企業法務担当者のビジネスキャリア術

東証一部上場企業に勤務する企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

企業法務

【企業法務】経済産業省「国際競争力強化に向けた日本企業の法務機能の在り方研究会」から報告書が公表/法務部門は今後ますます重要視される?

私はFeedlyというアプリで官公庁(法務省、経済産業省、特許庁など)のHPを定期的にチェックしているが、去る4月18日に以下のような報告書が公表されているのを発見した。本報告書では、企業における法務部門の今後の課題とあるべき姿が提言されており、企業…

【企業法務】自分にとって企業法務担当者の理想像とは/あくまで個人的な見解ですが・・・

1.ベテラン企業法務担当者の日常 早いもので、この4月で私が企業法務の仕事に従事してから十●年が経過する。新人の頃は右往左往&試行錯誤しながら必死に取り組んでいたわが身は、今となっては懐かしい。さすがに今となっては、契約審査(和文・英文)・…

【企業法務】企業法務担当者が自己紹介する際に便利な枕詞とは/ウソではありません

4月から5月にかけては「出会いの季節」ということもあり、仕事やプライベートを問わず様々な人と初対面で会って、自己紹介をする機会が多い。その際、「法務とはどのようなお仕事なのですか?」と聞かれることが多い。例えば、「営業」「人事」「経理」「…

【企業法務】民法改正案が国会で可決/企業法務担当者にとって重大イベントがいよいよ現実味を帯びる

数年前から国会で審議入りしていた民法改正案だが、この4月14日にようやく可決された。これで、改正民法(債権関係)が数年以内に施行されることがいよいよ現実味を帯びてきた。 これまで、私自身も過去に法務省のサイトや市販の解説本などを利用して、お…

【企業法務】事実関係を確認することの大切さ/初心忘れるべからず

企業法務担当者にとって社内クライアントから寄せられる法律相談に対応することは、日常的な仕事の一つだ。最近、こちらに関してちょっとした失敗をしてしまったので、自戒の意味をこめて記しておきたい。 まず、一連の経緯をまとめると以下のとおり。(ただ…

【企業法務】社内クライアントとの打ち合わせ時に留意するべきこと/打ち合わせは企業法務担当者にとっておろそかにできないプロセス

最近、社内クライアントとの打ち合わせを行う機会が多く、いろいろな部門に顔を出している。私が企業法務担当者になりたての頃は、自分なりに試行錯誤しながら打ち合わせを進めたものだが、それなりの経験を積んでくると、打ち合わせをスムーズに進めるため…

【企業法務】社内クライアントからの法務に無関係の相談を受ける/これも仕事の一つ?

企業法務担当者にとって、社内クライアントへの相談対応は非常に重要な仕事だ。この場合、いかにクライアントからポイントとなる情報を聞き出し、その問題点を正確に把握し、適切な対応策を立案して、クライアントにわかりやすく丁寧に伝えることが求められ…

【企業法務】忘年会での営業担当者とのやりとり/今年も早いものです

先日、会社の忘年会があり、自社の営業マン達と同じテーブルに座る機会があった。その営業マンたちは、私の社内クライアントであり、仕事での接点が多いため、お酒を飲みながらざっくばらんに話ができたのだが、以下のようなやりとりがあった。 A「以前から…

【企業法務】企業法務担当者がモチベーションを維持する方法/社内クライアントからの感謝の言葉が原動力?

企業法務担当者は、営業担当者の営業成績(定量情報)のように自らの成果が可視化されていないので、モチベーションの維持になかなか苦労する側面があるのは否めない。そんな中、社内クライアントから感謝の言葉を頂くと、こちらも良い刺激を受けるもの。 今…

【企業法務】企業法務担当者にとってのリピーターと新規クライント/リピーターを大事にしつつ、新規クライアントにも丁寧に接する

企業法務担当者の仕事というものは社内クライアントからの依頼を受けて正式案件として成立することが多い。そして、その社内クライアントは大きく分けて二つに分類することができる。それは、これまでに何度も私に仕事を依頼しており、気心もしれた「リピー…

【企業法務】クライアントから国際電話で法律相談を受ける/これもグローバル化のなせる業?

