企業法務担当者のビジネスキャリア術

東証一部上場企業に勤務する企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【キャリア】新人企業法務担当者からの相談を受ける/悩める若人に私からのアドバイスです

1.悩める若人 私の知人にA氏という人物がいる。A氏は関西の某大手企業の法務部門において、3年目のキャリアを迎えた人材である。このA氏から「悩みがあるので、相談に乗ってほしい」という頼みを受けたので、久しぶりに酒を酌み交わしながら話をすることになった。 そのようなわけで、早速大阪難波の某居酒屋にて待ち合わせをし、お互いの仕事やプライベートの近況などについて情報交換を行う。そして、話題はいよいよ本題であるA氏の悩みに移る。
A「僕も法務部3年目ですが、なんとなく壁にぶち当たっていまして・・・。仕事にマンネリ感が出てきて、モチベーションが下がってやる気が出ないんですよね~」 私「ふ~む、3年目のジンクスというやつかな?1年目は誰も初々しい気持ちをもって仕事に取り組めるんだけどねえ。慣れてくるとモチベーションも下がってくるもんさ。僕の頃にも似たようなことがあったよ。今は法務部でどんな仕事をしているの?」 A「契約書のチェックや法律相談が大多数ですね。あと、コンプラ系の仕事も少し。まだ先輩に指導を受けながら、仕事をやってます。ただ、毎日変化がないので、『飽き』がどうしても出てくるんですよねえ」 私「大きく出たねえ(笑)仕事に飽きるほどAさんは、法務のキャリアを究めつくしたのかな?この仕事はまだまだ奥が深いんだけどねえ…」 A氏「もちろん、僕のような下っ端にはそんなセリフを言う資格はありませんけどね。でも、なんかヤル気が出ないんですよねえ」 私「贅沢な悩みだなあ!この就職難の中、法務の仕事をやりたくても、できない人はたくさんいると思うんだけど」
2.企業法務担当者の心構え グラスが空になったので、私は店員さんにビールのお代わりを頼む。(※ちなみに私はビール派で、他のお酒はあまり飲まない)
A「…それもわかっているんですけど、なんか目標というか、自分のモチベーションを高めたいんですよね」 私「昔、僕のブログで君みたいな新人クラスの法務パーソンに向けて書いた記事があるので、まずこちらを読みなさい」
そう言って、WIMAXに接続したiPod touchで以下のサイトを指し示す。 企業法務担当者のビジネスキャリア術: 【企業法務】新人企業法務担当者に贈りたい7つの言葉/私から新人君へのアドバイスです
A「Sabosanのブログでその記事は昔読んだことがありますよ。なかなかいい事書いているなあと思ってましたが」(※A氏は私のブログの読者でもある) 私「それはどうも。そう思うなら、少しでも実行してみたらどうだい」 A「それは確かにそうですね。社内クライアントの部門まで社内営業するというくだりは、なるほどと思い、実行していますよ。いい散歩になりますし、営業マンからなかなか好評です」 私「でしょ?これは以前、僕のメンター(のような人)にアドバイスしてもらった事だけど、僕は今でもこれを忠実に実行している。今の僕は、社内でもそれなりに名前と顔が売れていて、ほとんどの相談案件はまず僕のところに来るのだけど、このスタンスを貫き通しているだからだと思うよ。僕らが働いているのは、民間企業であって、お役所ではない。だから管理部門といえども『待ち』の姿勢はNGだと思うね。これ、僕の持論。」
企業法務担当者のビジネスキャリア術: 【企業法務】社内クライアントと打ち合わせを行う際には、率先して相手のフロアを訪問する/管理部門ビジネスパーソンであっても「待ち」ではなく「攻め」のスタイルで
A「全く同感です」 私「あと、どうしてもモチベーションが上がらないならば、手帳やスマホなどに5年後、10年後の自分の夢や目標を記入して常に持ち歩き、定期的に見直すのもお勧めだよ。そうすると、現在と将来の自分とのギャップがわかるので、それをうめるためには何をするべきかを自然と考えるものさ」 A「なるほど…。」 私「結果として実現不能であったとしても、少しぐらい大きな目標を持つのはいい事だと思うけどね。出世したいとか、お金を貯めたい、結婚したいとか自分なりの目標を持つと、次はそれを実現するためにどのような戦略をとるべきかを考えることになる。あとは実行に移して、トライ&エラーで試行錯誤を重ねるしかないよ。いずれにせよ、日常より「自分の目的」を意識すれば、モチベーションもそれなり高まると思うけどね。確かドラッカーもそう言っていたはず。」 A「そうですね、自分なりに考えてやってみます。やっぱり少しずつ行動に移さないと何も変わりませんしね」 私「あと、仕事を言われた通りにそのままやるのではなく、常にその背景や目的を考える癖をつけておくといい。なぜ、この仕事をする必要があるのか。そして、もっと改善する余地はないのか。」 A「トヨタカイゼン思考ですね。」 私「そう、世の中はすごいスピードで変わり続けている。もしかしたら、今のやり方も陳腐化するかもしれない。それに対応するべく今のビジネスパーソンには変化適応力が一番求められていると思うよ」
…そんなこんなで、A氏との飲み会は2時間ほどでお開きになったのだが、昔の自分を思い出してなんとも奇妙な感じだった。そういえば、昔の私もいろいろな事で悩んでいたような気がする。しかし、人は悩みながら成長するわけで、A氏の今後の奮闘を期待したい。
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