さて、年が明けて2014年最初の記事を。
1.名言の重み
私は、毎朝起床すると欠かさず行っている習慣がある。それは、自室で以下の書籍に目を通すことである。
- 作者: P.F.ドラッカー,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2005/12/02
- メディア: 単行本
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本書では、1日ごとにビジネスパーソンに対する名言と解説が記されている。いずれもためになる言葉で、何回読んでも飽きることはない。この習慣は2011年頃から始めたが、現在もほぼ休むことなく継続しており、2014年で4年目に突入している。私が現役ビジネスパーソンでいる限り、10年でも20年でも繰り返して読み続けるであろう名著である。
2.自分だけの行動指針(クレド)
そのような「言葉の重み」に気づいた私は、昨年秋より新たな習慣を始めている。それは自分なりの行動指針(クレド)を定めて、毎朝確認するというものである。これを始めたきっかけは、昨年秋に以下の記事を目にしたからだ。
上記の記事を読んで、「なるほど!それは素晴らしい」と思った私は、早速チャレンジしてみることにした。ただし、タスクの「TO DO/NOT TO DO」ではなく、さらに上位概念的な自分だけの行動指針(クレド)を作ってみることにした。なぜなら、さすがに何十年も人生を経験すると、仕事・結婚・家族・友人・金銭等の様々なジャンルに関して、自分なりの人生観・価値観というのは自然と出来上がってくるもの。
それらを頭の中に「暗黙知」の状態で放置するのではなく、デジタルツールを利用して改めて「形式知」化したいと考えた次第。 当初、EVERNOTEに記録することも考えたが、一回記入してしまうと、忘れてしまいそうなので、私の愛用するリマインダーアプリである「Go Tasks」のノート欄にクレドを記入することにした。こうすれば、毎朝決まった時間にGo Tasksがリマインドしてくれるので、いやがおうでも確認せざるを得ない。
もちろん、クレドは最初のものをそのまま使い続けるのではなく、継続的に加筆修正を行う予定だ。なぜなら、自分の人生観や価値観というものは、年齢や身の回りの出来事に応じて変化していくからだ。このように、クレドは継続的に改良するつもりであり、その履歴を定期的にEVERNOTEに保管することを検討している。こうすれば、将来ノートを確認した際に、自分のクレドがどのように変化していったかを振り返ることができるからだ。
3.まとめ
一般の事業会社でも自社の経営理念や経営姿勢を明文化するためのツールとしてクレドを制定した上、カード等に記して自社の社員に交付するケースは多い。例えば、顧客に良質のサービスを提供するリッツカールトンなどはその代表例として有名だ。
しかし、自分自身のためのクレドを自分で作成し、継続的に改良していくことも非常に意義のあることだと思う。おそらく、それは一生をかけて作り上げていく息の長い作業になるだろうけど、それだけの価値はあるのではないだろうか。 また、クレドというとアナログ的な雰囲気があるが、スマホなどのリマインダー機能を有するデジタルツールを活用すると効果はさらにアップすると思う。
リッツ・カールトン20の秘密―一枚のカード(クレド)に込められた成功法則
- 作者: 井上富紀子,リコドゥブランク,Ricco DeBlank
- 出版社/メーカー: オータパブリケイションズ
- 発売日: 2007/04/01
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