とある平日の昼休みのエピソード。私が職場の自席でiPhoneをいじっていると、社外から私宛に外線電話がかかってきた。「お昼休みに何事?」と思いながら、電話に出ると私の社内クライアントである営業担当者のAさんからであった。しかし、なにやら電話の声が…

【企業法務】相談内容を図解化して相互認識に役立てる/当事者・モノ・カネの流れをきちんと把握する

私は、社内クライアントから法律相談を受けた際に、必ず行うことがある。それは、当人から話を聞きながら、相談内容のポイント(5W2H)を手元の用紙に図解化するというもの。例えば、自社がA社に商品Xを100万円で販売し、その代金を受領している場合、以…

【企業法務】社内クライアントを説得する際に役立つ最強の殺し文句とは/社内クライアントに当事者意識をもってもらうために

企業法務担当者にとって、社内クライアントである営業担当者と打ち合わせすることは日常茶飯事である。Face to Faceでコミュニケーションをとる重要性については、本ブログでも何回も触れているし、私もそれを少なからず実践している。 企業法務担当者のビジ…

【企業法務】他部門との「風通しの良さ」が法務部門にとって大切かと/企業法務担当者と人間関係構築能力

1.とある光景 ある日、営業担当者Aさんに呼ばれて、別フロアにおいて法律相談を行ったときのエピソード。 20分ほどでAさんとの打ち合わせが終わり、そのフロアを辞去しようとしたところ、別の営業担当者Bさんがひょっこり私の方にやってきて、「Sabosa…

【企業法務】独占禁止法をより良く理解するために役立つツール/公正取引委員会「相談事例集」

企業法務担当者ならば、公正取引委員会のHPを訪れたことがある人も多いだろう。もちろん、私もそうだが、こういった官庁系サイトではなかなか有益な法務系資料が公開されていることも多い。 例えば、同サイトでは下請法に関する資料が公開されている。これら…

【企業法務】新卒採用において法務部門に配属されるための戦略とは/読者の方からの質問に対する私なりの回答です

先日、本ブログの読者と思われる方より以下のような質問を頂いた。 現在大学の法学部で勉強している者です。企業法務について調べていたところ、Sabosanさんのブログをみつけ夢中になって拝見させていただきました。質問なのですが、新卒で法務部に入る道は…

【企業法務】企業法務という仕事の楽しさとやりがいとは?/2013年最後の記事です

1.とある忘年会にて 先日、社内クライアントでもある営業部門の人たちと忘年会を行ったときに、その部門のマネージャーA氏と私との間で以下のようなやりとりがあった。 A「なんかSabosanって、いつも楽しそうに仕事しているよね。そういう雰囲気が漂って…

【企業法務】企業法務に従事して10年が経過して今思うこと/この仕事につく前に抱いていた「勘違い」を振り返ります

1.一冊の書籍より 先週末から自室の本棚を少しずつ整理をしている。いらない本は年末の粗大ゴミで処分するためだ。その作業の途中で本棚の奥から以下の書籍を発見した。 図解でわかる部門の仕事 新版 法務・知的財産部辛島 睦 阿部 一正 成毛 文之 日本能…

【企業法務】子会社の法務マネジメントについての一考察/あくまで個人的な見解ですが・・・。

先日、hitorihoumuさんの以下の記事を拝読してところ、刺激を受けたので、書ける範囲で子会社の法務マネジメントについて触れてみたい。 総務&法務担当の部屋/契約実務に関する自社の子会社に対するサポートのあり方について 1.子会社の法務マネジメント…

【企業法務】社内クライアントと打ち合わせを行う際には、率先して相手のフロアを訪問する/管理部門ビジネスパーソンであっても「待ち」ではなく「攻め」のスタイルで

先日、別フロアに所在する営業部門の某マネジャーと打ち合わせしたときのエピソード。 ある案件の打ち合わせの際に、雑談をしていた折に、某マネジャーいわく、「Sabosanの良いところは、社内で打ち合わせを行う場合、相談者のフロアまでわざわざ訪問すると…

