企業法務担当者のビジネスキャリア術

東証一部上場企業に勤務する企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【転職】転職するにあたり退職予定者がするべき4つのこと/自分の過去のケースを思い出してみました

1.突然のあいさつメール 先日、会社のパソコンでメールをチェックすると、他部門の方より近日中に退職する旨のあいさつメールを受信した。本人とは廊下で挨拶する程度の関係であったが、突然のこともあり少し驚いてしまった。 転職経験者である私も退職の意思を会社に伝えてからの「すがすがしさ」と「後ろめたさ」という複雑な感情が混ざった状態は、よく理解しているので、是非彼にエールを送りたいと考えて、以下のようなメールを送信した。
お疲れ様です。 Sabosanです。 私も転職経験者なのでこれから転職しようとする人の気持ちはよくわかります。 ご自分の将来を考えた上、いろいろ悩まれたであろうとお察しします。 勤務時は●●さんとあまり接点がありませんでしたが、新天地でのご活躍をお祈りします。
さて、よい機会なので、今回は複数の転職経験がある私より所属会社を退職するにあたり留意するべきことについて触れてみたい。 2.退職願いの提出 これは上司の手すきな時間をみはからって「折り入ってお話があるのですが…」と耳打ちした上で、個室で会社を退職したい意思を伝えるのがセオリーである。もちろん口頭だけではNGで、きちんと書面(退職願い)を提出する。ただ、それまでに転職先の面接などで有休を頻繁にとったり、定時退社を繰り返していれば、カンのいい上司ならば、「コイツは転職活動しているんじゃないか」と察しているケースもあり、その場合は、「やっぱり…」とうなづかれることも多い。 ここで注意しなければならないのが、上司に退職することを伝える前に、周囲の同僚などにうっかり漏らしてしまうことである。いずれ辞めてしまって縁が切れてしまう会社とはいえ、社会人としてマナーはきちんと守りたいところ。私自身も在職中には仲の良い同僚には転職活動していることは絶対に話さなかった。 そういえば、名前はもう忘れてしまったが、過去の同僚に「俺はじきに辞めるから」「たぶん桜の咲く頃には俺はいないだろうね」「夏が終わる頃にはここにはもういないよ」という「辞める」発言を繰り返した人物がいた。しかし、このような発言とは裏腹に全く辞める気配がなく、周囲の人には「またか」と相手にされていなかった。結局、私が当人より早く退職してしまい、風のうわさでやっとのこさ退職したことを後になって知ったが。いずれにせよ、日常より退職するということを言いふらすのはNGであろう。 3.退職前の引き継ぎ 上司に退職願いを提出してしまったら、もう後には戻れない。次の転職先での成功を目指して邁進するのみである。しかし、少なくとも周囲の同僚への最低限のマナーとして、自分が担当していた業務を同僚に円滑に引き継がせるためのマニュアル作成や、説明などを欠かしてはならない。ここできちんとした引き継ぎができるか否かで退職者に対するイメージは固定されてしまう。まあ、「辞めた人物は3日もすれば周囲に忘れ去られる」とは言うものの、これも社会人としてのマナーの問題である。退職日までに手抜かりなく引継ぎを万全に済ませておきたい。 4.備品の返却 退職するにあたり、会社から支給された社員証・社章・業務マニュアル・健康保険カードなどを上司を通じて返却する。返却漏れがあると、退職後に再度会社を訪れることになりかねないため、きちんとリストアップしておくこと。また、自分が使用していたパソコンのログインパスワード等も上司に報告しておくべき。過去に「どうせ辞めるのだから…」と文房具などの会社の備品を根こそぎさらっていく「猛者」もいたが、さすがに私にはそのような度胸はない。 5.同僚へのあいさつ そして、最後にやることは、お世話になった方々への退職時のあいさつである。私の知っている人(特に女性)は、お菓子などの記念品を一人一人に手渡している人がいた。(私はそのようなことは一切しなかったが)在職中にはお世話になった旨を伝え、お礼と最後のあいさつを行う。私の場合、この最後のあいさつで初めて退職を知った人もおり、「え!辞めちゃうの?」と仰天されたこともあったが、そのわたりは割り切るしかないもの。 ここで、私が今でも覚えている心温まるエピソードをご紹介したい。私がその会社を退職したのは2月だったが、ある人は、「今までお世話になりました」と昼食をごちそうしてくれた。また、別のある女性は、なんとバレンタインチョコ(もちろん義理だけど)をくれた人もいる。その時はさすがに私も「辞める人間にここまでしてくれるなんて…」と感動した次第である。一方で、あいさつに行っても「あ、そう」的なそっけない人もあり、こういった瞬間にその人のホンネが垣間見えてなかなか興味深い体験をさせてもらった。 さて、以上の出来事が終われば、もうその会社でやることはない。静かにその場を立ち去るのみである。あとは次のステージである転職先での成功のみに意識を集中したいところ。 6.まとめ 私自身は、何度もこういった退職手続きを経験したが、今振り返れば、在職活動中の転職活動というものには、多大なエネルギーを要するが、いざ内定が決まって、現職を退職するときにもそれなりの気疲れを経験するもの。しかし、転職で自分の人生を良い方向に導きたいと考えるならば、これも絶対に避けて通れないハードルではある。そのため腹をくくって乗り越えたいところである。 退職時のマナーを守って最後までよい印象を [ビジネスマナー] All About
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中村 敏夫

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