企業法務担当者のビジネスキャリア術

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【親子旅2026】秘境と絶叫吊り橋に挑む!「日本一長い路線バス 八木新宮線」(6時間半)を完全走破してみた

今週のお題「最近のラッキー」

 

blog.hatena.ne.jp

 
 
今回は、このお題にかこつけて、最近私が経験した「ラッキーな出来事」と、それにまつわる壮大(?)な路線バスの旅を紹介したい。
 

1.「日本一距離が長い路線バス」に初乗車!

先日、ネットでこのような動画を発見した。
 


www.youtube.com

 
なんと日本一距離の長い路線バスが、関西圏で運行されているという。それは奈良交通の「八木新宮特急バス」で、乗車時間は驚異の6時間半!6時間半といえば、新幹線で新大阪と東京を往復するより長いのだが……。
 

www.narakotsu.co.jp

 
 
HPによると、「八木新宮特急バス」は全長169.3km、停留所の数は168個。高速道路を使わない路線バスとしては日本一の走行距離だという。 出発地点は奈良県橿原市にある近鉄電車の大和八木駅。そこから南~南東に向けて走り、御所市、五條市を経て、日本一大きな村といわれる十津川村を抜け、太平洋に面する新宮市がゴールとなる。
 

 
あまりにも乗車時間が長いため、道中には3回も休憩時間が設けられているとか。しかも驚くべきことに、大和八木方面と新宮方面からお互いゴールに向かって毎日3本も運行されているという。「一体誰が乗るのやら!?」と思わずにはいられない。
 
しかし、このニュースを知って「これは面白い人生経験(=ブログのネタ)になりそう」と私のブロガー魂(?)に火がついた。早速、乗り物好きな息子にこのバスについて話をしたところ、二つ返事でOK。かくして3年前の紀伊半島一周の鉄道旅に続く、親子二人旅が実現することに。

 

kigyouhoumu.hatenadiary.com

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2.そして出発当日(いきなりのラッキー!)

5月30日の土曜日、朝9時に近鉄電車・大和八木駅に到着。ここから親子二人の長大なバス旅が始まる……!
 

※Googleマップでは一般乗用車では約3時間と表示。バスなので、その倍以上はかかる。
 
 
出発30分前の8時45分頃に駅前のバス停に到着すると、すでに13~14人ぐらいが並んで待っていた。やはり通好みの隠れた観光名物としての知名度が高いようだ。ここで「最近のラッキー」その1。なんと私と息子、ギリギリのところで座席を確保できたのだ!さすがに6時間半の立ちっぱなしはキツすぎるので、本当に胸を撫でおろした。
 

※この日は朝から快晴。絶好のバス旅日和となった。

 

※乗車するのはこのオレンジ色のバス。

 

※社内にある路線マップ。停留所が160個以上と異常に多い。多すぎる・・・。

 

 
そして定刻どおりの9時15分、バスは大和八木を出発した。さあ、どんな一日になるのやら。
 
※終点の新宮駅には6時間20分後(!)に到着。
 

※高速バスのようにペットボトルホルダー付き。在来バスでこれは珍しい。
 
 

※大和八木駅を出発したバスは南へ向かう。
 
 
バスは南に向かって走行し、やがて御所市に入る。この辺りに来ると、車窓からビルが消え、徐々に山あいの景色へと変化していく。西に視線を転じれば、先日登ったばかりの大和葛城山が見え、その南には金剛山の姿も。その雄大な自然を横目に、バスは国道をひたすら南へ南へと進む。
 

※GWに登った大和葛城山の姿が見える。

 

※社内の様子。年配の人が多く7割ぐらいは終点の新宮まで乗車していた。

 

 

3.秘境感が一気に加速

11時30分、バスは1回目の休憩場所となる五條バスターミナルに到着。ここで10分ほどトイレ休憩を挟むが、まだこの時点で降りる人はいない。まだまだ先は長い。
 

※バス旅は始まったばかり。まだまだ先は長い・・・。

 

※五條バスセンターで休憩中に記念写真を撮影。
 
 
休憩後、再びバスは走り出す。JR五條駅を通過し、吉野川を南へ渡ると、道は完全に山道へと姿を変えた。狭いカーブをゆっくりと上っていく。車窓にはダムや池、橋といった風景が広がり、一気に秘境感が高まってきた。まるで探検隊の一員になったかのようで、この雰囲気は最高だ。旅らしさが一気に増してくる。 また面白いことに、この辺りから運転手さんが要所要所で観光スポットの解説アナウンスを入れてくれるようになった。これは珍しい。
 

※自分たちが乗っているのは路線バスではなく観光バスのような錯覚を覚えてきた・・・。
 

※これらの車窓を眺めていると一気に旅らしさが増してくる。いいねえ。
 

4.絶叫のつり橋(?)

