企業法務担当者のビジネスキャリア術

東証一部上場企業に勤務する企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【アプリ】Googleから純正タスク管理アプリがついに登場/・・・ただし、その完成度は微妙!?

世の中にTO DOアプリは数多くあれど、これまでGoogleからは正式なものはリリースされていなかった。2013年に登場したGoogle Keepはリマインダー機能がついており、タスク管理に使えないことはないが、厳密にはメモアプリとされている。

 そんな中、先日、Googleから「Google ToDo リスト」が突如公表されたので、興味深々でインストールしてみた。  「あのGoogleが満を持してTO DOアプリを投入するのだから、相当の完成度では・・・?」とワクワクしながら、アプリを起動してみる。しかし、入力する箇所はタスクの名称・詳細・期限ぐらいで、非常にシンプルなTO DOアプリとなっている。iPhone時代からWunderlistを使用している私にしてみると、「う~ん、これはちょっと・・・」と正直物足りない・・・。

 

TO DOアプリ初心者には、入門用としては悪くないと思う。しかし、Wunderlistのように完成度が高いアプリを使い慣れている自分としては、わざわざ乗り換える必要性は感じなかった。 

 タスク管理アプリはiPhoneやAndroidを問わず数多く公開されているが、本当に優れたアプリはそれほど多くない。私にとって、ベストオブベスト的なアプリはWunderlistしか考えられないが、運営会社がマイクロソフトに買収されてから、サービスがいつ終了するか先が読めない状況が続いていた。一応、後継アプリ(Microsoft To-Do)も公表されているが、Wunderlistの足元に及ばない劣悪な仕様で、個人的には全く使う気にはなれない(おそらくWunderlistユーザの大半はそうだろう)。

そんな状況の中、これまで本格的なタスク管理アプリを投入してこなかったGoogleには、かなり期待していたのだけれど・・。しかし、私の期待はあっけなくしぼむことになり、引き続きWunderlistを使う日々が続きそうだ。

 

Google ToDo リスト
Google ToDo リスト
開発元:Google, Inc.
無料
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【契約書】2019年5月の新元号変更に伴う影響とは/企業法務担当者にとって地味だけど重要

先日、ふとテレビでニュースを見ていて気になったこと。

2019年5月1日に新天皇が即位するに合わせて、「平成」の元号も変更されることになっている。

 

ここで、職業がら気になったのが、定型契約書の日付への影響だ。契約書によっては、契約の有効期間や契約日を「平成●●年●●月●●日」と和暦で表示しているケースが少なくない。従って、和暦を採用している会社は、自社の定型契約書の日付を新元号に切り替えておく必要があるが、新元号の公表時期はまだ未定で、現時点では対処のしようがない。

もちろん、「契約書における日付の表記は和暦にしなければならない」というルールはどこにもなく、西暦表示でも問題ない。ただ、これまで企業法務担当者として、数多くの契約書に目を通してきた経験からすると、和暦で表示しているケースが多いような気がする。

ただ、今後のことを考慮すると、これを機会に年月日の表記を和暦から西暦に変更する方が望ましいかもしれない。そうすれば、来年はもちろん、今後元号が変更されても、契約書への影響を考慮する必要はない。

いずれにせよ、企業法務に従事している読者の方には、自社の定型契約書の現状を確認しておくことをお勧めしたい。

平成後を生きる日本人へ

平成後を生きる日本人へ

 

 

【Lifehack】「TO DONEリスト」を新しい習慣に取り入れる/その日にやったことを記録し、振り返る意味とは

以前から本ブログでは、タスク管理のための重要ツールとして、TO DOリストについて何度か触れている。例えば、私は、スマホアプリ「Wunderlist」やシステム手帳を利用して、仕事やプライベートのタスクを処理している。

 

 

当然ながらTO DOリストとは、未来に処理するタスクを可視化したツール。しかし、この春より新しく始めた習慣がある。

 

 

それが、TO DONEリストだ。これは、TO DOリストのように「未来にやること」ではなく「過去にやったこと」を記録するというもの。その目的は、自分が取り組んだことを可視化し、適宜振り返るため。そうすることで、意義のある一日を過ごしたという達成感を感じることができる。私の場合、日記アプリ「瞬間日記」を7年半利用しているが、通常の日記とは別に【やったこと】というタイトルでその日にやったことを記録している。(瞬間日記では、一日に複数のページを作成できる)そうすれば、日記と並行して過去を振り返ることができる。

