私は、普段からビジネス書に目を通す方で、コンスタントに新刊を書店で購入したり、図書館で借りている。しかし、ある程度数をこなしてくると、これらは似たような内容であることに次第に気づいてくる。つまるところ、ビジネスパーソンにとって大切なポイントは古今東西や新旧を問わず、普遍化しているのではないだろうか。 最近、目を通しているのは、いわゆる名著といわれる以下のような古典作品。流行に流されることなく、何度も繰り返して読むと効果があるような・・・。
- 作者: サミュエルスマイルズ,Samuel Smiles,竹内均
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2002/03/21
- メディア: 文庫
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- 作者: ジェームズアレン,James Allen,坂本貢一
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2003/04/01
- メディア: 単行本
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- 作者: スティーブン・R.コヴィー,Stephen R. Covey,ジェームススキナー,川西茂
- 出版社/メーカー: キングベアー出版
- 発売日: 1996/12/25
- メディア: 単行本
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そんな中、特に最近になって愛読しているのがこちらの一冊。
本書は、今から約400年前に中国の明の時代に出版された処世訓で、日本には江戸時代に伝わったという。それ以来現代にいたるまで政治家や文化人に愛読されてきた一冊。題名の「菜根譚」は 「さいこんたん」と読み、「人よく菜根を咬みえば、すなわち百事なすべし」(堅い菜根をかみしめるように、苦しい境遇に耐えることができれば、人は多くのことを成し遂げることができる )という言葉に由来しており、かみしめて味わうべき人生訓の書という意味らしい。 内容としては、誠実・謙遜・信念・努力・貢献・忍耐などに関する人生訓が書かれており、毎日少しずつ読むのがおすすめ。
名経営者がこぞって読む「菜根譚」の秘密 | 読書 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
毎日のように出版されているビジネス書は、こうした古典がベースになっていることも多く、下手なビジネス書に飛びつくより、こうした古典的な名著を繰り返して読む方が人格形成に役立ち、結果として優れたビジネスパーソンへの最短距離のような気がする。