企業法務担当者のビジネスキャリア術

東証一部上場企業に勤務する企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【企業法務】独占禁止法をより良く理解するために役立つツール/公正取引委員会「相談事例集」

企業法務担当者ならば、公正取引委員会のHPを訪れたことがある人も多いだろう。もちろん、私もそうだが、こういった官庁系サイトではなかなか有益な法務系資料が公開されていることも多い。 例えば、同サイトでは下請法に関する資料が公開されている。これらは初心者を対象として下請法についてわかりやすく解説されているため、研修時の資料や社内クライアントへの説明用として活用することができる。

www.jftc.go.jp

例えば、過去に購買部門の担当者から「下請法についてわかりやすく、教えてくれませんか」という相談があった場合、私は、「わかりました。それじゃあ、公正取引委員会のサイトから初心者向けのパンフレットのPDFがダウンロードできますので、そのデータをメールで送信しておきますね。不明な箇所は打ち合わせ時に補足説明します」と返すようにしている。このように、官庁系サイトで公開されている資料は、著作権フリーなものが多いので、うまく活用したいところ。 そして、私が最近熟読している有益な資料があるので、ここでご紹介しておきたい。それは、同じく公正取引委員会のHPで公開されている以下の資料だ。

www.jftc.go.jp

こちらに平成13年度から実在の会社が公正取引委員会に独占禁止法の相談を行った事例がわかりやすくまとめられている。

  独占禁止法は、それ単独では抽象的な法令であり、ガイドラインなどを読まないと理解しにくい面がある。この相談事例集は、実際にあった具体的なケースをもとにしているため、その理解の一助になると思う。 というわけで、独占禁止法を勉強するには有益な資料なので、興味を持たれた方はうまく活用することをお勧めしたい。