企業法務担当者のビジネスキャリア術

東証一部上場企業に勤務する企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【その他】林真理子「下流の宴」を読み終わって感じたこと/私の結婚観を語ります

1.「下流の宴」を読了 先日、地元の図書館で以下の小説を借りて読み終わった。
下流の宴下流の宴
林 真理子

毎日新聞社 2010-03-25
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ストーリーは、東京のごく一般的な中流家庭の一家が「下流」に落ちていく過程を描いたもの。2年ほど前にNHKで本書を原作としたドラマが放映されていたが、原作も読んでみたいとかねがねから思っていた。 【動画・映画】NHKドラマ「下流の宴」が佳境に/同ドラマが描く人生ステレオタイプの崩壊 : 企業法務担当者のビジネスキャリア術 こうして原作を読み終わると、細かい設定の食い違いはあるものの、基本的な話の流れは同じである。しかし、私が辟易したのが、専業主婦の主人公の娘可奈の恋愛・結婚観である。上昇志向が非常に強い女性だが、それを自分の努力で成し遂げようとするのではない。自分の若さと美貌を武器にして「上位ランクの男」と結婚することにより、安定かつ安泰の人生を送ろうと画策する非常に計算高い人物として描かれている。あまりにも露骨過ぎて、大抵の読者は嫌悪感を感じるのではないだろうか。例えば、「合格圏」にない男性から合コンに誘われた際の本人の心情がこのように描写されている。
高崎には何の興味も持てなかったが、ここで切り捨てるのは得策ではない。エリートの男の背後には、何十人というエリートの男たちがいる。最初につまみ上げた納豆の粒が、不味そうだからといって、箸を置く人間がいるだろうか。とりあえず、そのひと粒をつまみ上げれば、ずるずるとたくさんの豆がついてくるはずだ。(本文より抜粋)
世間では婚活ブームは続いているが、それに参加する女性もこれと大差ないことを考えているのだろうか。まあ、あくまで小説なので、そう真面目にとらえる必要はないのだが、男性読者はなんだか女性不信に陥りそうである。今の世の中、女性が結婚相手に第一に求めるものは経済力であることは当然だが、お互いの人柄や人生観などの相性も大事だと思う。 2.私の結婚観 私の場合、妻との出会いはもうかれこれ10年以上も前にもさかのぼる。とある偶然の出会いを経て、妻とは2年ほど交際してから結婚し、二人の子宝に恵まれて現在に至る。妻とは性格や人生観も合うし、家事も育児もしっかりやってくれているので、私としてもありがたい奥さんだと感謝している。本人はブランド志向も全くなく、非常に金がかかる「下流の宴」の可奈とは大違いで助かって(?)いる。友人から「結婚生活を続けるコツは?」と聞かれることもあるが、そのような場合、私は「相手をきちんとリスペクトすること」と答えている。やはり、夫婦とはいうものの、元々は違う家庭で育っており、考え方やクセにズレが出るのは致し方ないもの。それを夫婦だから矯正するのではなく、一個人として尊重する度量の広さが必要だと思う。 なお、妻へのDV(ドメスティックバイオレンス)などはもっての他であり、仲違いをしても口ケンカレベルにとどめている。あと、自分の小遣いを最低限にして給料からきちんと生活費を妻に渡しているし、経済的にも責任は果たしている。さらに、妻からの「ああしてほしい、こうしてほしい」というリクエストには大抵応えているし、自分では「よき夫」のつもり。まあ、これには妻から山のように反論がありそうだが…。 3.まとめ下流の宴」の可奈だが、紆余曲折あって「理想の男性」と結婚して、一児をもうけるが、夫が仕事によるノイローゼから別居に至り、子供を連れて実家に出戻りとなる。つまり、成功したかに見えた玉の輿婚は、あえなく失敗して「下流」に行き着いたという皮肉な(そして、読者には溜飲の下がる)結末となっている。 それはそうと、結婚(そして就職・転職も)には、相手次第によって自分が幸福にも不幸にもなるという難しい一面がある。そのためには、きちんと相手を「見極める」ことが重要なのだが、言うは易く行うは難し…。しかし、ずるずると迷い続けると人生のチャンスを失ってしまう。従って、いずれかのタイミングでエイヤ!と決断しなければならないのだが、果たしてそれが良かったのか、悪かったのかについては、何十年が経過しなければわからない。 10年ほど前は、自分が結婚して子供をもうけることは想像もつかなかったが、今こうして普通に結婚生活を送っていることが不思議な感じがする。もはや新婚とはいえず、ベテラン(?)の域に達しつつある私達夫婦だが、この先何が待っているのだろうか。「下流の宴」のように不幸な結末にはなりたくはないが、こればかりはその時々の社会経済的要因にも影響を受けるし、自助努力にも限界がある。 なにはともあれ、この小説を読んで、いったん親になると、日々の悩みの大半は子供に集約されることに共感したのだが、私自身もわが子の教育にしっかり取り組まなければならないなあ、と感じる今日この頃である。
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