【企業法務】社内クライアントとの打ち合わせをうまく行うための7つのコツ/企業法務担当者にとって社内クライアントとの打ち合わせは非常に重要なプロセスです

最近、契約書チェックや法律相談の関係で、社内クライアントからの数多くの相談を持ちかけられており、多くの打ち合わせをこなす日々が続いている。これは企業法務担当者であれば、それほど珍しい光景ではない。 企業法務担当者にとって、こうした社内クライ…

【企業法務】電話による契約交渉時の注意点/相手の表情が見えないだけにいろいろ気を使います

1.これも契約交渉の一つ 企業法務担当者の仕事の大部分を占める契約業務だが、相手方との契約条件について折り合いがつかない場合、企業法務担当者が相手方担当者と直接的に面談を行って契約交渉を行うことはよくあることだ。私も自社の企業法務担当者とし…

【法律】民法(債権法)中間試案のたたき台が公表される/いよいよ改正債権法の全貌が明らかに…。

先日ニュースにもなっていたので、読者の皆さんもご存知かとは思うが、法務省のサイトにおいて民法(債権法)中間試案のたたき台が公表された。 法務省:法制審議会民法(債権関係)部会第71回会議(平成25年2月26日開催) 意外に感じたことは、新聞…

【企業法務】司法書士と企業法務の関係性/両方の仕事を経験した私より一言

1.とある報告書を参照して 先日、インターネットでたまたま「司法書士による企業法務に関する実態調査の分析報告」という資料を発見した。これは、2003年頃に日本司法書士連合会より公表された出版物の一部のようである THINK 司法書士論叢 会報第101号|…

【法律】今振り返るとあれは独占禁止法の「不公正な取引方法」だった!?/私のアルバイト時代の経験より

1.コンプライアンス研修のテーマ コンプライアンス研修の題材として独占禁止法や下請法を取り上げるケースがあるが、そのような場合、 ①法律の概要 ②自社が留意するべき箇所 ③公正取引委員会の役割 ④実際に摘発された事例 などを受講者にわかりやすくまと…

【企業法務】人に感謝されることに仕事のやりがいを感じる/私にとっての企業法務とは

年末が近づきつつある中、期限が短い仕事が多数私のもとに舞い込みつつある。そうなると、手帳やOutlookなどのツールを利用して今抱えている仕事に優先順位をつけて、効率的に仕事をこなさなければならない。本当に忙しいときは、昼休みの時間まで仕事をして…

【法律】平成24年度特許電子図書館(IPDL)初心者向け講習会を受講/IPDL利用初心者にはなかなか良い勉強になりました

1.講習会受講の経緯 私は、10月27日(土)に大阪東梅田にあるPCカレッジ東梅田校において独立行政法人工業所有権情報・研修館が主催する「特許電子図書館(IPDL)初心者向け講習会」を受講してきた。仕事で時折IPDLを使用するのだが、イマイチ使い方がよ…

【法律】連帯保証人制度に関する一考察/オン・オフの立場に応じて考えが変わりますが…。

1.連帯保証に関する書籍 先日、図書館で以下の本を借りて、つい昨日読了したところ。 「 連帯保証人 」 ハンコ押したらすごかった、でもあきらめるのはまだ早い! (ワニブックスPLUS新書)吉田 猫次郎 ワニブックス 2011-12-08売り上げランキング : 202670A…

【企業法務】新人企業法務担当者に贈りたい7つの言葉/私から新人君へのアドバイスです

月日がたつのは本当に早いものでもう4月である。4月といえば新入社員の季節であり、企業の法務部門に配属された新人ビジネスパーソンもおられるかもしれない。そして、それがきっかけで本ブログにたどり着かれた人もいるだろう。そこで、今回は、新人企業…

【企業法務】企業法務担当者に求められる問題解決能力とは/日々の実務で実感しています。

企業法務担当者には、様々な能力が要求される。例えば、一定の法律知識、論理的思考力、コミュニケーション能力、情報収集力、交渉力、英語力、ITスキルなどである。 個人的には、その中で特に重要なものは、「問題解決能力」だと考える。企業法務担当者に…