 

 

例えば、これまでに記録した「やったこと」を紹介すると以下のとおり。

 

●日●日(※平日の場合)
・早起きして英語と会計を勉強した。
・契約書を●件チェックした。
・Xさんの法律相談にすばやく対応した。

 

 ●日●日(※休日の場合)
・子供の自転車の練習に付き合った。
・レンタルDVDで映画を一本観賞した。
・久しぶりにギターを演奏した。
・「信長の野望」をプレイして、伊達政宗で全国統一をした。 

 

これは、ある意味ライフログの一環だが、こうすることで、「やるべきことをきちんとやった」ということを実感することができる。もちろん、書きっぱなしではNGで、週末や月末などに定期的に再確認する。その地道な積み重ねが自分自身への自信にもつながると思う。

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【プライベート】実家の母が振り込め詐欺に遭遇する/幸い未遂に終わりました

このGWに実家に顔を出したところ、母から驚くべき内容の話を耳にした。なんと、先月に「振り込め詐欺」に遭ったのだという。しかし、母は機転をきかして犯人からの電話を途中で切ったので、幸い被害はゼロで終わった。母に詳しいやりとりを聞いたところ、以下のとおり。(便宜上、ここでは私の本名が「氷室京介」としておく) 

(実家の電話が鳴る)
母「はい、もしもし、氷室です」
犯人「あ、母さん?オレオレ。久しぶり」
母「うん、あんた京介かい?どうしたの急に」
犯人「そう、京介だよ。ちょっとお願いがあって電話したんだよ」
母「・・・。そういえば、京介にしては声色が違うわね?あんた本当に京介なの?」
犯人「うん、そうだよ。ちょっと風邪気味で・・・・」
母「うそ、おっしゃい!京介はそんな声じゃありません!ガチャン!」(と電話を切る)

振り込め詐欺は巷のニュースでもよく目にはするが、自分にはあまり関係のない出来事だと思っていた。しかし、未遂とはいえ、まさか自分の親が当事者になるとは思わなかった。

こればかりは「騙されないように注意する」しか対策しようがない。もっとも、根本的な解決策として、私のように固定電話を廃止して携帯電話のみにするという方法もあるが、年配者には抵抗があるかもしれない。 

ちなみに、母によると、母の友人も同様に振り込め詐欺の未遂にあったという。その人は、現金300万を持参して喫茶店で犯人と待ち合わせをしたが、なんとか途中で気づいて、現場から逃げ出したとか。

振り込め詐欺は、若者が判断能力が低下した高齢者を騙して財産を奪い取ろうとする、まさしく高齢化社会を象徴するような犯罪だ。根絶するのは難しいだろうし、こればかりは自力で自衛するしかないのだろうか。 

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【その他】はてなブログへの引っ越し完了/新天地で心機一転がんばります

 1.はてなブログに引っ越した理由

私は、2009年6月からSeesaaブログで「企業法務担当者のビジネスキャリア術」を運営していたが、2018年5月をもってはてなブログに引っ越すことにした。サイドバーのブログパーツはそのままなどこれまでのスタイルは大きく変わっていない。ちなみに、このタイミングでブログを引越ししたのはいろいろ理由がある。

 

①ブログカードが格好良い
はてなブログには、他リンクを貼る場合、ブログカードと呼ばれるオシャレなデザインが標準搭載されている。Seesaaにはこのような機能はなく、Googleクロームの拡張機能などで代替していたが、どうも使い勝手はイマイチで、不満がたまっていた。

②来年でブログ歴が丸10年を迎える
私は、「企業法務担当者のビジネスキャリア術」を始めたのが、2009年6月のこと。企業法務ネタからスマホ・書評・旅行・歴史など幅広く気がついたことを忘備録のような感じで書き連ねた結果、合計訪問者が50万人を突破。早いもので来年の5月で丸10年になるが、私自身もこんなに長く続けようとは夢にも思わなかった。しかし、10年の節目を前にここらで心機一転したいと思ったのも事実。

