企業法務担当者のビジネスキャリア術

東証一部上場企業に勤務する企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【キャリア】「ミドルマネジャーをめぐる現状課題と求められる対応」/ビジネスパーソンには一読の価値があります

1.経緯 私は以前に何かのニュースで知ったのだが、今年の5月に経団連のホームページにおいて「ミドルマネジャーをめぐる現状課題と求められる対応」という報告書が公開されていることをご存知だろうか。その内容は、課長クラスのミドルマネジャーにおける現状の問題点を分析し、その解決策を提言するというもので、企業経営者クラスを読者に想定している。 経団連:ミドルマネジャーをめぐる現状課題と求められる対応 (2012-05-15) 目下のところ、私の職位はマネジャーでもなんでもないのだが、常日頃より非マネジャークラスのビジネスパーソンといえどもより上位の職位の立場で仮説思考を行うことは重要だと考えて、マネジャー向けの書籍などにも目を通したりしている。 【書評】「そうか、君は課長になったのか。」佐々木常夫(WAVE出版)/マネジャーでない人も上司の思考パターンを把握するためにも一読の価値はあります。: 企業法務担当者のビジネスキャリア術 そのようなわけで、私も本報告書を一読したのだが、なかなか参考になったので、本ブログで取り上げることとしたい。 2.マネジャーに関する現状の課題と対応策 まず、本報告書では、マネジャーに求められる基本的な役割とは、①情報の伝達や管理、②日常業務の管理、③部下の指導と育成、④コンプライアンスの推進の4つであると定義している。その上で、企業トップは自社のマネジャーに対して総合的に高い満足度を感じているものの、「経営環境の変化を踏まえた新しい事業や仕組みの企画立案」と「部下のキャリアや将来を見据えた指導・育成」の2つの役割を十分に果たせていないと感じていることも紹介されている。その原因を検証したところ、①ビジネス環境の複雑化・高度化、②組織構造のフラット化、③雇用形態や働き方に対する意識の多様化、④短期的な業績・結果志向の高まり等が指摘されている。 本報告書では、上記課題に対する対応策として、企業は、①業務負荷軽減に向けた組織的な取り組み、②部下指導・育成(OJT)の支援策の実施などによりマネジャーの支援を行う一方、マネジャー自身にも以下の自助努力によって自らを成長させなければならないと提言している。
【心得1】直面する課題はチームで解決し、一人で悩みを抱え込まない 【心得2】部下や上司との信頼をベースとした人間関係を構築する 【心得3】チームの方向性などの明示と仕事の意味付けをする 【心得4】部下の成長に合った指導・支援をする 【心得5】自分のマネジメントスタイルについて常に内省する
3.まとめ 正直言って無料でこういった良質な資料が読めるのは、非常にありがたい話である。このPDFデータはEVERNOTEにも保管させてもらったので、今後の参考にさせて頂くことにしよう。私も日常業務で「もし自分がマネジャーならばどのように行動するか」ということはたびたび考えたりするのだが、本報告書はそのような仮説思考を鍛えるための良い参考文献になりそうだ。 というわけで、現在マネジャーである方も、そうでない方も、本報告書は、ビジネスパーソンにとって有益と思われるので、一読することを是非お勧めしたい。
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