
【書評】「倒産したらどうなる?どうする?」(宝島社)
私は職場への通勤に地下鉄を利用しているが、途中の駅のキオスクで目をひくタイトルだったのが、本書である。私は商社のリスクマネジメント部門に所属するため、仕事がら倒産によく接している。そのためか、思わず衝動買いをしてしまった。
1.目次
Part 1 自分の会社が倒産したら…
Part2 取引先の会社が倒産したら…
Part3 銀行・保険会社・病院・学校が倒産したら…
Part4 経営する会社が危なくなったら…
Part5 会社の再建を目指すなら…
2.感想
まさしく時代を反映した書籍だ。昨年は不動産業を中心に上場企業がバッタバッタと倒産していたが、今年に入って中堅規模のメーカーにも波及しつつある。さらに、銀行にリスケ(返済猶予)中の中小会社が秋以降になるとこれに耐えられず、倒産が増えるという噂もある。
このような100年に1度の不景気の中、倒産に関する知識はある程度備えていた方がよいだろう。本書は、自分の会社が倒産した場合、取引先が倒産した場合の心構えなどについてわかりやすく書かれている。薄く広く知識を身につけたい人にはお勧めの本だ。
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