やがてバスは、川沿いのうねるような道を走り抜け、12時30分頃に十津川村の上野池に到着。ここで2回目のトイレ休憩となる。 バスを降りて5分ほど歩いたところに「谷瀬のつり橋」があるので、息子と試しに渡ってみることにした。吊り橋を渡るなんて人生初体験。
 

 

 
 
鉄線の吊り橋は、全長297m、高さ54m。眼下には熊野川(十津川)が流れている。無料で誰でも渡れるが、実際に足を踏み入れてみると想像以上に高いし、揺れるし、怖いのなんの! スマホを落とさないよう片手で動画撮影をしたので、読者の皆さんにもこのスリル満点の雰囲気を感じ取ってほしい。吊り橋の真ん中部分は板で覆われているが、左右の端は網目状の鉄線になっており、真下の川が丸見え状態!これにはかなりビビった。
 

 
 

※スマホを落とすとえらいことに。
 
 
こ、これはかなり怖い。途中まで進んだものの、あまりの恐怖とバスの出発時刻が迫ってきたこともあり、潔く途中で引き返すことにした(泣)。まあ、路線バスに乗って吊り橋を渡るというスリリングな体験ができるのは、そうそうないだろう。
 

5.世界遺産を目指して(最大のラッキ-!)

13時40分、3回目の休憩地点である十津川温泉に到着。ここは奈良交通の事務所が併設されており、事務所に立ち寄った運転手さんから意外なサプライズがあった。
 

※3回目の休憩スポット。ここで降車する人は5~6名ぐらいいた。
 
 
ここで「最近のラッキー」その2! なんと、運転手さんから昨年で配布が終了したはずの「記念乗車証のしおり」をプレゼントされたのだ!これは素直に嬉しいラッキーだった。記念として大切に持ち帰ることにしよう。 しおりは旅の思い出として早速持参した小説に使うことにする。なお、このバス停で降りる乗客も何人かおり、車内の座席にも少し空きが出てきた。
 

※HPには昨年で配布終了とアナウンスされていたので、あきらめていたが、これぞラッキー!
 
 
さて、休憩を終えたバスは、さらに南東に向かって走り続ける。相変わらず山あいの風景が続き、道幅も狭い。しかし、対向車が来るとバスは絶妙にスピードを落とし、スレスレをうまくすれ違う。さすがはプロの技だ。
 

 
 

※ダム、湖、滝など観光スポットは数多い。

 

ここからはゴールの新宮までラストスパート。あと、新宮へ向かう道中には熊野本宮大社があるためか、このあたりから外国人観光客が乗ってきた。バスは滝や大雨で崩落した山などの名所(?)に差し掛かると、時にはスピードダウンしてアナウンスをしてくれる。サービス精神旺盛な運転手さんに心から感謝!(これもラッキー?)
 

※世界遺産の熊野大社前を通過する。
 
 

※滝の前でバスはしばし停車し、撮影タイム。

 

※あれは山の一部が崩落した箇所?珍しい光景。
 
 
そして、長いトンネルを抜けると、ついに新宮市へと入り、見慣れた街並みの景色が戻ってきた。やがてバスは16時前にJR新宮駅前に到着し、実に6時間半に及ぶロングラン・バス旅は無事にゴールイン!
 
 
運転手の方には長時間の運転、本当にお疲れ様でしたと感謝を申し上げたい。私たちがバスを降りる際にも「長時間の乗車で疲れましたか?」と気遣ってくれて本当にプロ意識を感じた。
 

※ついにゴールの新宮駅に到着。息子は疲れたのか後半は居眠りしていた。

 

6.おまけ 新宮城跡を散策

この後、約2時間後にJR新宮駅から出発する大阪方面行きの特急「きのくに」に乗車し、大阪へとんぼ返りする予定になっていた。少し時間が余ったので、息子と一緒に近辺にある新宮城跡を散策することに(実は3年前の紀伊半島一周旅行の際にもこのスポットには立ち寄っている)。
 

 
 
新宮城跡の高台からは、南に雄大な太平洋を一望できる。そして反対側を振り向けば、ついさっきまでバスで走り抜けてきた山々や熊野川(世界遺産)の景色が広がっていた。「あの川の上流は、さっきビビりながら渡った吊り橋につながっているんだな……」と感慨にふけりながら、この日の濃密なバス旅を振り返る。
 

※3年前にも訪れた新宮城跡を再訪。あの川の上流は吊り橋につながっているのか。
 
 
こうして、ロマンあふれる路線バスの旅は無事に終了した。 今度は和歌山方面の登山のついでに新宮付近で一泊し、逆に「新宮出発のバス」に乗って大和八木を目指すという逆ルートも面白いかもしれない。その時こそは、あの吊り橋を最後まで渡り切ってみたい。
 
 

※いつの日かこの吊り橋も「完全走破」してみたいもの。
 
 
それがいつになるかはわからないけれど、また記事にする日を気長に待っていてほしい。