企業法務担当者のビジネスキャリア術

東証一部上場企業に勤務する企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【企業法務】新年度用の六法全書を購入する/六法全書を買い替えたのは果たして何年ぶり!?

仕事の都合上、会社の脇机には六法全書を常備しているが、相当古くなっていたので、そろそろ買い変えることにした。2021年用の六法全書が先日発売されたばかりで、ポケット六法(有斐閣)またはデイリー六法(三省堂)のいずれかで迷ったが、購入したのはこちら。 

ポケット六法 令和3年版

ポケット六法 令和3年版

  • 発売日: 2020/09/18
  • メディア: 単行本
 

以前友人から「企業法務担当者は、毎年六法全書を買い替えているのか?」という質問を受けたことがある。もちろん、毎年購入し直すべきだが、私の場合、それほど頻繁に買い替えていない。というのも、アナログ的な六法全書ではなく、政府が提供しているサイト「e-Gov」を利用すれば、様々な法律を検索できるし、個人的にはこれで十分だからだ。 

elaws.e-gov.go.jp

もっとも、かつて私も初めて企業法務の仕事に従事した頃は、似たようなイメージを抱いていた。しかし、ベテランともなると、六法全書を参照する頻度は少なくなる。仕事で頻繁に使う条文は頭の中に自然とインプットされるからだ。もっとも、さすがに改正民法への対応策を検討する場合は、専門書籍を何冊も買い込んで、読みこんだものだが・・・。 kigyouhoumu.hatenadiary.com

私にとって、六法全書を買い替えるという行為は、衣替えのように企業法務担当者が気分を一新するための「儀式」に近い。今年はやはり改正民法という一大イベントがあったことだし、その影響かもしれない。

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【プライベート】交通事故では相手方の保険会社の言いなりにならない/←それは身をもって実感しましたよ

先日はてなブックマークにランキングされていたのが、こちらの記事。
「加害者側の保険会社は被害者の味方ではない。」
「保険会社も営利企業なので、被害者に対する支払いはできる限り抑えたいのが本音。」
 
これには私もまったく同感。というのも、以前に紹介したとおり、昨年11月に私の妻が交通事故の被害者となり、私は妻の代理人として、5ケ月近く保険会社と折衝に追われたからだ。幸い妻は軽傷で済んで、身体的な障害も特に残らなかったのが不幸中の幸いだった。

kigyouhoumu.hatenadiary.com

ある程度予想していたが、加害者の保険会社は、最初からこちらの損害を低く見積もろうとしていた。そこで、弁護士特約を利用して、弁護士を通じて、人身傷害分については保険会社基準ではなく裁判所基準に基づく慰謝料を請求した。すると、拍子抜けするほどこちらの言い分があっさりと通る。

結果として、なりふり構わず当方の権利を強く主張したおかげで、保険会社とけんかするもの、なんとか勝利(?)することができた。こちらが保険業界の慣習に不慣れとはいえ、企業法務担当者である私が保険会社に言いくるめられてしまったら、さすがに冗談にもならない。

正直なところ、交通事故が起きた直後は途方にくれていたが、企業法務担当者の原点に戻って、落ち着いて問題点を整理し、オプション思考で選択肢を考えて、少しずつ実行に移す。不平不満ばかりを言っても現実は改善しない。現実を変えるには、ダメもとでもよいから行動を起こすしかない。これは普段の仕事にも通じると思う。今回の一連の出来事で改めて実感した。
 
その一方で、保険会社とのやり取りを行うという人生初の経験(加害者と被害者側の保険会社をそれぞれ訪問もした)を通じて、担当者の仕事ぶりもなんとなくわかったけど、他人が起こした交通事故について、加害者に代わって謝罪したり、様々なやりとりを仕事として毎日やるのは本当に大変そう。相当ストレスがたまりそうだし(今回のように私のようなユーザーも相手にしなければならない)、死者が出るような重大事故の場合はなおさらだろう。しかし、こちらも自分の権利を守るために相手の言いなりになるわけにもいかず、法的なロジックを組み立てて正攻法で戦うしかない。もともと相手の方がプロなので、ただでさえ不利なこちらとしては、必死にならざるを得ない。
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結局、この出来事で得た教訓は以下のとおり。
  • 加害者側の保険会社は、決して被害者側の味方ではない。
  • 従って、まずは自社に有利な条件で事件を和解に導こうとする。また、日々大量の交通事故を処理しているため、画一的かつスピーディな処理で済ませようとする。
  • しかし、被害者側も法的な理論武装と証拠をきちんと整えれば、それを覆すことは不可能ではない。
  • そのためには、弁護士特約を使ってノーコストで弁護士経由で交渉するのが手っ取り早い。(よほど大きな事故でない限り、加害者側の保険会社は弁護士をたてない)
まあ、今振り返れば、今回の一連の出来事は企業法務担当者である自分にとっても良い経験値になったと思う。 

