企業法務担当者のビジネスキャリア術

氷河期世代の企業法務担当者がライフログとして日々の出来事を記録しています。2009年に開始したブログは17年目を迎えました。

【トレッキング】大阪の活気と奈良の静寂。境界の山・生駒山で見つけた「空気の色」のコントラスト

3月下旬に大阪府と奈良県の境にある生駒山(642m)に登ってきた。低山ながらも変化に富んだコースで、季節の移ろいと自分自身の歩みを再確認する良い時間となったので、その模様を紹介したい。
 

 

1.昭和レトロな参道から、静かな里山古道へ

まずスタート地点は、近鉄けいはんな線の新石切駅(マップ①)から。東へと足を向けて、まずは「石切さん」として親しまれる石切劔箭(いしきりつるぎや)神社(マップ②)を目指す。
 

※近鉄電車の線路はこの辺りから山の中腹にもぐっていく。

 

※神社の前を素通りして東の参道を通っていく。この日は何かイベントをやっていた様子。

 

※レトロな商店街をゆっくりと歩いて東に進む。
 
 
参道に一歩足を踏み入れると、そこには昭和の香りが色濃く残るレトロな風景が広がる。まるでここだけ時が止まったような錯覚をおぼえる。占いの店や漢方薬局、土産物屋が軒を連ねる賑わいを抜け、近鉄奈良線の高架下(マップ③)をくぐると、道は徐々に勾配を増していく。賑やかだった街の音が遠ざかり、景色が少しずつ山あいの表情へ。舗装路が「里山古道」の趣に変わるこの瞬間がトレッキングの醍醐味だ(マップ④)。
 

※近鉄奈良線の線路の高架下をくぐって東に進む。
 

2.人生の転換点:生駒スカイラインとの交差にて

住宅街を抜けて本格的な山道に入り、30分ほど歩くと荘厳な雰囲気の興法寺(マップ⑥)に到着する。何人かのハイカーとも遭遇し、あいさつをする。
 

 
 
お参りしてからさらに東に向かって山道をずんずんと進んでいくと、辻子谷コース北出合(マップ⓻)に到着。休憩しているハイカーがたむろしていた。この日は日差しも良く、歩いていて気持ちが良い。
 
実はこのすぐ東隣には信貴生駒スカイラインが南北に走っており、それに沿う形で南へ進めば信貴山(しぎさん)や高安山方面に到達する。私にとってこの場所は少し特別な意味を持っている。というのも、2022年の年末に同じ場所を歩きながら「転職」という大きな決断を下した、いわば人生の転換点となった場所。あれから3年が経過しており、月日がたつ早さには本当に驚かされる。

 

kigyouhoumu.hatenadiary.com

 

 
転職活動に着手する直前の張り詰めたあの頃の気持ちを思い出しつつ、今の充実した日々に感謝しながら、移動再開。
 

3.山頂の遊園地と、二つの街のコントラスト

坂を登りきると、目の前に現れたのは生駒山上遊園地(マップ⑨)。 遊園地の敷地内に生駒山の「一等三角点」があるという、全国でも珍しい山頂だ。ここまでの所要時間はおおよそ2時間ぐらいか。
 

 

 
まだまだ体力に余裕がある方だが、たまにはこんなゆとりのあるトレッキングも悪くない。休憩がてらベンチに腰を下ろし、西側に広がる大阪平野を一望する。
 

※ベンチに座って大阪平野を見渡す。空がどんよりしている・・・。
 
 

 
 
小休憩の後、そのまま遊園地外園を反時計周りに歩きつつ(マップ⑪⑫)、ケーブル山上駅(マップ⑬)の横から北東の近鉄生駒駅を目指して下山を開始。不思議なもので、先ほど眺めた大阪方面に比べると、奈良側の空気の方がどこか澄んでいるように感じられる。都市の活気と、古都へと続く静寂。自分が大阪と奈良の境界線に立っていることを実感させられる。これはこれでなかなか面白い体験かもしれない。
 
※奈良方面に進むが、心なしか空の雰囲気が大阪方面と違うような・・・。
 
 

 

 

4.信仰の山、そして春の訪れ

下山の途中に立ち寄ったのは、宝山寺(生駒聖天)(マップ⑭)。 古くから生駒山が信仰の対象であったことを物語る、荘厳な佇まい。「なぜ山には寺が多いのか」――そんな歴史の重みに思いを馳せるのも登山の楽しみかもしれない。
 

 

 

 

※このあたりに住んでいる人は、毎日この坂道を上がり下りしているのだろうか。なかなか大変だ。
 
 
1時間ほどで無事に近鉄生駒駅(マップ⑮)へ到着。 合計約4時間のトレッキングとなった。 この日は終始ポカポカとした陽気に恵まれ、どこからか鳥のさえずりも聞こえていた。「春は、もうすぐそこまで来ている」と確信させてくれる穏やかな一日だった。
 

※マップ⑧付近で録画したもの。鳥の鳴き声が心地よい。春を感じさせるひととき。