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【歴史】岩手県仙台市の仙台城跡を訪れる/伊達政宗が築き上げた仙台藩の礎とは

1.最後の戦国大名

先日、所用で宮城県を訪れた際、空き時間を利用して仙台城(別名:青葉城)を訪れたときのエピソードを紹介したい。 

1601年に仙台城を築城したのは、最後の戦国大名と言われる「独眼竜政宗」こと伊達政宗。

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幼少期に右目を失明するが、若くして伊達家の家督を継ぐと前半生を戦乱にあけくれる。その結果、伊達家を東北地方の一大勢力まで成長させるが、最終的には天下統一を目前にした豊臣秀吉に臣従する。その死後は、徳川家康に協力して、「関ケ原の戦い」「大坂の陣」で活躍し、徳川幕府の樹立に大きく貢献する。以後は、優れた為政者として仙台藩の繁栄に尽力したという。そのため、仙台を代表する人物として市民の間でも人気は高い。しかも、今年は生誕450年ということで、様々なイベントが開催されているようだ。

 

伊達政宗公 生誕450年 | せんだい旅日和

 

仙台城は、JR仙台駅から西に向かって少し距離があるため、JR仙台から巡回する市内のループバスを利用する。城付近のバス停を降りて坂道や階段を上ると、仙台城の痕跡である石垣がそびえ立っておいる。展望台からは仙台の町並みを一望できる。有名な伊達政宗の騎馬像もあり、観光客の撮影スポットだ。仙台城には、大手門以外に復元建物がなく、資料館や博物館で当時の様子を推測するしかない。

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2.NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」

私が伊達政宗を知ったのは、子供の頃には家族で観賞したNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」がそのきっかけだ。主人公である政宗を演じていたのは、当時はほとんど無名に近かった渡辺謙で、脇役には勝新太郎(豊臣秀吉)、北大路欣也(伊達輝宗)、岩下志摩(義姫)、西郷輝彦(片倉小十郎)、三浦友和(伊達成実)など超豪華俳優陣が占めていた。当時の平均視聴率は39%だったそうで、今では考えられない「お化けドラマ」だ。

第4位 独眼竜政宗 -エピソードで振り返る! 人気大河「ベスト10」- | 大河ドラマ

私にとって伊達政宗の印象的なエピソードといえば、政宗の父親が敵方に人質に取られ、拉致されることを防ぐために、やむなく父親もろとも鉄砲で射殺したという場面。

 

 

こうした一面だけ取り上げると、目的のためには犠牲を惜しまない、勇猛果敢な猛将という印象を受ける。確かに一時期は天下を目指したのだろうけど、最終的には徳川家主導による平和国家の建設に賛同し、仙台のために尽くしたのも事実。だからこそ、現代でも伊達政宗は人気のある武将の一人なのだろう。

この記事を書いていると、久しぶりに大河ドラマ版「独眼流政宗」を見たくなったので、年末休みなどにTUTAYAでレンタルしてみようと思う。