 

【その他】停電に備えてソーラーバッテリーを準備しておく/災害大国ニッポンで生きていくために

8月中旬に最強クラスの台風10号が九州地方を南から北にかけて縦断し、大規模停電など甚大な被害を与えたことは記憶に新しい。関西地方への影響はそれほど大きくなかったが、2018年9月には大型の台風21号が襲来し、送電施設備に被害が発生し、自宅一帯が停電になったという出来事があり、決して他人事ではない。 

kigyouhoumu.hatenadiary.com

あの時は丸一日停電状態で、エアコンが使えなかったのが不便だった。とりあえず、USB扇風機を乾電池で動かしていたが、残暑も厳しく寝苦しい夜を過ごすことに・・・。あらためて電気のありがたみを感じさせられた出来事だった。その教訓として、アマゾンで購入したのが、ポータブル型蓄電池とソーラーパネル。 

今でも大型台風が襲来するたびに、事前に充電を行って、万が一の事態に備えるようにしている。幸い今のところ出番はないが、温暖化で大型台風の襲来頻度が高まっている現状では、いざというときの備えは必要だろう。ゲリラ豪雨や竜巻など最近の日本は異常気象が多いが、新型コロナウイルスと同じく、なんとか付き合っていくしかないのだろうか。

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【スマホ】「格安SIM+Android」を2年半使い続けた男の感想/コストパフォーマンスではiPhoneより優れているのは確か

先日、ネットでこのような記事を目にした。

president.jp

経済評論家の勝間和代氏は、かつてiPhoneユーザーだったが、現在はAndroidを愛用しているようだ。実は、私もiPhoneを利用していたが、2018年1月にAndroidに切り替えて、そのまま現在に至る。そのきっかけはAndroidユーザーであった妻の勧めによるもの。当時購入したのは、妻と同じASUSのZenfone3。価格は25,000円ぐらいだったと記憶している。 

kigyouhoumu.hatenadiary.com

当時の私がAndroidに抱いていたイメージは「安かろう。悪かろう。」だったが、いざ使ってみると、その使い勝手の良さに驚いたものだ。しかも、意外と普通に(?)稼働する。なによりiPhoneと違って、自分好みにカスタムできるというのが、かなりの魅力。例えば、ホーム画面をアレンジ(アイコンの外観や間隔を変更)したり、ホーム画面にふせんやカレンダーを表示することができる。残念ながらiPhoneにはそのような機能はない。 

kigyouhoumu.hatenadiary.com

Androidは、アプリも非常に多く、なかには怪しいのもあるのは事実だが、自分でチョイスすれば、iPhoneより優れているアプリは確かに存在する。

bunshun.jp

あと、スマホ本体の安さも魅力的だ。HUAWEI・OPPO・ASUSなどが発売しているミドルスペック機(おおむね2万円前後)を使用しても日常生活にはなんら問題がない。 

HUAWEI P30 Lite ピーコックブルー 【日本正規代理店品】

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  • 発売日: 2019/05/24
  • メディア: エレクトロニクス
 
OPPO A5 2020 ブルー 【日本正規代理店品】 CPH1943 BL

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  • 発売日: 2019/11/01
  • メディア: エレクトロニクス
 

しかも、これらをキャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)ではなく格安SIMで使用すれば、毎月の通信料も安く抑えることが可能。過去に私の知人(キャリアでiPhoneを使用中)から「先月の通信料金が20,000円だったよ」と聞いて、ドン引きした事があったが、我が家(家族4人)の毎月の通信料は7000~8000円ほどで済んでいる。このようにランニングコストの差は、決してばかにならない。 

もっとも、iPhoneやAndroidを問わず、スマホとは日常生活で快適に送るための道具(ツール)に過ぎない。そして、自分にとって必要な目的(通信・通話・記録・読書・音楽など)さえ、確実に実現できるならば、できる限り低コストで済むツールを選びたいところ。

