先日、鎌倉を半日ほどかけて観光してきたので、その時の模様を前編と後編に分けて紹介したい。
1.文豪たちも参拝した禅寺
まず、JR横須賀線に乗車して北鎌倉で降りる。到着したのは午前8時頃とかなり早い。
最初の目的地は、園覚寺。鎌倉を代表する禅寺のひとつで、建立したのは鎌倉幕府第8代執権北条時宗。こちらはアジサイや紅葉の名所としても有名らしい。
私が訪れた時期ではまだ紅葉まっさかりというほどではなく、ところどころで木々が赤く色づき始めていたという感じ。もう10日~2週間ほどすれば紅葉の見頃かもしれない。営業開始直後の午前8時に訪れたせいか、空気は冷たい。しかし、歴史の息吹を感じて、なんとも荘厳な気持ちになる。
円覚寺を30分ほど散策していただろうか。その後次の目的地に向かう。
2.広大な境内を誇る建長寺
次に訪れたのは、鎌倉五山第1位の健長寺。こちらは円覚寺と違って山あいに囲まれていないため、広々とした空間が広がっている。朝早いためか、観光客もまばらだ。
30分ほど散策してからこの場を後にする。次の目的地は鎌倉の名所である鶴岡八幡宮だ。
3.鎌倉のシンボル 鶴岡八幡宮
鶴岡八幡宮は鎌倉駅が一番近いが、北鎌倉から一駅の距離なので、そのまま徒歩で移動。下り坂なので、それほど苦しくない。歩き続けて30分ほどで鎌倉のシンボル 鶴岡八幡宮に到着。国の重要文化材である本宮など歴史を今に伝える建造物が点在している。やはり観光名所だけあって午前中でも観光客が多い。
4.歴史の中心地 鎌倉
鎌倉にはこの3つの寺社以外にも数多くの寺社仏閣があるのだが、これらだけでも鎌倉の歴史の息吹を感じることができた。鎌倉は、源頼朝によって鎌倉幕府が創設された地で、かつては日本の歴史の中心地。 私は学生時代に国民文学作家と称された吉川英治の歴史小説にはまった時期があったのだが、鎌倉時代ゆかりの著書といえば「新・平家物語」「源頼朝」「私本太平記」あたりか。
さて、その後、鎌倉駅まで移動してから江ノ電に乗って、鎌倉大仏と江ノ島に向かうのだが、その模様は次回に。