③広告が少ない
Seesaaを無料で使わせてもらって、贅沢な言い分だが、Seesaaはどちらかというと広告が多かった(特にスマホビューの場合)。はてなブログはPro版(有料)にすれば、広告を非表示設定することができる。私にとってブログは名刺代わりのマイブランドのような位置づけで、出来る限りシンプルなデザインを望んでいるため。


2.私にとってのブログとは

私は、ブログ・Twitter・Instagramなどを利用しているが、ブログがメインの情報発信手段であることには違いない。実は、私が9年前にブログを始めたのは、この書籍にブログのメリットが書かれていて、それに刺激を受けたから。

 

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その結果、「それじゃあ、自分もやってみよう」と思って現在に至る・・。(このように私がブログをはじめるきっかけとなった勝間和代氏の公式ブログも昨年はてなブログに移転しており、不思議な縁を感じるが)

ちなみに、私にとってブログを続けるメリットは、以下のとおりだ。

 ①インプットとアウトプットの練習として
企業法務担当者である私は、日々の仕事において様々な文書を読んだり、作成しているが、ブログの執筆はそれに通ずるものがあるような気がする。ネタの仕入→原稿の作成とブラッシュアップ→公開→コメントへの返答などの一連の流れは、インプット&アウトプットそのものであり、これを年単位で継続することは、ビジネスパーソンとしての「経験値」につながるような気がする。

②友人・知人への近況報告ツールとして
私は、一部の友人・知人に対して本ブログの存在を明らかにしているが、「Sabosanがどんな仕事をしているかイメージがつかめた」「こんな本読んでいるんだね~」「こんな考え方しているんやね。Sabosanの知らない一面を垣間見れたよ」というレスポンスを受けることがたびたびある。ブログとは、書き手の思考形態が明文化されたツールであり、ブログを30分ほど読めば、書き手がどのような人物なのかおおよそイメージがつかめるもの。このように相互理解に役立てるツールと思えば、ブログは有益な手段だと思う。ちなみに、私の妻も読者の一人であり、私が職場でどのような仕事をしているか説明の手間がはぶけて(?)、それなりに助かっている。 

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3.まとめ

思い返してみると、私もなんとなくその場のノリで始めたブログがまさか9年も続くとは夢にも思わなかった。しかし、コツコツと書いてみると、これがまあ意外と続くもの。かつて、ある友人から「ブログが趣味になっているねえ」とからかわれたが、まあ、そのとおりかもしれない。「書くこと」が日々の生活習慣の一部になってしまっている。

さて、今後のブログだが、Seesaaの時と同じく、

 

  • 更新は一週間に1~2回程度。
  • 企業法務ブログだが、それ以外の話題にも触れる(むしろ、そちらの方が多いかも)。
  • 個人や組織の悪口は書かない。

 

という方針を続けることにしたい。なお、もとのSeesaaの過去記事は、一応はてなへ移転済みだが、過去記事は時間を見つけてリライト作業を行っているため、目処がたてばSeesaaのブログを閉鎖する予定だ。  

はてなブログ Perfect GuideBook

はてなブログ Perfect GuideBook

 

 

【企業法務】経済産業省「国際競争力強化に向けた日本企業の法務機能の在り方研究会」から報告書が公表/法務部門は今後ますます重要視される?

私はFeedlyというアプリで官公庁(法務省、経済産業省、特許庁など)のHPを定期的にチェックしているが、去る4月18日に以下のような報告書が公表されているのを発見した。本報告書では、企業における法務部門の今後の課題とあるべき姿が提言されており、企業法務担当者にとって一読の価値はある内容。

 

www.meti.go.jp

 

この報告書によると、

 

・ビジネスのグローバル化、IT技術をはじめとするイノベーションの進展やレピュテーションリスクの増大等によって、企業のリーガルリスクはこれまで以上に複雑化・多様化している。

・こうした状況下において、外国企業との競争に勝っていくためには、経営にリーガルの視点が不可欠となっており、リーガルリスクの対応において法務部門が果たす役割が重要となる。

・内外において、ダイナミックなレギュレーションの議論・変化が進んでいる中では、ルールの捉え方や視点を変えることで新しい市場獲得につなげるなど、リーガルリスクを「チャンス」に変えていく戦略的な法務機能の実装が求められる。

  

とあり、以下の法務機能の強化がますます求められるだろう、と提言されている。

 