私にとって、それがたまたま「Android+格安SIM」なのだが、他に代替手段がない限り、引き続きこれらを使い続けていくつもりだ。

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【ゲーム】和風オープンワールドゲーム「Ghost of Tsushima (ゴースト・オブ・ツシマ)」をプレイ中/完成度が非常に高い傑作

以前に、2019年にゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞した「SEKIRO」をクリアしたことについて触れたと思う。kigyouhoumu.hatenadiary.com

コロナ自粛がまだまだ続く中、現在プレイしているのはこちらの作品。

 


『Ghost of Tsushima』 未曽有の動乱、日本上陸。

本作は、鎌倉時代にモンゴル帝国が日本の九州北部に侵攻した元寇(文永の役・弘安の役)をテーマにしたオープンワールドのゲーム。史実では、台風の暴風雨によってモンゴル軍は大打撃を受けて撤退したといわれているが、本作では武士である境井仁を操作して対馬中を駆け巡り、一人でモンゴル軍に立ち向かわなければならない。

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とりあえず、10時間ほどプレイしてみたので、感想を簡単に紹介したい。

 

①絶妙の難易度(難しくなく、易しくもなく)
「SEKIRO」は非常に難易度が高く、死にゲーというだけあって、ボス戦では何十回もトライするが当たり前だった。しかし、本作は絶妙の難易度で、1~2回のトライで大半のイベントをクリアできる。また、ゲーム途中でも自由に難易度を変更できるのでお手軽。さらに、ミッションに失敗しても、その直前から再スタートできるので、サクサクとストーリーを進めることができる。 

②登場人物やストーリーに感情移入できる
「SEKIRO」は、それほど奥深いストーリーの描写は見られなかったが(というより、あえて曖昧な部分を残して、プレイヤーに想像させるスタイル)、本作では「対馬からモンゴル軍を撃退する」を主要目的としつつも、様々なサブストーリーが展開する。例えば、モンゴル軍に捕らわれた弟を助ける姉に協力する、一族を皆殺しにされた女武者の復讐に手助けするなど登場人物の様々な姿が描写されている。従って、プレイヤーも物語に感情移入しやすい。 

③風景が非常に美しい
舞台である対馬のマップは非常に広く、風光明媚な自然の風景が広がる。イチョウ並木で黄金のように輝いている寺、白いすすきの原、美しく光る海などバラエティ豊か。このあたりは実際の対馬とは違うのだろうけど、日本の原風景を凝縮したような感じで、馬に乗って走り回るだけでもなかなか楽しい。 

④ヘンな日本描写がない
外国人が中世日本に抱くイメージといえば、「ハラキリ」「ブシドー」など少し変わったものが多いが、本作では当時の日本人の風習や文化がごく自然に表現されており、違和感を抱くことはない。とても外国人が制作したとは思えないほど日本へのリスペクトが込められている。 

Ghost of Tsushima (ゴースト・オブ・ツシマ)は、ユーザーからの評判も高く、2020年のゲーム・オブ・ザ・イヤーの最有力候補という声も高い。ゲーム自体の売れ行きも好調らしい。なお、私はこのゲームをプレイするまで、対馬についてほとんど知らなかったが、いつか旅行などで訪れてみたいものだ。


好奇心の島々へ。【対馬】 4K full ver

Ghost of Tsushima (ゴースト・オブ・ツシマ)をプレイしたことをきっかけに元寇についてあらためて関心を抱いた私。これを機会に関連本を読んでみることにしたい。 

【PS4】Ghost of Tsushima (ゴースト オブ ツシマ)

【PS4】Ghost of Tsushima (ゴースト オブ ツシマ)

  • 発売日: 2020/07/17
  • メディア: Video Game
 

【契約書】契約相手の住所から連想するその土地の思い出/今振り返ると、あちらこちらに行ったものだ

少し前に私が制定に関与した某定型契約書を取引先に対して一斉に提示していたが、記名押印が完了した自社保管分が続々と返送されている。苦労して作成した契約書が数百~数千部印刷された上、北は北海道、南は沖縄までの全国の取引先に提示されて、戻ってくる姿には感慨深いものがある。企業法務担当者として達成感を感じる瞬間だ。
 
それと同時に、契約書末尾に表示された相手方の住所から過去に私が訪れた場所を連想することもある。 

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「この会社の本店は北海道札幌市か・・。そういえば、今の時期の北海道は涼しいだろうなあ」

