企業法務担当者のビジネスキャリア術

東証一部上場企業に勤務する企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【IT】デジタル・デバイドを身近を感じた出来事/「知っている人」と「知らない人」の格差とは

1.知っている人と知らない人

「デジタル・デバイド」という言葉をご存知だろうか。これは、パソコンやインターネット等の情報通信技術(IT)を利用できる者と利用できない者との間に生じる格差をいう。 例えば、人はIT(情報技術)を使いこなすことで、情報の入手量や質が格段に向上する。しかし、使いこなせない人は、それができず、それが機会や待遇の差、最終的には貧富の格差にまでつながるというもの。実は、最近になってこれを実感する出来事があったので、参考までに記しておきたい。

以前に書いたとおり、私は企業法務担当者である立場上、社内クライアントから様々な法律相談を受けるが、どうも「Sabosanはなんでも相談しやすい人」と思われているようで、時折プライベートの相談を受けることがある。

 先日、ある人(ここではAさんとする)からITがらみの相談を受けることになった。あまり詳細は書けないが、格安SIM・自宅のパソコン設定やインターネット回線など。そのやりとりの一部を抜粋すると以下のとおり。

 

A「auの代理店でスマホを購入した際、この機器をタダ同然で勧められたので、よくわからないまま申し込んだのだけれど、ほとんど使っていない。毎月使用料を支払っているが、そもそもこの機器は何に使うのか?」

私「う~む、よく理解しないのに使っているのですか?これはau系のポケットルータのWimaxですよ。正式契約をすると、使っていなくてもランニングコストとして毎月代金は支払わなければなりません。使わないならば、解約することをお勧めします。ちなみに、僕は自宅のWi-Fiとして利用していますけど」

A「ネットショッピングをしたことがないのだけど、どうすれば、Amazonや楽天で買い物することができるのか?」

私「え!Amazonを利用したことがないんですか!?(しばし絶句)・・・・まずはホームページで自分のアカウントを作って下さい。クレジットカードがあるならば、すぐに作れますよ」

A「自分でもパソコンやスマホなどに疎いのは承知しているが、どうすれば詳しくなることができるのか」 私「まずは初心者向けの薄い本などを買って、書かれていることを実際にトライしてみることです。そうやって少しずつ経験を積んでいくしかありません」

 

Aさんの相談内容は、かなり初歩的なもので、私自身もかなり驚かされた。Aさんは割りと年配の人で無理もない面もあるが、以下のとおり私と同世代や下の世代であってもITスキルが決して高くない人もちらほらと見かける。

 <Bさん>
ソニー製の10万ほどもする高価なスマホ(Xperia)を所有しているが、Pocket・Instapaper・Pushbulletといった便利アプリなどを活用せず、ほぼデフォルトのまま使用中。せっかくのハイスペックスマホの機能をフル活用していない。

 <Cさん>
iPhone8を保有しているが、電話とメールを使うぐらいで、SNSアプリはもちろんのことLINEすらもインストールしていない。私からしてみれば、宝の持ち腐れにしか見えないが・・・。 こういった人々には、「この人、大丈夫かな?なんかもったいないな~」という個人的な感想をおぼえるが、結局は当人の問題であって、他人である私がとやかく言うことではない。(Aさんのようにアドバイスを求められるならば、話は別)

 2.ITリテラシーと変化対応力
現在の日本では、パソコンやインターネットに関する基本知識がなければ、仕事で十分なパフォーマンスを発揮することできないし、私生活が不便となる可能性がある。この動きは今後ますます加速していくだろうし、このような「時代の変化」にうまく順応していくことが求められる。自動車の運転と同じで、その構造や仕組みそのものは完全に理解する必要はなく、「このツールはこのような場面でこのように役立てることができる」ということを知っておけば、十分だと思う。 

今後、中身の大小はあれど、現代人はITを使いこなすことがますます重要になってくるだろうし、「知っている/知らない」が大きな分かれ目になるだろう。「知らないこと」はチャンスや機会を逃したり、パフォーマンスが低下することになりかねない。従って、通常のビジネス知識や法律知識以外にもIT知識を継続的にインプットしていくつもりだ。 

デジタルデバイドとは何か―コンセンサス・コミュニティをめざして

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