①企業のガーディアンとしての「守り」の機能 企業価値を守る観点から、法的リスク管理のために経営や他部門の意思決定に関与して、事業や業務執行の内容に変更を加え、場合によっては意思決定を中止・延期させるなどによって、会社の権利や財産、評判などを守る機能
②ビジネスのパートナーとしての「攻め」の機能 企業価値を最大化する観点から、法的支援を経営や他部門に提供することによっ て、会社の事業や業務執行を適正、円滑、戦略的かつ効率的に実施できるようにする機能

 

本報告書では「これからは経営環境の変化に伴って、企業における法務機能はますます重要性を増していく」とまとめられており、いわば経済産業省が法務部門の重要性や存在価値を認める内容となっている。実際のところ、現役企業法務担当者である私自身も法務案件が年々増加し、その内容も高度化&複雑化しつつあることを実感している日々。企業法務という仕事は、単純に契約書をチェックするだけ、と誤解している人は多いが(確かにそういう一面があるのは事実)、社内や社外とのコミュニケーションを通じた利害調整や未知の問題に対する創造性を生かした解決策の立案など非定型的・個別的な仕事もそれなりにあるため、昨今話題であるAIによって全ての仕事が奪われるという事態は考えにくいのでは・・・?とも思っている。

いずれにせよ、「企業法務担当者の社会的地位の向上に貢献する」という目的をもって本ブログを執筆している私にとって、今回の提言には諸手を挙げて歓迎したい。今回の提言によって企業における法務機能の重要性が再認識され、企業法務担当者として働く人々のモチベーションアップにつながることを切に願いたい。 

戦略参謀の仕事――プロフェッショナル人材になる79のアドバイス

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【漫画】「グラゼニ」森高夕次・アダチケイジ(講談社)/プロ野球にまつわるカネを描いた異色作品

最近、TUTAYAでレンタルしている漫画がある。たまたま喫茶店で休憩した際に「週刊モーニング」を読んでこの作品を知ったのがきかっけだが、この4月からスカパー!でアニメ放送が始まっているようだ。

 


アニメ「グラゼニ」 PV

  

主人公は、プロ野球チームの「神宮スパイダーズ」で中継ぎ投手を務める凡田夏之介(26歳 年収1800万)。華やかにみえるプロ野球であっても、活躍できる選手はほんの一握りで、成績が残せなければ、二軍落ちや契約解除という厳しい現実が待っている。たとえ、現役時代に年棒何千万のスター選手でも、ひとたび現役を引退すると年収100万代に陥るケースも少なくない。それを恐れる主人公は、引退後の生活に備えるべく、現役選手である間にできるだけ多くのカネを稼ぎ出そうと四苦八苦する・・・。

タイトルの「グラゼニ」とは、「グラウンドにはゼニが落ちている」からきたもので、一般的な野球漫画と違って、プロ野球選手のお金のリアルが描かれた異色漫画。この漫画が面白いところは、カネを真正面から取り上げていることだ。スポ根ものの野球漫画ならば、主人公がライバルと切磋琢磨しながら、挫折を克服しながら高みを目指していくというものだが、本作では、選手の年棒や引退後の現実などプロ野球の世界の厳しさがリアルに描かれており、野球のシーンそのものがメインではない。ここまでプロ野球選手のカネを真正面から描いた作品はなかったのではないだろうか。

また、「プロの厳しさ」を描いた映像作品としては、年末恒例のドキュメンタリー番組「壮絶人生ドキュメント 俺たちはプロ野球選手だった」などが有名で、華やかなプロの裏側を描いた姿にはなんとも言葉が出ない。 

 まあ、イチローのようなスーパープレーヤーを除いて、どんな優れたプロ野球選手であっても、活躍できるのは20~30代だろうし、いずれは引退せざるを得ない。そうなると、当然ながら年収は激減するわけだが、それでも本人の人生は続いていくわけで、主人公のように現役期間中にできるだけ多く稼いで、引退後の生活に備えておく必要がある。こうなると、まさしく「太く短く」の世界。一方、かくいう私も企業法務担当者のプロフェッショナル(のつもり)だが、そのモットーは「細く長く」。このように、私の価値観とは対照的な姿に興味を引き付けられるためか、「こんな世界もあるんだねえ」と興味深く読んでいる。 

グラゼニ(1) (モーニングコミックス)

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