今週はお盆休みであるため、先日家族と一緒にお墓参りに行ってきた。日常の日々において、毎日仕事や育児などに一生懸命取り組んでいると、まるで考えもしないのだが、お墓という厳粛な場所に来ると、「いつかは自分も死ぬのだなあ」という当然の真理を考えて、自然と謙虚な気持ちになる。
そういえば、つい最近お葬式に関する以下の書籍を読了した。
本書は、葬式の歴史・日本人の死生観の移り変わり、現代の葬式の姿などについて触れたものである。私が驚いたのが、日本人が葬式に費やす費用が平均231万円であり、アメリカの44万円、イギリスの12万円、韓国の37万円に比べると、極めて突出しているという点。その原因を筆者は「日本人は世間体を気にするため」「家制度の名残であるため」「戒名を購入するというシステムがあるため」と様々な側面から検証している。
合理主義タイプである私からすると、あまりにも華美で派手な葬式は不要ではないかと思う。ほどほどの規模で親族や親しい人のみを集めた「お別れの会」のようなもので十分ではないだろうか。また、個人の「戒名」を購入するというシステムにも懐疑的である。確かに死者を悼み、感謝することはとても大切なことだが、生者が身分不相応な負担を強いられるのも、不合理な気がする。生きている人間にこそお金は必要になるのだから…。根拠も出自もよくわからない昔からの風習という曖昧糢糊としたモノに多額の出費を費やすということに私としては少なからず抵抗を感じる。
できるならば、私自身が死んだときは簡易な葬式で済ませて、永代供養などの最低限の手続きで済まされることを希望している。このあたりは
エンディングノートなどで遺言として残しておくべきなのだろう。
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もちろん、このあたりの死生観に関する考え方は人によって千差万別であり、あくまで私の個人的見解であることを最後に申し上げておきたい。
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