企業法務担当者のビジネスキャリア術

転職経験が豊富な企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【書評】「中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚」/古人が残した現代にも通じる人生訓

私は、普段からビジネス書に目を通す方で、コンスタントに新刊を書店で購入したり、図書館で借りている。しかし、ある程度数をこなしてくると、これらは似たような内容であることに次第に気づいてくる。つまるところ、ビジネスパーソンにとって大切なポイントは古今東西や新旧を問わず、普遍化しているのではないだろうか。 最近、目を通しているのは、いわゆる名著といわれる以下のような古典作品。流行に流されることなく、何度も繰り返して読むと効果があるような・・・。 

スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫

スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫

 
「原因」と「結果」の法則

「原因」と「結果」の法則

 
7つの習慣-成功には原則があった!

7つの習慣-成功には原則があった!

  • 作者: スティーブン・R.コヴィー,Stephen R. Covey,ジェームススキナー,川西茂
  • 出版社/メーカー: キングベアー出版
  • 発売日: 1996/12/25
  • メディア: 単行本
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そんな中、特に最近になって愛読しているのがこちらの一冊。

中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚

中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚

 

本書は、今から約400年前に中国の明の時代に出版された処世訓で、日本には江戸時代に伝わったという。それ以来現代にいたるまで政治家や文化人に愛読されてきた一冊。題名の「菜根譚」は 「さいこんたん」と読み、「人よく菜根を咬みえば、すなわち百事なすべし」(堅い菜根をかみしめるように、苦しい境遇に耐えることができれば、人は多くのことを成し遂げることができる )という言葉に由来しており、かみしめて味わうべき人生訓の書という意味らしい。 内容としては、誠実・謙遜・信念・努力・貢献・忍耐などに関する人生訓が書かれており、毎日少しずつ読むのがおすすめ。

 

名経営者がこぞって読む「菜根譚」の秘密 | 読書 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 

毎日のように出版されているビジネス書は、こうした古典がベースになっていることも多く、下手なビジネス書に飛びつくより、こうした古典的な名著を繰り返して読む方が人格形成に役立ち、結果として優れたビジネスパーソンへの最短距離のような気がする。

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