企業法務担当者のビジネスキャリア術

東証一部上場企業に勤務する企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【仕事術】仕事ではスピードとクオリティのどちらを優先させるべきか?/私はスピード重視派です

これは企業法務担当者のみならず、全ての職種にあてはまると思うが、ビジネスパーソンが取り組む仕事の成果物には一定のスピード(速度)とクオリティ(品質)が求められる。

例えば、企業法務担当者が契約書を作成する場合、社内クライアントから指定された期限までに、取引実体に即し、かつ想定されるリスクに対応した条項を定めた良質の契約書を作成しなければならない。 もちろん、スピードとクオリティの双方が最高レベルならば、言うまでもない。しかし、スピードとクオリティというものは、ある意味お互いに反比例する関係でもある。例えば、スピードを優先させれば、クオリティは下がるし、クオリティを優先させれば、スピードが遅くなってしまう。 しかし、実際の実務ではいずれかを犠牲にしなければならないことが多く、取り組む仕事の内容や状況に応じて、スピードを優先させるのか、クオリティを優先させるのかを素早く決断しなければならない。ある意味、場面に応じてそれをうまく使い分けることができるかどうかが「仕事ができる人」の分かれ目だと思う。

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この点に関して、私のモットーは「原則として、70点~80点のクオリティを維持できるならば、スピードを最優先させる」というもの。以前に私が読んだビジネス書に、「仕事のクオリティはあとから時間をかければいくらでも修正できるが、スピードはそうはいかない」という一文が書かれていたが、なるほどうまい事をいう。

そもそも、企業法務という仕事は、多数の利害関係(社内&社外)がからむ状況の下、状況が刻一刻と推移している中で、その時点における「最良の答え」を出して行動しなければならないという一面がある。しかも、その後に状況がアッサリと変化して、その修正が必要となるケースも多く、常に100点満点を目指すというスタイルはかえって非効率となりかねない。従って、私はスピード重視で「ベスト」より「その時点におけるベストに近いベター」を目指すようにしている。

私が日頃意識している心がけについて、このような反応を受けるとやはりうれしいもの。このように、社内クライアント間で、「アイツは仕事が早い」という風評が立つようになると、企業法務担当者に対する信頼が増すようになり、今後の仕事がやりやすくなるという好循環を生み出すことになる。

その結果、案件がさらに舞い込むようになり、ますまず忙しくなるのだが、ここが腕の見せ所で、自分なりに培ったテクニックやライフハックを使って、いかに仕事の品質を落とさずにスピードを高めるかについて日々苦心中だ。 ただし、注意が必要な点は、何から何までスピード重視というわけではないことだ。例えば、契約書への押印直前の最終チェック、諸官庁への届出書類の確認(特許権出願の明細書、法務局への登記申請書等)については、クオリティ重視でじっくり時間をかけたい。

このように、ビジネスパーソンには、状況に応じて「アクセルとブレーキ」を使い分ける臨機応変さも必要だと思う。 というわけで、私は「即断即決&即レスポンス」をモットーに、日々の仕事に取り組んでいる。