1.数十年振りのガンプラ製作
現在、毎週水曜日にアニメ「ガンダムビルドファイターズトライ」が放映されており、私も一ガンダムファンとして録画したものを息子と一緒に鑑賞している。
このアニメのコンセプトは、登場人物が製作したガンプラ同士をシステム上において、3対3のチーム戦で戦わせるというもの。従って、これまでのガンダム作品のように、ニュータイプや強化人間は登場せず、人が死ぬ場面が描写されるわけでもない。従って、作中で戦う意味や善悪論が取りざたされることもなく、どちらかというと明るい作風となっている。
本作は、2013年秋に放映された「ガンダムビルドファイターズ」の続編であり、おそらくガンプラ人気を再燃させるためという狙いもあるのだろうけど、ストーリーもシンプルで小さい子供たちにも理解しやすいと思う。その一方で、本作には過去のガンダムシリーズから様々なガンプラが登場する一種のクロスオーバー的な位置づけなので、旧来のガンダムファンにとってお祭りのような作品だ。 先日、本作を鑑賞していると、一緒に観ていた息子が「ボクもガンプラを作りたい」と言い始めたので、先週末に早速ガンプラを購入して、息子と一緒に製作することにした。今回製作するのは、作中に登場する主役機である「ビルドバーニングガンダム」である。
私がプラモデルを組み立てるのはおおよそ数十年ぶりだが、1時間ほどで完成することができた。しかし、私が子供であった頃と違って、以下のような点がグレードアップしており、技術の進歩には大いに驚かされた。
①接着剤は不要でパーツを噛み合わせるだけでよい。(昔はシンナーなどでパーツ同士を接着した)
②関節部がPC素材で構成されており、様々なポーズをとらせることができる。
③あらかじめ基本設定に基づいた色彩のパーツが用意されており、組み立て後に色を塗る必要がない。 最初は親子二人で製作していたが、息子は途中で飽きてしまったのか、「あとはパパが作って!」と私に丸投げした(泣)。なんとか完成することはできたが、完成したプラモデルは、様々なポージングが可能で、その稼働範囲の広さには驚いた。昔のプラモデルは立たせるのが精いっぱいだったのに・・・。
しかし、大企業もいつ倒産するほどわからないほど変化が激しい時代において、親子二世代にわたって楽しめるほど長く続いているガンダムというコンテンツは、やはりすごいと思う。