企業法務担当者のビジネスキャリア術

氷河期世代の企業法務担当者がライフログとして日々の出来事を記録しています。2009年に開始したブログは17年目を迎えました。

【手帳】デジタル全盛の時代に、それでも私が“紙の手帳”を使い続ける理由 /2026年も「NOLTY リスティ1」と駆け抜ける!

早いもので10月も終わろうとしている。毎年この時期になると、来年の手帳が並びはじめ、年の終わりを意識する時期となった。この光景を前にすると、決まって思う。「一年とは、どうしてこうも早いものか」と。
 

 

そんな折、仕事帰りに立ち寄った大型書店で、いつもの一冊を手に取った。「NOLTY リスティ1」——私にとっては、もはや年末の風物詩に近い存在である。2021年から使い続けており、来年版で6冊目。気づけば、毎年同じ手帳を選ぶことが“習慣”ではなく“信頼”に変わっていた。
 
■NotebookLMによる音声解説

 

 

 

 

※手帳に挟み込まれているカードで、毎年センスのある秀逸な言葉が記載。ブログでもこんなオシャレな言葉を書いてみたいもの(?)
 
 
生粋のライフロガーを自称する私にとって、ブログやアプリ「瞬間日記」などのデジタルツールは欠かせない。だが、アナログの手帳もまた同じくらい手放せない存在。リスティ1は、年間・月間・週間が一冊にまとまったバーチカル式のシンプルな手帳だ。週単位で時間軸を縦に配置するレイアウトは、一日の流れを可視化しやすく、多忙なプレイングマネジャーである私にはありがたい。私の場合、Outlookで予定を管理しつつも、必ず手帳にも書き写す。不思議なもので、指先を動かし、文字として記すと記憶の定着が全く違う。また、予定を終えたあと一本線でスッと消す瞬間には、小さな快感と達成感がある。この「線を引く快感」は、デジタルツール(Googleカレンダー)には代えがたい。
 
 
 
手帳用の筆記具は長年、フリクションボール4色が定番。予定の種類ごとに色を分け、変更があれば軽くこすって修正する。この“消せる自由”と“色分けの視認性”のバランスが、リスティ1との相性をさらに高めてくれる。数年前に試行錯誤を重ねた末、ようやくたどり着いた自分なりの完成形だ。
2026年で6冊目を迎えるリスティ1。ここまで来ると、もはや「毎年の儀式」と化している。新しい年の手帳を開く瞬間、最初のページに名前を書くときのあの緊張感——それはその年の仕事とプライベートを頑張った年末のささやかなご褒美かも。
 
思えば、手帳とは「時間を記録する道具」であると同時に、「思考を整理する場」でもある。私の場合、冒頭のページに<仕事><勉強><お金><健康><趣味><家族>の6つについて、その年の目標を記入し、頻繁に眺めて目的意識を高めている。
 
※このページに目標を書き、週末などに読み返して目的意識を高めるようにしている。
 
 
しかし、たったそれだけの事でも、潜在的に自分自身に対する暗示となり、その後のセレンディピティに影響を及ぼすような気がする。数年前の転職活動でエージェントからヘッドハントを受けているが、こうした”幸運”に遭遇したのは、地道な習慣を継続していたおかげかも。
 
このように、手帳には、その年の自分のリズムや癖、葛藤までもが静かに刻まれていく。新しいリスティ1を開くとき、私はいつもページの白さに背筋を伸ばす。2026年版のリスティ1も、きっと私の机の上で静かにページをめくりながら、日々のタスクや予定を受け止めてくれるだろう。
 
アナログとデジタルの狭間で揺れ動く私だが、それでもなお「紙に書く」というアナログ的行為から離れられそうもない。だが、それでいい。むしろその感覚を、これからの人生で大切にしていこうと思う。