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【行楽】Sabosanの熊本・阿蘇山漫遊記/自転車で3時間かけて阿蘇山を駆け上がると絶景が待っていた

先日、所用で熊本県を訪れたが、当初の予定より丸一日時間が余ってしまった。そこで、せっかく熊本県まで来たので、阿蘇山を観光してから大阪に帰ることにした。今回はその様子について軽く触れたい。

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熊本県の東部に位置する阿蘇山のカルデラは東西18キロ7、南北25キロにもおよび、世界有数規模と言われている。阿蘇周辺には絶景も多く、九州有数のドライブスポットでもある。しかし、4月に発生した地震によって、このあたりには人的・物的にも多大な被害が生じたのは、ニュースで報道されているとおり。例えば、阿蘇山の北側を東西に走るJR九州の豊肥本線は今でも一部区間が土砂崩れなどにより不通となっている。従って、熊本駅から阿蘇駅に向かうには、熊本駅周辺から出発する特急バス「やまびこ号」に乗るしかない。 

ようやくJR阿蘇駅に到着して、近隣の民宿で自転車を借りる。目指すは阿蘇山中腹にある草千里ケ浜。標高1100メートルの高原に広がる草原で、有名な景勝地だ。 

9時すぎにJR阿蘇駅を出発。南に向かうとやがて山道となり、坂は徐々に上り道となる。最初は林の中を進むが、次第に見晴らしの良い風景が広がっていく。

途中には牛や馬が放牧されていて、なんとも牧歌的な風景だ。また、山腹からは都会では決して見れない雄大な大展望を望むことができる。はるか真下に家や田畑がおもちゃのように小さく見えるほどの標高の高さで、風がビュウビュウと吹き、気持ちがいい。
山頂に向かう途中でなにやらお椀をふせたような小さい山を発見。これは米塚という小さい山で、1500年ほど前にできた一番新しい火口らしい。

そうして、自転車に乗ったり、降りて歩いたりするうちに目的地の草千里ケ浜に到着する。ここまでかかった所要時間はなんと3時間(!)。絶景を楽しみながら、時折休憩したので、それほど疲れはしなかったが、かなりの運動量となってしまった。

草千里ケ浜は、見渡す限りの緑のじゅうたんが広がっており、なんとも雄大な光景。あたりには小さい池がポツンとあるが、数万年前にできた火口の跡とも言われる。周辺には馬がのんびりと草を食べており、牧歌的な風景が広がる。とりあえず、昼食がてら近くのカフェでのんびりと休憩することに。

そうして1時間ほどのんびり過ごしてから、草千里ケ浜からJR阿蘇駅まで自転車で一気に山道を駆け下りる。頂上からひたすら下り坂なので、ペダルをこぐ必要はなく、ちょっとしたアトラクションのようで楽しかった。登る途中で見た風景を横目に、下りはわずか40分ほどで済んでしまった。その後、自転車を返却してから、JR阿蘇駅の近くの温泉で疲れを癒したのであった。

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駆け足ながら、丸一日かけた阿蘇山観光はこのような感じで無事に終了。「阿蘇ビュー」ともいうべき、都会では絶対に見ることができない圧倒的な大自然を目の当たりにして、個人的には大変貴重な経験となった。

地震の影響で付近の交通機関は完全には復旧していないが、もし熊本に行かれる機会があるなら是非足を運ぶことをお勧めしたい(後で知ったが、JR阿蘇駅から草千里ケ浜行きバスも運行されている様子)

阿蘇・くじゅう連山の四季―岩崎秀夫写真集

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