「岩手県盛岡市か。そういえば昔、開運橋と盛岡城跡を訪れたな」 

 「静岡県掛川市か。掛川城の天守閣から新幹線が見えたっけ」

 「岐阜市か。駅から岐阜城まで歩いて行ったことがあったけど、かなり遠かった」 

 「滋賀県近江八幡市か。20代に司法書士事務所に勤務していた頃は、近江鉄道に乗ってあちらこちらの法務局や銀行を訪れたなあ」 

「岡山県津山市・・。家族旅行で津山城と機関庫を見て回ったな」 

 「四国の香川県か。瀬戸大橋を電車で渡ったのは面白い体験だった。ことでんに乗ったり、うどんを食べたっけ」 

 「高知県・・・。そういえば、昨年のGWに車で四国一周の家族旅行をしたなあ。今年はコロナでどこも行けないし、昨年に旅行しておいて良かった」

「福岡県北九州市の門司。昔、風師山の頂上から見下ろした関門海峡は最高の絶景だったなあ。」 

「熊本市か。昔、JR阿蘇駅の民宿で自転車をレンタルして3時間かけて阿蘇山まで登ったことがあったなあ。大変だったけれど、あれは貴重な体験だった」 

 「鹿児島市か。かなり暑かったけど、桜島まで行ったのは良い思い出」

 

・・・という感じで、ついつい回想モードになってしまう。ただ、新型コロナウイルスの影響でしばらくは旅行もできないだろうし、たまにはこうして過去の思い出を振り返るのも悪くない。

365日日本一周絶景の旅 新装版 (365日絶景シリーズ)

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  • 発売日: 2020/04/25
  • メディア: 大型本
 

【プライベート】新型コロナウイルスの影響で身近な店の閉店が相次ぐ/いよいよ不景気が本格化してきた?

先日、コロナ氷河期について触れたと思う。ここ最近になって、それを実感する出来事が続いているので、いくつかを取り上げたい。 

<その1>

先日、仕事帰りに駅前のケーキ屋に立ち寄った時の話。店内に入ると、ショーケースにおいて展示されているケーキの数が非常に少ないので、違和感をおぼえる。しかし、よく見ると店内に「8月31日をもちまして閉店します」というお知らせが。
 
これは言うまでもなく新型コロナウイルスによる経営不振が原因なのだろう。この店は4月の非常事態宣言が発令された際には休業していたが、その後は通常営業していたのに・・・。
 
<その2>
神戸市の三ノ宮の北側には古くから東急ハンズ 三宮店があり、私も学生時代に何度か訪れたことがある。 

しかし、今年の12月にこちらも閉店するという。もともとコロナ以前に訪れた際に人が少ないなあ、とは感じていたが・・・。
<その3>
5月に民事再生を申請していたレナウンが一部の事業を他社に譲渡した後、清算される見込みだという。
レナウンといえば、かつてファッション業界の名門ブランドとして一世を風靡していた。私が子供の頃は、テレビCMでレナウン娘がよく流れていたのが懐かしい。(今でもYouTubeで検索するとヒットする)

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そんなイケイケだった同社だが近年はユニクロなどのファストファッション勢に押されまくって業績は悪化。親会社である中国企業とのトラブルなども記憶に新しい中、新型コロナウイルスによって、文字どおりとどめをさされてしまった。70~80年代はファッション界のリーディングカンパニーだったが、盛者必衰・諸行無常というべきか、まさかこのような結末を迎えるとは・・・。
 
実は、私は学生時代にレナウンの子会社が取り仕切っていた展示販売会での短期アルバイトによく行っており、レナウンとは少しだけ縁がある。場所はインテックス大阪などが多く、昼食と交通費込みで日給9,000円と比較的悪くない条件だった。当然ながらその子会社も清算されるのだろう。
 
今回紹介した飲食・小売・アパレルの3つの破綻事例は、「周囲の環境変化に適応できないものは滅びるしかない」という厳しい競争原理が改めて浮きぼりになった。当然、この原理は会社や組織だけではなく、私たち個人にもあてはまる。しかし、個人ができることといえば、現在と将来の環境変化の動向に注意を払いつつ、時代の流れとニーズを見定めて、自己の能力開発を継続していくしかない(あとは腹をくくって運まかせ?)。 

kigyouhoumu.hatenadiary.com

先日のニュースでもGDPの大幅悪化が報道されたように、新型コロナウイルスによる景気悪化は、これからますます顕在化していくだろう。本来ならば、今頃の時期は東京オリンピック終了の余韻にひたっているはずなのに・・・。2020年は日本国民にとって本当にとんでもない厄年となってしまった。