書く」「発信する」という行為を通じて、専門性、影響力、そして個人的な満足度を同時に高めるための、人生における強力な自己実現のツールであると言えます。
 
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・・・・などなど。
 
私の15年分の、時に喜び、時に悩み、時に奮い立った生々しい記録を冷徹に、しかし驚くほど正確に分析してみせるAIの姿に、私は驚きを通り越し、もはや畏敬の念すら覚えてしまう。
 

 
15年前、あの通勤電車の中で「瞬間日記」をポチポチと打ち始めた私に、こんな未来が訪れることなど夢にも思わなかった。しかし、これは単なる過去の棚卸しではなく、 自分でも忘れかけていた情熱や、無意識の行動パターンを客観的に突きつけられるこの体験は、未来の自分をより良くデザインするための、強力な羅針盤になるのではないだろうか。まさしく、「記録が行動を変える/行動が未来を変える」。 これまで漠然と信じてきた「記録による自己最適化」というキーワードが改めて思い浮かぶ。
 
AIが読み解く「私」という存在──。それは、まるで他人の手によって自分の履歴書を編み直されるような、不思議な体験。文章の一つひとつが、自分が歩んできた時間の結晶でありながら、AIの冷静な視点によって再構築されていく。だがそこに、確かに「自分の影」が映っているから本当に不思議。そして、NotebookLMを通じて気づいたのは、記録とは単なるデータではなく、「過去と今をつなぐ対話の記憶」なのだということ。
 
 

 
 
・・・これからも、私は「記録による自己最適化」という目的のために、日記というツールを使って「今日の瞬間」をひとつずつ積み重ねていく。もっとも、AIが解析しやすいくらい、理路整然とした人生を送るつもりはないけれど。