企業法務担当者のビジネスキャリア術

東証一部上場企業に勤務する企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【社会・経済】投資する際に最も大切なことはタイミングを読むこと!?/現状における私の投資スタンスとは

1.産経新聞の経済欄記事より 我が家で購読している産経新聞では、経済欄に「投資相談」というコーナーが設けられている。これは匿名の相談者が保有する株式について紙上相談を行い、経済記者が回答するというもので、私もよく目を通している。去る9月3日付の内容は、東証一部上場の某独立系情報サービス会社に関するもので、相談内容は、「この会社の株式を11,200円で100株を購入したが、今後の見通しについて教えてほしい」というもの。それに対する回答は、「この会社は今月末をもって同業他社に吸収合併されるため、持続保有していても端株となってしまいます。従って、買値からほど遠い金額だが、売却処分した方が良いです」というものであった。 この記事を読んだ私も興味を持ったので、同社についていろいろ調べてみたところ、同社は、カリスマ的創業者が一代で築き上げた非財閥系IT企業であったが、証券会社出身の2代目がこれまでの経営方針を大きく転換させた模様。その結果、不動産投資や証券事業などの金融事業などの多角化に進出したことにより、2008年のリーマンショックによって巨額の損失を抱えこむことになり、再建不能にまで追い込まれて同業他社に吸収合併されることになったらしい。直近の株価と比較すると、この相談者は現在100万円近くの含み損を抱えているようだ。確かにこのような状況では、損切りしかないだろう。はっきり言ってこの相談者は気の毒としかいいようがない。 2.ささやかですが、私もリーマンショックの恐ろしさを痛感しました かくいう私も他人事ではない。私も一応、個人投資家としてネット証券を利用して、4~5年ほど前から、ささやかな規模ではあるが、個人投資を行っている。しかし、私を含めてこの時期に投資を始めた者は、2008年のリーマンショックによって多くの含み損を抱えていることであろう。例えば、私の場合、ぴあの株式は2006年頃に購入しているのだが、現状の資産価値は以下のとおりであり、リーマン前後のすさまじい値動きを実感させられた(多くの含み損を抱えているが、以前の記事で紹介したとおり、株主優待で年1回図書カードを送ってくるので、このサービスが続く限り、保有するつもり)。 20110905ぴあ株価
20110905ぴあ株価 posted by (C)Sabosan そういえば今思い出せば、笑い話としか言いようがない話であるが、当時は何やら官民あげて国民に対して投資ブームを煽っていたのは皆さんも記憶に新しいところではないだろうか。本屋では「投資を始めよう!」「投資はこんなに簡単」「リスクをとって個人資産を増やそう!」という類の書籍が山積みされていた(もちろん、今となってはそれらは跡形もない…)。それらは、結局のところ、それまで貯蓄資産に編重しがちであった国民の資産を投資に向かわせて、流動化するために国・経済界・証券会社などが一緒になって煽っていたのだが、その影響で投資を始めた方も多いはず。私もそのうちの一人なのだが、もちろん「自己責任」で行ったことであり、今更とやかくどうこう言うつもりはない。ただ、投資というのは、売り買いのタイミングが非常に重要である、ということとその見極め(タイミング)が非常に困難であるということを痛感させられた次第(リーマンショックによるあれほどの大暴落を誰が予想できたであろう?)。 現在の日経平均株価は、かろうじて9000円を上下している状況であり、デフレ、円高原発事故、少子高齢化に苦しむ現代日本の経済情勢を考慮すると、年内に1万円を上回るかどうかも非常に怪しいところで、今後も大幅な上昇は見込めそうにないだろう。 http://www.asahi.com/business/update/0902/TKY201109020162.html 3.それでは、自己資産をどのように守るか? リーマンショック以降の国内の経済情勢を達観すると、私は(特に外需に大きな強みを持つ)超大手企業などの一部の例外を除いて、これからは日本企業に投資してもリターンはあまり望めないのではないだろうかと考えている。従って、それ以降の私の投資スタンスは、外国の金融商品、特に新興国ETFを中心に購入している。…といってもこちらも世界同時不況のあおりを受けて、それほど資産価格が上昇しているわけではない。黒字ではあるもの、予想ほど価格が上昇していない。 とすると、国や会社をあてにできない我々はどのようにして資産を守っていくべきなのだろうか?さすがにその答えは私にもわからない。ただ、現状のデフレ型不景気を考慮すると、私は資産をリスク型商品へ投入することは控えめにして、安全性の高い貯蓄型にシフトを置くようにしている。言い換えれば、このような先が読めない世界経済情勢の下、積極的にリスクを取って「勝ち」を狙うよりも、いわゆる「負けないこと」に徹して資産の損失を防ぐ一方、貯蓄を確実に増やすことが大事ではないだろうか、と考えている。なぜなら、デフレ経済下においては物価が下がれば下がるほど、現金の価値が高まるのだから…。いつになるのかわからないが、デフレが回復し始めた状況において、改めてリスク型商品を購入するのもありかもしれない(もちろん、株価が底値状況である現在のうちに安値買いするというのも戦略の一つだろう)。 何はともあれ、生粋の企業法務担当者である私には、経済というものは本当に難しく、我が家の資産計画に頭を悩ませる今日この頃である。 ※自分の資産について真剣に考えたいのならば、以下の書籍が参考になる。ただ、同一の作者であり、内容的に一部重複している箇所が見られるため、参照するのはどちらか1冊でOKだと思う。
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