企業法務担当者のビジネスキャリア術

東証一部上場企業に勤務する企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【企業法務】企業法務という仕事の楽しさとやりがいとは?/2013年最後の記事です

1.とある忘年会にて 先日、社内クライアントでもある営業部門の人たちと忘年会を行ったときに、その部門のマネージャーA氏と私との間で以下のようなやりとりがあった。
A「なんかSabosanって、いつも楽しそうに仕事しているよね。そういう雰囲気が漂っているよ」 私「え!そうですか、私としては普段どおりなんですけどね・・・」 A「いやいや、ミーティングをしていると、そういう印象を受けるよ。もちろん、良いことだけどね。まあ、来年もお世話になるけど、よろしく」
結局そのやりとりはそれで終わってしまったが、飲み会が終わって解散してからも、私の心の中でひっかかっていた。 2.仕事への感謝 その後、そのやり取りを思い出しながら家路に着いたのだが、言われてみると、確かにそのとおりかもしれない。現在の私は、法律知識を生かせる「企業法務」に従事できるという現状に日々に感謝しながら仕事に取り組んでいる。世の中に数多くの職種はあれど、(弁護士・検察官・裁判官・司法書士などの法律系専門資格を除けば)ビジネスパーソンにおける法律に関する職種と言えば、法務や知財などの少数に限られている。しかし、法務は希望すれば、誰でもなれるというほど生易しいものではない。法務部門を設置しているのは、大手企業のほんの一握りで、中小企業は総務部門の中で内包するか、顧問弁護士に委託するかのいずれかだからである。従って、企業法務の仕事にありつくのは、決して容易なことではない。 以前に本ブログにおいて何回か触れているように、私は新卒採用で法務部門に配属されて、企業法務のキャリアを開始するという「純粋培養タイプ」ではなく、様々な紆余曲折を経て、いくつかの職種を経て企業法務という仕事にめぐり会ったという「雑種タイプ」であり、ようやく10年のキャリアを迎えた。 【企業法務】企業法務に従事して10年が経過して今思うこと/この仕事につく前に抱いていた「勘違い」を振り返ります: 企業法務担当者のビジネスキャリア術 従って、それ以前の職種から法務にシフトチェンジする際には、非常に苦労した経験がある。というのも、一般的な法務スタッフの求人における募集要件は、「実務経験3年以上」とあるのがほとんどだからだ。当時の私は当然ながら、その要件を満たさないので、書類審査で落とされる日々が続いたものである。しかし、幸運なことに某社において法務部員として勤務することができ、試行錯誤しながらもそれなりの経験を積むことができた。 転職はエン転職コンサルタント|ひとクラス上の転職をプロがサポート 従って、企業法務に従事することがいかにハードルが高いかを身をもって知っているため、今の現状には素直に感謝している。もちろん、今後もその保証が絶対的に続くとは限らないのだが、とりあえず、今の仕事に全力投球して、問題提起&解決型の法務ビジネスパーソンとしてキャリアを蓄積していくつもりだ。 3.企業法務のやりがい ここで、私が感じる企業法務という仕事のやりがいについて以下のとおり触れてみたい。 ①自社の行動決定に関与することができる 企業法務担当者というのは、いわば企業の法律参謀のような位置づけで、大は事業戦略から、小は契約交渉に至るまで、企業がなんらかのアクションを行う際にリーガル面でサポートする役割をになっている。それに対して法律的な面からアドバイスを行うか、場合によっては主体的に引っ張っていくのが企業法務担当者の仕事だが、それがうまく成功した場合には、やはりうれしいもの。ささやかではあるが、自分の知識や判断が自社の行動の方向性を決定づけたのだと思うと、充足感をおぼえる。 ②クライアントに感謝される 私が過去に勤務していたとある会社では、社内の人間関係が非常に希薄で、まるでロボットの製造工場のように思えたものである。当然ながらこちらが、仕事を完了させても、感謝されることはなく「やって当たり前」のような感じであった。私はその職場をほうほうの体で逃げ出したものだが、今となっては、あれも貴重な経験になったと感謝している。 というのも、現在、契約審査や法律相談で対応すると、社内クライアントから「ありがとう!Sabosanに相談して良かった」「助かりました、次回もよろしくね」と感謝の言葉をかけられることも多く、さらに冒頭のように飲み会に誘われることもちょくちょくある。そういった時にこの仕事をやっていて良かったな、と感じることも多い。 【格言】社内クライアントから頂く感謝のメールをEVERNOTEに保管しておく/モチベーションアップに役立ちますよ: 企業法務担当者のビジネスキャリア術 ③一定の専門性を有している 企業法務の仕事は、法律知識がベースにあるが、法律というのは日々変わり続けるもの。目下のところ、改正債権法への対応が重要課題でもあるように、企業法務担当者は常に法律を勉強し続ける必要がある。もちろん、法律以外にも、自社商品・ビジネス知識・英語・会計・ITなどを継続学習しなければならないのだ。 【企業法務】新人企業法務担当者に贈りたい7つの言葉/私から新人君へのアドバイスです: 企業法務担当者のビジネスキャリア術 このように、企業法務には、良く言えば専門的、悪く言えばマニアックな一面があるのだが、逆に言うと、そのような側面があるがために、そうおいそれと人材の代替はきかないともいえる。それだけにこの仕事を「極める」価値はあるのではないかとも思う。
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西村あさひ法律事務所

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今回が「企業法務担当者のビジネスキャリア術」の2013年の最終記事となります。本ブログをご覧頂いた読者の皆様にはあつく御礼申し上げます。来年も本ブログを通じて自分なりの考えを発信していくつもりですので、よろしくお付き合い下さい。
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