企業法務担当者のビジネスキャリア術

東証一部上場企業に勤務する企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【プライベート】妻方に発生した相続問題 その2/先方サイドの司法書士との電話交渉を行いました

先日紹介した妻方の相続問題だが、若干の進展がみられたので、今回はその模様をご紹介しておきたい。 【法律】妻方に発生した相続問題が修羅場に発展か…!?/今回の事例から得た1つの教訓とは: 企業法務担当者のビジネスキャリア術 その前に以下のとおり相続関係図を掲載しておく。 20121007相続関係図
20121007相続関係図 posted by (C)Sabosan 1.先方サイドの司法書士との電話 本件の話を義父から伺った後に「近日中に●●●(都道府県名)の●●●●という司法書士から電話があって、詳細な説明をしてくれるらしい」という連絡があったのだが、1週間ほどしても何の連絡もなかった。妻が不安がったので、日本司法書士連合会の会員名簿検索でその司法書士のフルネームを検索したところ、ドンピシャの名前がヒットしたので、「たぶんこの司法書士だろう」と目星をつけた上、こちらから電話連絡をしてみた。 司法書士検索・司法書士法人検索 その電話のやりとりはおおよそ以下のとおりである。
私「もしもし、私は身内の相続登記の案件で貴所でお世話になっておりますSabosanと申しますが…。ご担当の司法書士さんはおられますか?」 先方「Sabosanさん…。もしかして●●さんのお身内の方ですか?」 私「はい、そうです。私は法定相続人の夫にあたります。 先方「よく、こちらの連絡先がわかりましたねえ。いずれこちらからお電話しようと思っていたのですが」 私「いや~どの士業の方もそうですが、会員登録をされていたら、日本司法書士連合会で会員検索で簡単に検索ができるじゃないですか。フルネームで先生のお名前を検索したら、こちらとわかりましたので、早速お電話差し上げました」 先方「……」 私「私共は、まだ今回の経緯を伺っていないのですが、これっていわゆる数次相続の問題ですよね?」 先方「!…そのとおりです。」 私「ということは、遺産分割協議書に私の妻と妹と義父の実印を押印した上、印鑑証明書を提供しないと法務局において相続登記を完了させることができないという現状なんですね?」 先方「さようです。」 私「私共も協力することにはやぶさかではありませんが、まず、おうかがいしたいのですが、先生に登記を依頼したのは、どなたなのでしょうかね。」 先方「被相続人のご長男の方ですね。現時点では、今になって発覚した土地数筆をご長男様に名義変更してから、第三者に売却するとお伺いしております」
…やはり、私の読みは当たったようである。法定相続人の一人である長男が相続財産の土地を売却してその代金を懐におさめようと画策しているらしい。 2.引き続き司法書士との電話交渉
私「なるほど…。妻の祖父が土地を保有していたというのは、私どもは先日初めて知ったのですよ。なので、この相続財産に関する処分については法定相続人同士の話し合いは済んではおりません」 先方「え…、そうなんですか!?…価値はそれほどでもないんですけどね」 私「いえいえ、私共も正しい情報を把握しなければ、正しい判断はできないんですよ。その土地の価値は国税庁のホームページで公表されている路線価をもとに算出してみますよ。その上で判断させて頂きたい。一応、私の義母の数次相続人である妻、義妹、義父も民法上、法定相続人に該当しますから」 先方「しかし、あなたは奥さんの旦那さんということで、法定相続人にあたらないのでは…」 私「いえいえ、私は妻から本件の取扱いに関する実印付委任状をもらっているのですよ。なんなら後ほどそちらの事務所にFAXしてもよろしいですよ(←実はハッタリでそんなものもらっていない)」 先方「…」 私「とりあえず、そちらで把握している土地の所在地や地番を知りたいので、登記事項証明書を送って頂けませんか?それを元にこちらでも調べてみますので。その上で今後の対応方針を決めたいと考えます。納得できるならば、もちろん印鑑はつきますけど、納得できないときは………その時に考えるということで」 先方「…はは(乾いた笑い)」
以上が司法書士との電話交渉の内容である。やはり今回の黒幕は予想通りであったし、司法書士も土地の相続登記と売買による所有権移転登記を受任しているので、「あちら側」という事実がよくわかった次第。妻も私の横で電話の様子を聞いていたのだが、電話を切った後も「いや~、頼もしいねえ!さすが企業法務のプロだねえ」とここ最近にしては珍しく(?)私を持ち上げたので、いやなんとも照れくさい。 3.まとめ ただ、読者の皆さんには誤解して頂きたくないのだが、私はなにも今になって降ってわいた妻方の土地の相続問題に関して我が家の取り分を増やすことにやっきになっているわけではない。それこそ企業法務担当者らしく民法の定めに従って、相続人全員が満足できるように平等に処分されるのが、一番ベストだと信じている(被相続人の遺言書が残されていないならば)。例えば、この長男が公正明大な人柄であるならば、相続人全員に「こういう財産があることがわかったから、法律にのっとって相続人全員で平等に分配しよう」と情報をオープンにするのが筋ではないだろうか?ただし、私としては、他人の知識不足にかけこんで、自分の取り分を増やそうとするのが許せないのだ。 …だが、あいにくその法定相続人の一人の夫である私は、そうやすやすと話は進ませないつもりである。少なくともこの欲深い長男を少々懲らしめるために徹底的に、かつ、のらりくらりと徹底抗戦しようと考えている。このような状況では、企業法務担当者として様々な企業と交渉慣れしている私も自分のスキルを生かすことができそうだ。ただ、この案件はそう簡単に処理できるケースではないことがこの某司法書士には非常に気の毒な話ではある。
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